パナソニック“脱家電”路線の衝撃度 松下翁の「水道哲学」は消えるのか
えー。脱家電じゃなくて、脱黒物家電でしょう。
赤字5兄弟が「テレビ、半導体、携帯、回路、光ピック」ならば、携帯以外は全部テレビ関連じゃないですか。脱テレビといっても過言じゃないです。
メモ: 技術系?の話はFacebookから転記しておくことにした。
ScalaにてBooleanのリストをビット列に見立てて、任意のビット数を上位ビット〜下位ビットにOR演算し、Intのリストとして返すという処理をやりたいのです。
ビット列 (0, 1, 0, 0, 1, 1, 0, 0, 0) に対して、(1ビット取る, 3ビット取る, 5ビット取る) という処理を行って、結果として (0, 4, 24) が返る、そんなイメージです。
いきなり作るとコケたときショックがデカいので、まずは単純化して必ず8ビットずつ取る処理で考えてみます。入力、出力は下記の通りです。
(入力)
List(
true, false, false, true, true, false, true, false,
true, true, true, false, true, false, true, true
)
(出力)
List(154, 235)
やりたいことはシンプルなのですが、あまりスマートな書き方が思いつきません。
まず思いついたのがforeachです。
val a = List(
true, false, false, true, true, false, true, false,
true, true, true, false, true, false, true, true
)
var acc = 0
var p = 0
var b: List[Int] = List()
a.foreach { it =>
acc <<= 1
if (it) acc |= 1
p += 1
if (p >= 8) {
b = b :+ acc
acc = 0
p = 0
}
}
println(b)
動くには動きますが、8ビット読むごとにリストのコピー処理が走るという、富豪プログラミングの限界に挑戦しているようなプログラムです。
次に思い浮かぶのはmap関数ですが、基本的にforeachと変わらないように思います。変換前と変換後が1:1対応するなら簡単に書けますが、n:1対応させると一時変数の隠蔽が必要になり面倒です。
object BooleanToByte {
def apply(): (Boolean => Option[Int]) = {
val o = new BooleanToByte()
o.mapper
}
}
class BooleanToByte() {
private var v = 0
private var p = 0
def mapper(b: Boolean): Option[Int] = {
v <<= 1
if (b) v |= 1
p += 1
if (p >= 8) {
val result = Some(v)
v = 0
p = 0
result
} else {
None
}
}
}
val a = List(
true, false, false, true, true, false, true, false,
true, true, true, false, true, false, true, true
)
val b = a.map(BooleanToByte()).flatten
println(b)
ひとまず見た目をa.map(f) の形に近づけるためだけに頑張りました。コードがダサいというか、Scala初心者感が丸出しというか。もっとスマートに書けるはずですが、今の私のレベルではなんとも…。
ちなみに最後のflattenはSomeオブジェクトを展開して中身の値を取り出すために使っています。ついでにNoneも消してくれるナイスな奴です。
最後にリストの要素を列挙するもう一つの手段、イテレータが思いつきました。foreachと異なりn:1対応に融通が利きます。いや…融通が利くというより、自由に記述できてしまうが故にn:1だろうとn:mだろうと、もはや何でもアリと言った方が正しいですね。
val a = List(
true, false, false, true, true, false, true, false,
true, true, true, false, true, false, true, true
)
val it = a.iterator
var b: List[Int] = List()
while (it.hasNext) {
var acc = 0
var p = 0
while (p < 8) {
acc <<= 1
if (it.next()) acc |= 1
p += 1
}
b = b :+ acc
}
println(b)
先ほどのforeachやmapのような、無理やり頑張った感はなくなったように思いますが、今度は変換元に8未満の要素数が残っているとき、例外がスローされてしまうという欠点もあります。
これがforeachを差し置いてベストか?と言われると、何とも言い難い、難しいですね。
目次: 自宅サーバー
日記にコメントが書けない状態になっていましたが、復旧させました。原因はコメント投稿内容の確認を行う際に、一時的にコメントの下書きを保存するファイルが多数のスパムにより肥大化したこと、のようです。
肝心の下書き保存ファイルが肥大化するとなぜコメントが書き込めなくなるのか?を解析しないうちに直してしまったため、真因まで追えていません。真因が不明なままなので再発の可能性は残りますが、おそらくかなり先のことでしょう。たぶん…。
「ポケモンバンク」配信を一時停止 アクセス殺到による接続障害緩和のため
クリスマス × ポケモン = 鯖落ち。
ポケモンは恐しい子!
