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2024年10月11日

企業のドメイン

今の企業は公式サイトを持っていなほうが珍しいと思いますが、ドメイン名の使い方は各社でバラバラで面白いです。特にグローバル企業は日本だけでなく世界各国向けに公式サイトを構築する必要があるため、迂闊に「会社名.co.jp」みたいなドメインを使うと海外展開時に困ってしまいます。

解決方法はいくつかパターンがあるみたいです。

  • gTLD(.com)ドメイン
  • gTLD(.com)ドメイン&ドメイン先頭(www部分)が地域名
  • ccTLD(汎用JPなど)ドメイン
  • 日本だけ属性型JP(.co.jp)ドメイン、他国はccTLD(汎用JPなど)ドメイン
  • 企業名ドメイン

一番良く見かけるタイプでオーソドックスな解決方法だと思われます。gTLD(generic Top Level Domain)である.comドメインのあとに地域名や国名を表すパスが続きます。ドメインを増やすことなく各国地域対応が可能で、スマートですね。

  • アイシン: https://www.aisin.com/jp/, https://www.aisin.com/en/
  • デンソー: https://www.denso.com/jp/ja/, https://www.denso.com/fr/fr/
  • 電通: https://www.dentsu.com/jp/jp, https://www.dentsu.com/fr/fr
  • 三菱商事: https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/index.html, https://www.mitsubishicorp.com/fr/en/
  • Panasonic: https://www.panasonic.com/jp/about.html, https://www.panasonic.com/fr/
  • PlayStation: https://www.playstation.com/ja-jp/, https://www.playstation.com/fr-fr/
  • 住友商事: https://www.sumitomocorp.com/ja/global/, https://www.sumitomocorp.com/zhcn/easia/

亜流としてNECのように、.comドメイン&ドメイン先頭(www部分)が地域名になる会社もありました。.comドメインだけどパス名の代わりにドメインの先頭を使うんですね。これはこれでスマートです。

  • NEC: https://www.nec.com/, https://jpn.nec.com/, https://fr.nec.com/

もう一つはccTLD(country code Top Level Domain、つまり汎用JPドメインなど)を使う会社です。一貫性がありますね。

  • トヨタ: https://toyota.jp/, https://www.toyota.fr/

亜流として日本だけ属性JPドメイン(.co.jp)、他国はccTLDドメインを使う会社もあります。日本だけ違うのは過去の互換性のためでしょうか?

  • ホンダ: https://www.honda.co.jp/, https://www.honda.fr/
  • 日産: https://www.nissan.co.jp/, https://www.nissan.fr/
  • ソニー: https://www.sony.co.jp/, https://www.sony.fr/

珍しいパターンとしては企業名ドメインもありました。このタイプのドメインの名称が良くわからないんですが、企業名がトップレベルドメインになっています。でも他国向けはccTLDでした。謎の作りですね。

  • SHARP: https://global.sharp/, https://jp.sharp/, https://www.sharp.fr/
  • 東芝: https://www.global.toshiba/jp/top.html, https://www.toshiba.fr/pages/fr/

日本だけ特別扱い系の謎

日産やホンダは.co.jpを使っていますが、.jpはアドレス解決ができないところから使っていないように見えます。.jpドメインはどうなっているんでしょうか?Whois情報を見ると、

nissan.jpのwhois情報
$ whois nissan.jp

Domain Information: [ドメイン情報]
[Domain Name]                   NISSAN.JP

[登録者名]                      日産自動車株式会社
[Registrant]                    Nissan Motor Co., Ltd.

[Name Server]
[Signing Key]

[登録年月日]                    2001/03/26
[有効期限]                      2025/03/31
[状態]                          Active
[ロック状態]                    DomainTransferLocked
[ロック状態]                    AgentChangeLocked
[最終更新]                      2024/08/06 16:25:46 (JST)

見慣れない"DomainTransferLocked"と"AgentChangeLocked"が設定されています。これはドメイン名移転申請ロック、指定事業者変更ロックのことだそうでJPRSのサイト(指定事業者変更ロック - JPドメイン名のルール - JPドメイン名について - JPRS)に解説があります。

企業と関係のない登録者に勝手に使われないように申請を弾いてくれる仕組みですね。こんな機能があるとは知らなかったです、なるほど便利だ。

編集者:すずき(2024/10/11 16:21)

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2024年10月10日

shapezレベル100達成

目次: ゲーム

書くの忘れてました。放置してたshapezを夏ごろにレベル100まで進めました。レベル27から納品物がランダムになるので「何でも作れる機構」を構築しないとレベル100達成はしんどいです。

実績は41/45まで取りました。取り逃しは、取る気が元々ないスピードラン系3つ+操作ミスで取り逃した「King of Inefficiency」です。


shapezの実績

レベル100程度ならさほど納品速度は要求されませんが、高レベルになると作成したShapeを納品する場所(ハブ)に超高速で納品しなければならないです。何でも作れる機構+倉庫に大量のShapeをためて、たまったら一気に流し込む機構が必要です。

レベル100までやってみた感想ですけど、総合的には面白かったです。効率的な機構を考え付いたときが爽快です。個人的な面白さのピークは「何でも作れる機構」を作りレベル30くらいを突破する辺りでした。そのあとはコピペ感が強くなってやや盛り下がるのはシステム上仕方ないですね。

近々shapez2がリリースされる(今はearly access版)みたいですが、さらに複雑になっているようで買うかどうか微妙です。やると疲れるんで……息抜きには向いてないです。

メモ: 技術系の話はFacebookから転記しておくことにした。

編集者:すずき(2024/10/10 18:55)

