コグノスケ


2019年 11月 4日

出勤日

本日は祝日ですが会社のカレンダーは出勤日です。有休を取る人も多いですが、特に休みたい気分でもなかったので出勤しました。電車がとても空いていましたね。

自動車業界のカレンダー

自動車業界は土日以外を出勤日(=祝日は休みではない)で、盆や正月を長めに休む会社が多いそうです。工場のカレンダーに引っ張られているのかな?

しかし、さすがに東京地域は祝日無しだと誰も働きに来なくなるだろう、とでも思ったか、東京地域ではカレンダーが調整されています。

  • 盆と正月の休みを廃止する
  • 廃止にした日数分、年始の祝日から割り付ける
  • 年間休日数はどちらのカレンダーも同じ

こんな感じでかなり強引な手段で調整されています。祝日数は年によって変わるため、祝日が多い年は途中で休日数が足りなくなることが容易に予想できると思います。

まさに今年がそうで、ゴールデンウィークに臨時の祝日(天皇即位の日)と、国民の休日(祝日で挟まれた日)が増えたため、休日数が足りなくなってしまったようです。

前提の違うカレンダーをすり合わせた苦労の跡と、無理が祟って破綻している悲しい様が同時に見え隠れしていますね……。

編集者: すずき(更新: 2019年 11月 7日 00:09)

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2019年 11月 5日

ニッケル水素電池と電池式モバイルバッテリー

目次: 電池 - まとめリンク

以前(2019年 10月 27日の日記参照)購入した、単三電池 4本を使うモバイルバッテリーをしばらく使ってみました。

使用する電池はアルカリ電池ではなく、ニッケル水素電池です。満充電のニッケル水素電池 4本を使います。充電対象は Kindle Fire です。

充電が止まったときの「モバイルバッテリー全体の電圧」「充電量」「各電池の電圧」を測りました。

全体電圧充電量 電池 1電池 2電池 3電池 4 備考
3.96V1397mAh 0.55V1.13V1.13V1.00V
4.51V1191mAh 1.13V1.13V0.89V1.12V Panasonic 2000mAh の電池
3.68V1346mAh 0.62V0.45V1.13V1.13V Panasonic 1900mAh の電池
4.59V1400mAh 1.14V1.13V1.10V1.10V エネループ 1900mAh
4.59V1368mAh 1.12V1.14V1.13V1.14V Panasonic 2000mAh の電池
4.51V1351mAh 1.12V1.17V1.18V1.17V Panasonic 1900mAh の電池

大体 1300mAh〜1400mAh くらい充電できるようです。電圧は結構変動するので何とも言えませんが、4.4V * 1400mAh = 6.16Wh くらいですかね。ニッケル水素電池は 1本 1.2V 1900mAh = 2.28Wh、4本で 9.12Wh なので、67.5%くらい活用できている計算でしょうか。前回は 1000mAh くらいで止まっていました、あれは運が悪かったのかな??

長い時間放置すると、1つの電池に負荷が偏って電圧が極端に下がる様子も見えます。二次電池はあまり深く放電させると電池を傷めるので、充電が止まったら、即停止させた方が電池には良さそうです。USB 電力計を持っていないと、充電が止まったかどうかわからないのが難点ですけども。

ちなみに電圧に関しては測定はあまり厳密ではありません。充電が止まって(=充電電流が 0.00A になった時点)から、すぐに停止した(4, 5番目辺り)ものもあれば、放置してしまった(3番目は 1晩忘れてた)こともあります。参考程度に見ていただけると嬉しいです。

編集者: すずき(更新: 2022年 11月 26日 19:34)

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2019年 11月 6日

Fn キーと Ctrl キー

家の Lenovo 製ノート PC(ThinkPad E480)のキーボードは、左端から「Fn, 左 Ctrl」という変な順で並んでいます。ThinkPad を使い続けていたせいか、この変な並びで打ち慣れてしまいました。

一方、会社の東芝製ノート PC は Ctrl, Fn という順に並んでいて、左 Ctrl のつもりで Fn を連打してしまい、イライラします。

デスクトップ用のキーボードも東芝と同じ並びで、打ち間違えそうに思いますが、なぜか打ち間違えません。この現象は自分でも謎でしたが、改めて Ctrl の打ち方を確認してみると、

Lenovo の場合(1枚目)
Ctrl の左端、Fn との境目近くを押している
デスクトップの場合(2枚目)
Ctrl の右端、Windows キーとの境目近くを押している

こんな感じで押していることがわかりました。写真で示すと、


Lenovo の場合


デスクトップの場合

X 座標的には Tab キーの右端辺りが近いです。つまりノートもデスクトップも関係なく、ほぼ同じ場所を押していた、というオチでした。

特にこの位置を意識して押しているつもりはありませんが、変な Lenovo キーボードと、標準キーボードの双方に鍛えられた結果なんですかね??