メモ: 技術系?の話はFacebookから転記しておくことにした。
Gitで相手に変更を取り込んでもらいたいとき、git format-patchで作成したパッチをメールなどで送って、相手にgit amで取り込んでもらう、という方法をよく使っています。
変なコミットメッセージを書いてしまってgit format-patchとgit amで思わぬ罠にハマったので紹介しておきます。
自分から別の人にパッチを送る時の流れを紹介します。まず自分側のリポジトリにて、
パッチを送られた相手は、
とします。
変なコミットメッセージを付けたときのformat-patch, amの動きを見ます。自分のリポジトリはgit_test1にあり、パッチを受け取った相手のリポジトリはgit_test2 にあるものとします。
初めにgit initで自分のリポジトリ(git_test1)を作り、まずは普通のコミットメッセージを付けてコミットします。
$ git --version git version 1.7.10.4
$ mkdir git_test1 $ cd git_test1 $ git init Initialized empty Git repository in /home/katsuhiro/git_test1/.git/ $ touch a $ git add a $ git commit (...略...)
$ touch file1 $ git add file1 $ git commit ---------------------------------------------------------------------- Add: Normal commit Normal commit message. # Please enter the commit message for your changes. Lines starting # with '#' will be ignored, and an empty message aborts the commit. # On branch master # Changes to be committed: # (use "git reset HEAD <file>..." to unstage) # # new file: file1 # ---------------------------------------------------------------------- ".git/COMMIT_EDITMSG" [変換済] 12L, 297C書込み [master 9ec38a3] Add: Normal commit 0 files changed create mode 100644 file1
次に変なコミットメッセージを付けてコミットします。
$ touch file2 $ git add file2 $ git commit ---------------------------------------------------------------------- Add: Abnormal commit Abnormal commit message. From 0000000000000000000000000000000000000000 Mon Jun 1 00:00:00 2000 # Please enter the commit message for your changes. Lines starting # with '#' will be ignored, and an empty message aborts the commit. # On branch master # Changes to be committed: # (use "git reset HEAD <file>..." to unstage) # # new file: file2 # ---------------------------------------------------------------------- ".git/COMMIT_EDITMSG" [変換済] 14L, 372C書込み [master c4e8588] Add: Abnormal commit 0 files changed create mode 100644 file2
コミットメッセージ中にある、
「From 000000(=SHA1-IDっぽいもの) Mon Jun 1 00:00:00 2000(=日付)」
という行が「変な部分」ですが、コミットの時点では特に何も起きません。
どのコミットのパッチを作れば良いか確かめるため、git logでコミットログを確認します。
$ git log commit c4e85884f643c0e8b107ad0f3e3b0c9fa917409b Author: Katsuhiro Suzuki <katsuhiro@katsuster.net> Date: Sat Jan 11 12:24:17 2014 +0900 Add: Abnormal commit Abnormal commit message. From 0000000000000000000000000000000000000000 Mon Jun 1 00:00:00 2000 commit 9ec38a315e964241f69897728b11f2451eafd700 Author: Katsuhiro Suzuki <katsuhiro@katsuster.net> Date: Sat Jan 11 12:22:49 2014 +0900 Add: Normal commit Normal commit message. commit f3e44926c8f50c557841a157fda89f3fab4aaab3 Author: Katsuhiro Suzuki <katsuhiro@katsuster.net> Date: Sat Jan 11 12:22:21 2014 +0900 Init.
f3e449...(Init), 9ec38a...(Normal), c4e858...(Abnormal) というログになっていますので、Initから後にあるNormalとAbnormal、2つのコミットのパッチを作ります。
$ git format-patch f3e44926c8f50c557841a157fda89f3fab4aaab3 0001-Add-Normal-commit.patch 0002-Add-Abnormal-commit.patch
From 9ec38a315e964241f69897728b11f2451eafd700 Mon Sep 17 00:00:00 2001
From: Katsuhiro Suzuki <katsuhiro@katsuster.net>
Date: Sat, 11 Jan 2014 12:22:49 +0900
Subject: [PATCH 1/2] Add: Normal commit
Normal commit message.