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2024年10月7日

Microsoft Office 2024を購入

Microsoft Office 2016のまま8年間ほったらかしにしてきましたが、ついにMicrosoft Office 2024に買い替えました。Amazonで31,000円くらいでした。うーん、高い。Office 2024もきっと8年くらい使うでしょう。買い替えるモチベーションがほとんどないし……。

買い替えのきっかけはOffice 2024 Homeです。今年からMicrosoftが改心してOffice 2024 Home(かつてのPersonal相当と思われる)からOutlookを消してPowerPointを入れてくれました。私が欲しいのはPowerPointとExcel(Wordはあってもなくても良い)だったので、これはありがたい変更でした。

  • 2021 Personal: Word, Excel, Outlook
  • 2024 Home: Word, Excel, PowerPoint, OneNote

従来のOffice 2021はPowerPointとExcelが安価に購入できるパッケージが存在しないことが悩みどころで、前回は仕方なくOffice Personal 2016とPowerPoint 2016の2つを買いました。ただでさえ高いのにバラバラに買うと余計高いし、Outlookも無用の長物で非常に嫌な構成でした。

不思議現象

Office 2024をインストールした直後、謎のディレクトリ「Microsoft OneNote Namespace Extension for Windows Desktop Search」がデスクトップに生成されました。しかも誰かが使っているのか移動もできません。


謎のディレクトリがデスクトップに生成

しかも調べているうちにディレクトリごと消滅しました。謎ですね。一体なんだったんでしょうか……。

Microsoft 365を使わないのか?

Officeが全部使えるMicrosoft 365ならばPowerPointのあるなしに悩むことはなくなりますが、問題点は異常に高いことです。サブスクリプション契約1年で15,000円もします、2年で永続パッケージが買えてしまいます。

Office製品は家庭でヘビーユースしませんし、年15,000円払うほどの価値を感じません。月500円(年6,000円)くらいなら良かったんですけどね……。

編集者:すずき(2024/10/10 18:47)

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2024年10月3日

Ubuntu 20.04 LTSでxrdpのエラーを再現できるか挑戦

目次: Linux

先日(2024年10月1日の日記参照)のUbuntu 22とxrdpの組み合わせで起きるエラーですが、Ubuntu 20で再現できるかやってみました。グラフィクスは種類が違いますがAMDのGPU(Radeon RX 6900 XT)です。条件は同様でgdm3は終了させてxrdpのみ起動しています。

結論から言うと再現しました。以下が通常時のログです。正常に画面が表示されます。

AMD GPU&Ubuntu 20.04 LTSのgnome-session-binaryのログ
gnome-session-binary[2712263]: DEBUG(+): Enabling debugging
gnome-session-binary[2712263]: GLib-DEBUG(+): posix_spawn avoided (fd close requested)
gnome-session-binary[2712263]: GLib-GIO-DEBUG(+): _g_io_module_get_default: Found default implementation dconf (DConfSettingsBackend) for ‘gsettings-backend’
gnome-session-binary[2712263]: WARNING: Error creating FIFO: File exists

ログにはデバッグ有効であること以外は特に何も出ません。FIFOが作れない警告が出ます、これは何だろう?まあいいか。

次にcard0とrenderD128をリネームしてアクセスできないようにして試しました。画面は真っ黒になってすぐに切断されます。Ubuntu 20.04 LTSでも再現するんですね。ログは下記のようになりました。

card0とrenderD128をリネームした時のログ
gnome-session-binary[2712010]: DEBUG(+): Enabling debugging
gnome-session-binary[2712010]: GLib-DEBUG(+): posix_spawn avoided (fd close requested)
gnome-session-is-accelerated: No hardware 3D support.
gnome-session-check-accelerated: GL Helper exited with code 256
amdgpu_device_initialize: amdgpu_get_auth (1) failed (-1)
amdgpu_device_initialize: amdgpu_get_auth (1) failed (-1)

** (gnome-session-check-accelerated-gles-helper:2712146): WARNING **: 14:44:50.573: eglInitialize() failed
gnome-session-check-accelerated: GLES Helper exited with code 256
gnome-session-binary[2712010]: DEBUG(+): hardware acceleration check failed: Child process exited with code 1
gnome-session-binary[2712010]: GLib-DEBUG(+): setenv()/putenv() are not thread-safe and should not be used after threads are created
gnome-session-binary[2712010]: GLib-DEBUG(+): posix_spawn avoided (fd close requested)
gnome-session-is-accelerated: No hardware 3D support.
gnome-session-check-accelerated: GL Helper exited with code 256
amdgpu_device_initialize: amdgpu_get_auth (1) failed (-1)
amdgpu_device_initialize: amdgpu_get_auth (1) failed (-1)

** (gnome-session-check-accelerated-gles-helper:2712203): WARNING **: 14:44:55.610: eglInitialize() failed
gnome-session-check-accelerated: GLES Helper exited with code 256
gnome-session-binary[2712010]: WARNING: software acceleration check failed: Child process exited with code 1
gnome-session-binary[2712010]: CRITICAL: We failed, but the fail whale is dead. Sorry....

前回も見かけたamdgpu_get_auth()のエラーが出て止まりました。AMDのGPUの場合、エラーが起きると止まってしまう疑いが強まりました。本当はエラーが起きたらソフトウェアレンダリングにフォールバックしてほしいんですけど、そうならないようです……。

デバイスファイルが/dev/driに全く存在しなくてもamdgpu_get_auth()が怒ってくるところを見ると、X.orgはPCのグラフィクスの種類(VirtualBoxなのかAMDのGPUなのか)を最初から決め打ちにしているんですね。

編集者:すずき(2024/10/06 01:33)

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