一方、東芝キーボードの場合、この位置は Fn の左端に相当します。なるほど、打ち間違える訳だよ。

メモ: 技術系の話は Facebook から転記しておくことにした。一部修正。

編集者: すずき(更新: 2019年 11月 7日 22:57)

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2019年 11月 7日

独自の apt サーバー - その 6 - ソースコードパッケージの配布

目次: apt - まとめリンク

今までの設定によって、独自の apt サーバーからバイナリパッケージを配布することができるようになりました。実は apt にはもう 1つ大事な機能があります。ソースコードパッケージの配布です。

ご存知かもしれませんが apt-get source hogehoge と実行するだけで、パッケージのソースコードを取得できてしまう、便利な機能です。今回はこの機能を使えるように apt サーバーを設定します。

テスト用のパッケージ準備

前回は Docker の *.deb をコピーして流用しましたが、Docker はソースコードパッケージを公開していないので、別の手法を取りましょう

Debian には Hello World を表示するプログラムがあります。パッケージ名は何の捻りも無い hello です。まずは hello パッケージのソースコードを取得します。

hello パッケージのソースコードを取得
$ apt-get source hello

Reading package lists... Done
Need to get 733 kB of source archives.
Get:1 http://ftp.jp.debian.org/debian testing/main hello 2.10-2 (dsc) [1335 B]
Get:2 http://ftp.jp.debian.org/debian testing/main hello 2.10-2 (tar) [726 kB]
Get:3 http://ftp.jp.debian.org/debian testing/main hello 2.10-2 (diff) [6132 B]
Fetched 733 kB in 1s (1155 kB/s)
dpkg-source: info: extracting hello in hello-2.10
dpkg-source: info: unpacking hello_2.10.orig.tar.gz
dpkg-source: info: unpacking hello_2.10-2.debian.tar.xz


$ ls

hello-2.10                  hello_2.10-2.dsc
hello_2.10-2.debian.tar.xz  hello_2.10.orig.tar.gz

取得したソースコードから Debian パッケージを作成します。hello に限りませんが apt-get source で取得したソースコードは、Debian パッケージ作成のための様々な設定が既に済んだソースコードですので、単に debuild を実行するだけでパッケージが作成できます。簡単ですね。

hello パッケージを作成
$ cd hello-2.10

$ debuild -uc -us

...

$ cd ../

$ ls

hello-2.10                     hello_2.10-2_amd64.buildinfo
hello-dbgsym_2.10-2_amd64.deb  hello_2.10-2_amd64.changes
hello_2.10-2.debian.tar.xz     hello_2.10-2_amd64.deb
hello_2.10-2.dsc               hello_2.10.orig.tar.gz
hello_2.10-2_amd64.build

作成されたファイルのうち、*.deb がバイナリインストール用のパッケージ、*.dsc と *.tar.* つまり tarball がソースコードインストール用のパッケージです。ソースコードを apt サーバーから配布する場合は *.dsc と tarball の両方が必要です。

パッケージの配置、設定ファイルの作成

下記のように stable にはバイナリパッケージのみを配置し、testing にはバイナリパッケージと、ソースコードパッケージの双方を配置します。

理由は、あとで apt-get source するときに比べやすいからです。期待する結果は stable を使うと失敗し(ソースコードパッケージが見つからない)、testing を使うと成功することです。

HTML サーバーのルートディレクトリ、ディレクトリ構成
$ tree linux

linux
|-- conf
|   |-- apt_generate_debian_buster.conf
|   `-- apt_release_debian_buster.conf
`-- debian
    `-- dists
        `-- buster
            |-- pool
            |   |-- stable
            |   |   |-- amd64
            |   |   |   |-- hello-dbgsym_2.10-2_amd64.deb
            |   |   |   `-- hello_2.10-2_amd64.deb
            |   |   `-- source
            |   `-- testing
            |       |-- amd64
            |       |   |-- hello-dbgsym_2.10-2_amd64.deb
            |       |   `-- hello_2.10-2_amd64.deb
            |       `-- source
            |           |-- hello_2.10-2.debian.tar.xz
            |           |-- hello_2.10-2.dsc
            |           `-- hello_2.10.orig.tar.gz
            |-- stable
            |   |-- binary-amd64
            |   `-- source
            `-- testing
                |-- binary-amd64
                `-- source