---
0 files changed
create mode 100644 file1
diff --git a/file1 b/file1
new file mode 100644
index 0000000..e69de29
--
1.7.10.4
From c4e85884f643c0e8b107ad0f3e3b0c9fa917409b Mon Sep 17 00:00:00 2001
From: Katsuhiro Suzuki <katsuhiro@katsuster.net>
Date: Sat, 11 Jan 2014 12:24:17 +0900
Subject: [PATCH 2/2] Add: Abnormal commit
Abnormal commit message.
From 0000000000000000000000000000000000000000 Mon Jun 1 00:00:00 2000
---
0 files changed
create mode 100644 file2
diff --git a/file2 b/file2
new file mode 100644
index 0000000..e69de29
--
1.7.10.4
こんなパッチができます。
パッチ適用の前に、パッチを受け取った相手のリポジトリを作ります。
$ mkdir git_test2 $ cd git_test2 $ git init Initialized empty Git repository in /home/katsuhiro/git_test2/.git/
パッチを受け取った相手はgit amでパッチ適用します。
$ mv ../git_test1/000* ./
$ git am 0001-Add-Normal-commit.patch Applying: Add: Normal commit applying to an empty history
順調です。しかし変なコミットのパッチを適用しようとすると、
$ git am 0002-Add-Abnormal-commit.patch Patch is empty. Was it split wrong? If you would prefer to skip this patch, instead run "git am --skip". To restore the original branch and stop patching run "git am --abort".
このように止まってしまいます。
Gitで開発しているオープンソースプロジェクトでは、メーリングリストにgit format-patchのパッチを貼りつけてあることが良くあります。
あるソフトAに最新バグフィクスをバックポートする際に、コミットメッセージを自分で書く代わりに、ソフトAの開発プロジェクトのメーリングリストの文面をコピペしたんですね。
このときformat-patchのヘッダ、つまりFrom 00000... の部分までコミットログに貼り付けてしまったがために、本来はコミットメッセージであるはずの部分をgit amがパッチファイルのヘッダと勘違いして、パッチが変だ、中身が無いよ!と怒っているようです。
【イベントレポート】IntelのSDカード型コンピュータ「Edison」の詳細が判明 〜512KBメモリ、2GBストレージ、無線機能などを詰め込む - PC Watch
Quarkが去年発表したモデルから2倍くらい速くなってることと、実際にSDカードサイズのボードを作ってしまう辺りが流石Intel って感じ…。
メモ: 技術系?の話はFacebookから転記しておくことにした。
Intelは組み込みで勝っているとは言えないけど、なぜだろう。
Atomは電力/性能比はイマイチかもしれないけど結構速い。多くのSoCベンダが採用する省電力プロセスのARM Cortex A9ならいい勝負らしい。
ARM社のデュアルコアCortex-A9、低消費電力版でも性能はAtomを上回る
Atomは以前IP売りしたみたいだけど、売れた様子はない。
元麻布春男の週刊PCホットライン - IntelとARMが目指す、それぞれの隣の芝生
次世代機のPS4, XBox Oneはx86かつPC/ATではない組み込み機器だけど、勝ったのはIntelじゃなくてAMD だった。
PS4もXbox OneもAMDはいってる:2013年末、いよいよ“新生AMD”が新たなステージへ
単純な問題ではないのだろうなあ…。
メモ: 技術系?の話はFacebookから転記しておくことにした。
エンジニアを成長させる、たった6つの指針。|クックパッドCTO橋本健太に訊く![前編]
一番わかりやすいコミュニケーションは、「動くもの」と「数字」。エンジニアならば、「これだよ」と作って見せてみる。
(記事中「議論のための議論はしない〜動くものと数字で示す」より引用)
エンジニアなら、ほんとこれしかないと思います。「本番で動くモンはこれ、どう?便利でしょ?」って見せるんです。
ここがダメなら、どんな資料も説明も意味無いでしょう?だってテメーの商品のことはわかった、だが気に入らん、と言われてるに等しいのだから。
メモ: 技術系?の話はFacebookから転記しておくことにした。
Facebookに「路線がループしているときの運賃の扱いがよくわからん」的なことを書いたら「大回り乗車」を教えていただいたので、ちょっと調べてみました。
電車の基本ルールとしては、乗る時に使った切符の範囲外に行ってはいけません。例えば、下記路線でB → Cの切符で乗りDまで行った場合、C → Dの運賃を追加で払う必要があります。
