目次: ベンチマーク
前回はループ、再帰なし、1000バイト以下で100万回のHello, World!を実施する問題に対し、バイナリサイズを104バイトまで削るためのアイデアと実装方法をご紹介しました。
100万回のHello, World!プログラムの方は所定の範囲に収まって動作しているので、特に変えなくて良いです。気になるとすれば、プログラムの終了ステータスがエラー(今は60)になっている程度です。原因はexitシステムコールに渡す引数が0ではないからで、syscall命令を呼ぶ前にrdiを0にすれば直ります。まあ、できたら良いな程度で動作には関係ありません。
Linuxのシステムコール呼び出し規約は下記のようになっています。
syscall num | return | arg1 | arg2 | arg3 | arg4 | arg5 | arg6 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
rax | rax | rdi | rsi | rdx | r10 | r8 | r9 |
バイナリファイルのサイズをこれ以上短くしようとするなら、ELFヘッダとプログラムヘッダをさらに重ねる必要があります。ELFヘッダとプログラムヘッダを完全に重ねると64バイト(2020年7月5日の日記参照)になりますが、プログラムはSegmentation Faultになってしまって動作しませんから、動作可能な重ね方を探す必要があります。
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