17 directories, 9 files


#### 参考: ディレクトリ構造を作って、下記のように配置するイメージです。

$ cp *.deb linux/debian/dists/buster/pool/stable/amd64/

$ cp *.deb linux/debian/dists/buster/pool/testing/amd64/
$ cp *.tar.* *.dsc linux/debian/dists/buster/pool/testing/source/

設定ファイル apt_generate_debian_buster.conf は前回(2019年 8月 29日の日記参照、シリーズその 5)とほぼ同じであるものの、2つだけ変更が必要です。

1点目は TreeDefault::SrcDirectory の設定です。ソースコードパッケージ *.dsc や tarball が入っているディレクトリを指定します。

2点目は Tree の Architectures に source というアーキテクチャを加えることです。source は特殊なアーキテクチャ名で、ソースコードパッケージが存在することを意味します。

apt_generate_debian_buster.conf

Dir::ArchiveDir ".";
Dir::CacheDir   "dists/buster";
Default::Packages::Compress   ". gzip bzip2";
Default::Packages::Extensions ".deb";
Default::Sources::Compress    ". gzip bzip2";
Default::Contents::Compress   ". gzip bzip2";
Default::FileMode             0644;
TreeDefault::Directory        "dists/buster/pool/$(SECTION)/$(ARCH)";
TreeDefault::SrcDirectory     "dists/buster/pool/$(SECTION)/$(ARCH)";
TreeDefault::Packages         "dists/buster/$(SECTION)/binary-$(ARCH)/Packages";

Tree "dists/buster" {
    Sections "stable testing";
    Architectures "amd64 source";
};

もう一つの設定ファイル apt_release_debian_buster.conf は、その 2(2019年 8月 11日の日記参照)で紹介した内容から、変更不要です。一応、再掲しておきます。

apt_release_debian_buster.conf

APT::FTPArchive::Release {
    Architectures "amd64";
    Components "stable";
    Label "Test Label";
    Origin "Test";
    Suite "buster";
};

パッケージ管理情報を更新して署名を付けるまでの操作イメージは、前回(2019年 8月 29日の日記参照、シリーズその 5)と似ていますが、ちょっと違うので下記に全て載せます。

apt-ftparchive を実行、Release ファイルに署名

export TARGET=debian
export DIST=buster
export ARCH=amd64

for SECT in stable testing
do
    mkdir -p /var/www/linux/${TARGET}/dists/${DIST}/${SECT}/binary-${ARCH}
    mkdir -p /var/www/linux/${TARGET}/dists/${DIST}/${SECT}/source
    mkdir -p /var/www/linux/${TARGET}/dists/${DIST}/pool/${SECT}/${ARCH}
    mkdir -p /var/www/linux/${TARGET}/dists/${DIST}/pool/${SECT}/source
done


### *.deb ファイルをコピーする(モジュールによってコピー元は違うと思うので、これは一例)
### cp *.deb /var/www/linux/${TARGET}/dists/${DIST}/pool/${SECT}/${ARCH}

### *.dsc, tarbell をコピーする(モジュールによってコピー元は違うと思うので、これは一例)
### cp *.dsc   /var/www/linux/${TARGET}/dists/${DIST}/pool/${SECT}/source
### cp *.tar.* /var/www/linux/${TARGET}/dists/${DIST}/pool/${SECT}/source


### Packages, Contents, Sources ファイルを作る
### linux/debian の下で apt-ftparchive を実行しないと *.deb が見つからないといわれる

cd /var/www/linux/${TARGET}
find . -name "Contents-*" -or -name "Contents-*.*" | xargs rm -f
find . -name "Packages" -or -name "Packages.*" -or -name "packages-*.db" | xargs rm -f
find . -name "Sources" -or -name "Sources.*" -or -name "sources-*.db" | xargs rm -f
find . -name Release -or -name Release.gpg -or -name InRelease | xargs rm -f
apt-ftparchive generate ../conf/apt_generate_${TARGET}_${DIST}.conf