A - B - C - D
しかし途中に環状線が入ってたらどうなるでしょう?下記路線でB駅からD駅に行く切符で、B → A → E → F → G → C → Dと乗る場合です。一見するとB駅からG駅までの運賃も払う必要がありそうです。
A - B - C - D
| |
E - F - G
ところがこの場合、ある条件を満たせばB駅からD駅の切符で乗車できます。これがいわゆる「大回り乗車」です。
路線がループしている大都市圏には、運賃計算の特殊ルールが存在します。JRの説明によると「実際に乗った経路に関わらず、最も安い経路で運賃が計算される」というルールです。
このルールを逆手にとって、1駅分の切符を購入し、出発駅→目的の駅→出発駅の隣接駅、と乗ること(大回り乗車)が可能です。条件としては、
です。駅から出ない乗り方、例えば電車や駅の写真を撮りたい人、電車に乗るのが好きな人に向いていますね。駅の外に出たい場合には使えませんけどね。
ちなみに、不正乗車の罰については、鉄道営業法という古い法律(明治三十三年施行)に述べられているようです。罰則を述べていそうなところを摘んでみると、
要は、運賃チョロまかすなんてナメた真似しようもんなら「割増料金を取る」「罰金刑」「電車から叩きだす」ぞ、わかったかこの野郎。ということですね。
個人的には、罰金50円(※)の辺りに時代を感じます。さすが明治施行の法律です。
(※)罰金50円なら超安いしw余裕wwってのは思い違いで、実際には1万円か2万円になるようです(罰金等臨時措置法)。
JRの割増料金も洒落にならないし(鉄道運輸規程 第十九条)、不正乗車はやめた方が良いですねー。
「大回り乗車」ができる区間であっても、同じ経路を折り返して2度通ると不正乗車になります。下記路線でB駅からD駅に行く切符で、B → A → B → C → Dと乗ることはできません。B → A → Bの分を払わずに乗っているためです。
A - B - C - D
| |
E - F - G
どうしてもB → A → B → C → Dという経路で行きたいなら、どこかでB → A → Bの運賃を追加で払う必要があります。
ええ?そんなのどうやって払うの?と一瞬考えましたが、A駅で一度降りて再び乗れば特に問題ないですね。面倒くさいけど。
折り返したら何が嬉しいか?というと、
という条件のとき、通常の経路B →(普通)→ A → C → Dを使って行くより、B →(普通)→ A →(快速)→ B → C → Dと乗る方が早く着くことがあるので、嬉しいのです。
例えば、つくばに居た時の、研究学園駅(車停めたい時の最寄り)とつくば駅(主要)ですとか、今住んでる摂津富田駅(最寄り)と高槻駅(主要)が当てはまります。
実際には良くても5〜15分早く着くだけでしょうし、そのために追加運賃と乗り換えの手間を掛けることを考えると効果は微妙…。よほど急いでいる時でない限り、積極的にはやりたくないですね。
最近はScalaとお友達ですが、未だに文法やら動きがワケわかりません。俺、この言語向いてないのかなー、なんて思いつつもチマチマと書いています。
そんな状態なので、Scalaっぽくない書き方をして後で気づいたり、間違えてバグらせたりで、気づいたら「死んでる…」となっていることが多いです。
グチャグチャになる前にテストを書こう、後でリファクタリングするときの役にも立つ、と思い立ちました。
思い立ったまでは良かったものの、Scalaのメジャーなテストフレームワークについて何も知りません。JavaでいうJUnitのようなスタンダードがあるととても助かりますが…。
Scalaのテストを調べてみるとScalaTestというのが有名処のようです。ScalaTestでは「テスト」ではなく「スペック」というようです。
私の理解だと「テストのためにプログラムの動作結果の羅列するのはおかしいんよ。振る舞いや期待する仕様を書けばテストになる方が自然なんよー。」というスタイルみたいです。振る舞いを書くところから開発するスタイルをBDD(Behavior Driven Development、Wikipedia ビヘイビア駆動開発の項)と言うそうです。へぇー。
思想は素晴らしいのですが、ScalaTestは従来のJUnitのような「テスト」から、振る舞いを書く「スペック」まで、何でも出来るようにしてしまったせいで、ゴチャゴチャです。初心者には何を使えば良いか判断がつきません。
とりあえず、良くわからないままですけどFlatSpecで書くことにしました。
私のScalaプログラミング環境はIntelliJ IDEA+Scala Pluginですので、これとScalaTestを連携させたいと思います。
といっても何も難しいことは無く、下記のようなFlatSpecのスペッククラスを書いたらProjectのツリー図から右クリックして、Runを選ぶ、ほぼそれだけです。
import org.scalatest.FlatSpec
class HogeSpec extends FlatSpec with Matchers {
val hoge = "hoge"
val fuga = "fuga"
"hoge" should "starts with 'h'" in {
hoge.startsWith("h") should be (true)
}
}
テスト結果はIntelliJ IDEAの結果表示ウインドウに、ツリー状に見やすく配置されます。IntelliJ IDEA+Scala Plugin+ScalaTestのトリオはなかなか素敵です。
スペックを書く方法はわかりましたが、1度に複数のスペックを動作させるにはどうしたら良いのでしょう?
さらに言うと1度に複数のスペックを動作させた結果が、IntelliJ IDEAの結果表示ウインドウにも出て欲しいですが、どう書いたら良いのでしょう??さっぱりわかりません…。
まとめ用のクラスAllSpecから、先ほどのHogeSpecと新たにFugaSpecを1度に動作させるという想定で、思いつく手だてを試してみたいと思います。
まずは素直に、まとめ用のクラスで各クラスのオブジェクトを作りexecute() を呼びました。
import org.scalatest.FlatSpec
class HogeSpec extends FlatSpec with Matchers {
val hoge = "hoge"
"hoge" should "starts with 'h'" in {
hoge.startsWith("h") should be (true)
}
}
class FugaSpec extends FlatSpec with Matchers {
val fuga = "fuga"
"fuga" should "starts with 'f'" in {
fuga.startsWith("f") should be (true)
}
}
class AllSpec extends FlatSpec {
new HogeSpec().execute()
new FugaSpec().execute()
}
HogeSpec: hoge - should starts with 'h' FugaSpec: fuga - should starts with 'f' AllSpec: AllSpec
コンソールへの出力ではまとまって実行されているように見えますが、入れ子になっていないし、IntelliJ IDEAは「NO TEST」という悲しい結果を表示します。ダメですね。
次にHogeSpecとFugaSpecをシングルトンにしてスペックは関数内に入れ、まとめ用のクラスから呼んでみました。
import org.scalatest.FlatSpec
object HogeSpec extends FlatSpec with Matchers {
def hogeTest {
val hoge = "hoge"
"hoge" should "starts with 'h'" in {
hoge.startsWith("h") should be (true)
}
}
}
object FugaSpec extends FlatSpec with Matchers {
def fugaTest {
val fuga = "fuga"
"fuga" should "starts with 'f'" in {
fuga.startsWith("f") should be (true)
}
}
}
class AllSpec extends FlatSpec {
HogeSpec.hogeTest
FugaSpec.fugaTest
}
AllSpec: AllSpec
何も出なくなりました。ダメだこりゃ…。
最後にHogeSpecとFugaSpecをトレイトにして、まとめ用のクラスにMix-in してみました。
import org.scalatest.FlatSpec
trait HogeSpec extends FlatSpec with Matchers {
val hoge = "hoge"
"hoge" should "starts with 'h'" in {
hoge.startsWith("h") should be (true)
}
}
trait FugaSpec extends FlatSpec with Matchers {
val fuga = "fuga"
"fuga" should "starts with 'f'" in {
fuga.startsWith("f") should be (true)
}
}
class AllSpec extends FlatSpec
with HogeSpec
with FugaSpec {
//empty
}
AllSpec: hoge - should starts with 'h' fuga - should starts with 'f' AllSpec
コンソールへの出力ではまとまって実行されていて、IntelliJ IDEAにもテスト項目が認識されています。これはなかなか良さそうです。しかし、
という欠点もあってイマイチです。でも良い方法がわからんす、困ったもんです。
前回の続き(2014年1月6日の日記参照)です。
おさらいすると、Booleanのリストをビット列に見立てて、任意のビット数を上位ビット〜下位ビットにOR演算し、Intのリストとして返すという処理をします。
ビット列 (0, 1, 0, 0, 1, 1, 0, 0, 0) に対して、(1ビット取る, 3ビット取る, 5ビット取る) という処理を行って、結果として (0, 4, 24) が返るイメージです。
(入力1)
List(
true, false, false, true, true, false, true, false,
true, true, true, false, true, false, true, true
)
(入力2)
List(1, 2, 3, 4, 5, 6)
(出力)
List(1, 0, 6, 11, 21)
ビット列に相当するリストが入力1、何ビットずつまとめるか、という別のリストが入力2になります。
前回は特に触れませんでしたが、入力1と入力2の合計が異なるときの扱いについては悩みどころです。余ったリストを返すのが一番親切かもしれませんが、出力が3つになってしまいます…。