### Release ファイルを作る
### linux/debian/dists/buster の下で apt-ftparchive を実行しないと、
### 後ほど apt-get を実行した際にパッケージが見つからないといわれる

cd /var/www/linux/${TARGET}/dists/${DIST}
apt-ftparchive release -c=../../../conf/apt_release_${TARGET}_${DIST}.conf . > Release


### Release ファイルに署名する

echo -n "abcd1234" | gpg --batch --passphrase-fd 0 --pinentry-mode loopback --clearsign -o InRelease Release
echo -n "abcd1234" | gpg --batch --passphrase-fd 0 --pinentry-mode loopback -abs -o Release.gpg Release
chmod 644 Release InRelease Release.gpg

GnuPG の鍵ファイルの作成と、apt への登録方法については、その 3(2019年 8月 12日の日記参照)をご参照ください。

動作確認

用意した hello のパッケージと、設定ファイルを使って apt-ftparchive を実行すると、下記のようにリポジトリ情報が生成されるはずです。

テストに使うディレクトリ構造
$ tree linux

linux
|-- conf
|   |-- apt_generate_debian_buster.conf
|   `-- apt_release_debian_buster.conf
`-- debian
    `-- dists
        `-- buster
            |-- InRelease
            |-- Release
            |-- Release.gpg
            |-- packages-amd64.db
            |-- pool
            |   |-- stable
            |   |   |-- amd64
            |   |   |   |-- hello-dbgsym_2.10-2_amd64.deb
            |   |   |   `-- hello_2.10-2_amd64.deb
            |   |   `-- source
            |   `-- testing
            |       |-- amd64
            |       |   |-- hello-dbgsym_2.10-2_amd64.deb
            |       |   `-- hello_2.10-2_amd64.deb
            |       `-- source
            |           |-- hello_2.10-2.debian.tar.xz
            |           |-- hello_2.10-2.dsc
            |           `-- hello_2.10.orig.tar.gz
            |-- sources-stable.db
            |-- sources-testing.db
            |-- stable
            |   |-- Contents-amd64
            |   |-- Contents-amd64.bz2
            |   |-- Contents-amd64.gz
            |   |-- binary-amd64
            |   |   |-- Packages
            |   |   |-- Packages.bz2
            |   |   `-- Packages.gz
            |   `-- source
            |       |-- Sources
            |       |-- Sources.bz2
            |       `-- Sources.gz
            `-- testing
                |-- Contents-amd64
                |-- Contents-amd64.bz2
                |-- Contents-amd64.gz
                |-- binary-amd64
                |   |-- Packages
                |   |-- Packages.bz2
                |   `-- Packages.gz
                `-- source
                    |-- Sources
                    |-- Sources.bz2
                    `-- Sources.gz

17 directories, 33 files

各セクションの下に Contents と Packages が生成され、さらに Sources も作成されていることが分かります。ファイルが生成できたら /etc/apt/sources.list にこのサーバーを指定して、apt-get update を実行します。

/etc/apt/sources.list に独自 apt サーバーを追加

deb [arch=amd64] http://192.168.1.1/linux/debian/ buster stable
deb-src http://192.168.1.1/linux/debian/ buster stable
  -> バイナリ(apt-get install hello)はインストールでき、
     ソースコード(apt-get source hello)はインストールできないはず

deb [arch=amd64] http://192.168.1.1/linux/debian/ buster testing
deb-src http://192.168.1.1/linux/debian/ buster testing
  -> バイナリもソースコードもインストールできるはず

うまくいっていれば、セクションを stable と testing で切り替えたときに、apt-get source の成功可否が変わるはずです。

編集者: すずき(更新: 2021年 8月 5日 12:13)

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2019年 11月 9日

teamLab TOKYO

豊洲の teamLab Planets TOKYO に行きました。事前予約必要、1人 3,200円、全部見るのに 1時間くらいです。もっとゆっくり見ることもできます。空いていれば当日予約でも何とかなります。


teamLab Planets TOKYO 外観

ユーザーがスマホのアプリを使って光らせることができる作品、


The Infinite Crystal Universe

水の中に入る作品、


人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity

などなど、全て体験型の作品で、大人も子供も楽しめると思います。

写真をもっと撮りたかったのですが、全体的に暗く、スマホで写真を撮るのは難しいですね……。

仮想通貨奉納祭

仮想通貨奉納祭(サイトへのリンク)に行きました。


川島商店街

場所は、中野区の川島商店街です。今までは普通に地元のお祭りをやっていたようです。今年はデジタルハリウッド大学院がコラボして奇祭となりました。


お神輿

地元の人との温度差とか、デジハリの人たちだけ浮いてしまい、おかしな雰囲気になるのでは……、と勝手に心配していましたが、実際見てみると、地元の人たち(たぶん)も楽しそうでした。特に未来を担うお子様たちにウケていたのは素敵です。

日本のお祭りの寛容さはすごいですね。今年限りなのかな?来年もやるんですかね?