今回は、一番楽に(入力1>入力2)なら例外スロー、(入力1<入力2)なら切り捨て、としています。
前回使ったmapでは(入力:出力)の要素数を(1:1)にする必要があります。そのため(n:1)にしたければ、入力はあるが、出力はない「穴が空いた」状態を表現する必要が生じます。
Option型を使って、値はSome(値), 穴はNoneとし、最後にflattenを呼んでNoneを全部捨てましたが、あまり効率的とは思えません。
入出力の要素数が一致していなくても構わないのがfoldLeftです。
object BooleanToInt {
def apply(g: List[Int]): ((List[Int], Boolean) => List[Int]) = {
val o = new BooleanToInt(g)
o.folder
}
}
class BooleanToInt(g: List[Int]) {
private var v = 0
private var p = 0
private var mp = g(0)
private var gg = g.drop(1)
def folder(a: List[Int], b: Boolean): List[Int] = {
v <<= 1
if (b) v |= 1
p += 1
if (p >= mp) {
val result = a :+ v
v = 0
p = 0
mp = gg(0)
gg = gg.drop(1)
result
} else {
a
}
}
}
val a = List(
true, false, true, false,
true, true, false, false,
true, false, false, true,
false, true, true, false
)
val b = List(1, 2, 3, 4, 5, 6)
val c = a.foldLeft(List[Int]())(BooleanToInt(b))
println(c)
コードがScala素人くさいのはさておき、SomeとかNoneが出てこない分、mapより良さそうです。
val c = (List[Int]() /: a)(BooleanToInt(b))
初期値のリストが長いときはfoldLeftを /: で書く手もあります。個人的には右側が被演算子になると読みづらいし、使うことはないですね…。
Scalaの特徴の1つは引数が1つのメソッドを演算子のように呼び出せることです(Rubyも同じですね)。背景には、基本型を廃して「全てオブジェクト」とする、言語の文法から演算子を廃する、という設計哲学があるようです。
しかし演算子の優先順位まで消滅して1 + 2 * 3 = 9になってしまうと(全て左結合させると ((1 + 2) * 3) になる)非常に混乱しますので、コンパイラが特殊なメソッド名だけ結合の優先度を変更します。
class MyInt(v: Int) {
val i = v
def +(a: MyInt): MyInt = {
new MyInt(i + a.i)
}
def *(a: MyInt): MyInt = {
new MyInt(i * a.i)
}
def plus(a: MyInt): MyInt = {
new MyInt(i + a.i)
}
def mult(a: MyInt): MyInt = {
new MyInt(i * a.i)
}
}
val a = new MyInt(1)
val b = new MyInt(2)
val c = new MyInt(3)
val r1 = a + b * c
val r2 = a plus b mult c
println("r1:" + r1.i)
println("r2:" + r2.i)
r1:7 r2:9
演算子もメソッドの一種ではありますが、上記のように旧来の演算子と同名のメソッドはやはり、優先度において特別です。単純に別名のメソッドで置き換えると、結合順序が狂います。
こうまでして文法上から演算子を廃したのはなぜだろう?誰かにメリットがあるはずなのだけど、何が嬉しいのかわからん…。
優先度と言えばScalaは優先度付けのルールがJavaと違います。例えば、Javaはシフト演算が比較より優先ですが、Scalaは優先度が同じです。
(JavaならOK、ScalaではNG) scala> 1 < 1 << 2 <console>:8: error: value << is not a member of Boolean 1 < 1 << 2 ^ (本来やりたいこと) scala> 1 < (1 << 2) res1: Boolean = true
上記の例のように、Scalaで「(1) < (1 << 2)」のつもりで「1 < 1 << 2」と書くと、左から結合されて「(1 < 1) << 2」になって型エラー(※)が起き、ちょっと不思議な気持ちになります。
あえてJavaと違う優先度にしたのはなぜだ…。
(※)1 < 1はBooleanを返し、Booleanクラスは左シフトメソッド << を定義していないため、エラーになる。
ScalaとJavaでシフト演算子の優先度が違うのは、決して嫌がらせではなくて「Scalaの優先度は、メソッド名の先頭の1文字で決まる」ルールから来ているようです。
素人目線だと2文字見れば良かったんじゃ…?と思いますが、そうすると何か大変なことがあったのでしょう。たぶん。
それはさておき、Scalaで中間記法を使ったときの優先度は、低い順から、
(all letters) 注: アルファベットとか
|
^
&
< >
= !
:
+ -
* / %
(all other special characters) 注: ~ とか ? とか
注: Scala言語仕様Version 2.8の6.12.3 Infix Operationsより
となっています。シフト(<<)やビット演算(& |)は、比較演算(== !=)よりも「優先度が低い」はずです。
scala> 1 & 2 == 5 <console>:8: error: overloaded method value & with alternatives: (x: Long)Long <and> (x: Int)Int <and> (x: Char)Int <and> (x: Short)Int <and> (x: Byte)Int cannot be applied to (Boolean) 1 & 2 == 5 ^ (& が優先なら) scala> (1 & 2) == 5 res40: Boolean = false (== が優先なら、こっちが期待値) scala> 1 & (2 == 5) <console>:8: error: overloaded method value & with alternatives: (x: Long)Long <and> (x: Int)Int <and> (x: Char)Int <and> (x: Short)Int <and> (x: Byte)Int cannot be applied to (Boolean) 1 & (2 == 5) ^
ビット演算の方が優先度が低いので、上記の例のように「1 & (2 == false)」と解釈されて、型エラーになります。
scala> 1 < 2 == false res41: Boolean = false (< が優先なら) scala> (1 < 2) == false res42: Boolean = false (== が優先なら、こっちが期待値) scala> 1 < (2 == false) <console>:8: error: overloaded method value < with alternatives: (x: Double)Boolean <and> (x: Float)Boolean <and> (x: Long)Boolean <and> (x: Int)Boolean <and> (x: Char)Boolean <and> (x: Short)Boolean <and> (x: Byte)Boolean cannot be applied to (Boolean) 1 < (2 == false) ^
比較演算の方が優先度が低いので、「1 < (2 == false)」と解釈され、型エラーになるかと思ったら、なりません。意味がわかりません。
言われると嬉しいこと、嫌なことは人によって様々かと思います。
僕は、下に行くほど、やる気が減ります。
内容が提案や批判と似ていても、
「あーあ、わかってないなー。ビシッと俺様が正論でシメてやらんとダメだな!」
的な言い放し無責任感が備わると評論、…というイメージで使ってます。
評論されると、内容はそれなりでも一番やる気が萎えます。なんでかわからんけど。
メモ: 技術系?の話はFacebookから転記しておくことにした。
家のノートPCでSeaMonkeyを使っていると、画像が一部表示されないサイトがあります。
色んなサイトが該当しますが、例えば、らばQだと何の嫌がらせなのか、記事中の画像「だけ」表示されません。その一方で、背景や、らばQのバナーは出ますので、サイトやネットワークの問題ではなさそうです。
またIEやChromeで見ると画像が表示されますので、ファイアウォールなどに遮断されているわけでもなさそうですし、ノートPCとは別のデスクトップPC(Windows 7 64bit版)のSeaMonkeyで見ても画像が表示されますから、SeaMonkey自体の問題でもなさそうです。
SeaMonkeyのProfile Managerを起動(引数に -pを付けて起動する)して、新しくProfileを作ると画像が表示されたので、どうやらノートPCのSeaMonkeyのProfileに原因がありそうです。
新規Profileから設定をやり直すのも面倒くさいし、今まで使っていたProfileを何とかしようとして、キャッシュクリアとか、Cookie全消しとか、色々やってみたものの、一向に改善されません。困りました。
もうProfileがぶっ壊れてもいいや、という覚悟でProfileのディレクトリから適当に「blocklist.xml」ファイルと「adblockplus」「safebrowsing」ディレクトリを消してみたら、見事に復活しました。うーん、わけわからんな…。