編集者: すずき(更新: 2019年 11月 23日 22:20)

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2019年 11月 26日

ROCKPro64 とオーディオ DAC - その 1 - I2C スレーブアドレスの謎

目次: ROCK64/ROCKPro64 - まとめリンク

昔 LKML に投稿した ROCKPro64 用のパッチが「動かない」という報告メールを貰いました。

設定ミスかと思ったのですが、メールのやり取りをするうちに、どうも Audio DAC の I2C Slave アドレスが私のボードと違っていて動かないことがわかりました。

もう一つ判明したことがあって、ROCKPro64 のボードは複数バージョン(V2.0 と V2.1)あり、メールをくれた人は V2.0、私のボードは V2.1 を使っていることもわかりました。

  • 報告してくれた人のボード(V2.0): スレーブアドレス 0x10
  • 私のボード(V2.1): スレーブアドレス 0x11

V2 と V2.1 の回路図を見ましたが、Audio DAC 周りの回路は全く同じで、スレーブアドレスも 0x10 が正しそうです。

私のボードは壊れているのだろうか…?と思っていたところ、他の V2.1 所有者から「俺のボードもアドレス 0x11 だよ」と連絡がありました。てことはですね、

  • V2 と V2.1 には回路差分がある
  • V2.1 の回路図は間違っている
  • 回路差分が Audio DAC の I2C Slave アドレスに影響する

シルクも書いてないボードで、こんな差分わからないよ。勘弁してくれ〜。

メモ: 技術系の話は Facebook から転記しておくことにした。

編集者: すずき(更新: 2020年 10月 30日 00:55)

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2019年 11月 27日

ROCKPro64 とオーディオ DAC - その 2 - V2.0 ボードと V2.1 ボード

目次: ROCK64/ROCKPro64 - まとめリンク

ROCKPro64 のボードにシルクは一切ありませんので、回路図の抵抗やコンデンサの番号から、回路を辿ることはできません。小さいボードなので仕方ないとはいえ、今回のような症状が出て、ボードの配線を調べたいときは困ります……。

辿れないなりにも、実装されているチップ表面を見れば ES8316 の位置はわかりますし、公開されている ES8316 の仕様書を見れば端子の並びもわかります。

ROCKPro64 の回路図を見る限り ES8316 の I2C Slave アドレスを決める CE 端子には、R225 と R226 という抵抗が関係します。これらの抵抗はそれぞれ、

  • R225: 1.8V 電源に繋がり DNP つまり未実装
  • R226: 接地していて 0Ω

このようになっていて CE 端子は L になっているのが正解のように思えるのですが、実際に ROCKPro64 の ES8316 の CE 端子付近の抵抗(隣が未実装なので、おそらく R226 だと思われる)をテスターで測ると、

  • R225 と思われる部品: 未実装
  • R226 と思われる部品: なぜか 10kΩ で、電源を入れると 1.8V が掛かる

かなり謎の結果になります。測り間違っている可能性も大いにありますが、抵抗値まで違うのは何故だろう?うーん??

メモ: 技術系の話は Facebook から転記しておくことにした。

編集者: すずき(更新: 2020年 10月 30日 00:55)

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2019年 11月 28日

ROCKPro64 とオーディオ DAC - その 3 - Linux のパッチ

目次: ROCK64/ROCKPro64 - まとめリンク

今まで見てきた結果から ROCKPro64 の V2.0 と V2.1 では、回路に何らかの差分がある可能性は高そうです。

ボードに部品番号のシルクがないため、回路のどこに原因があり、ES8316 の I2C スレーブアドレスが食い違うのか?正確な原因は追えません。しかし差がある以上、V2.0 用と V2.1 用にデバイスツリーを分けるしかないでしょう。

分け方が良くわからなかったのですが、とりあえず分けて Linux のパッチを作って送っておきました。

編集者: すずき(更新: 2020年 10月 30日 00:55)

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