新しくSeagate ST8000VN004(SATA, 8TB)を買いました。最近のHDDにしては珍しく音がかなりうるさいです……印刷時のプリンターみたいな音がしています。音も気になるんですけど、さらに気になることがあってSMARTでステータスを見てみると、
SMART Attributes Data Structure revision number: 10 Vendor Specific SMART Attributes with Thresholds: ID# ATTRIBUTE_NAME FLAG VALUE WORST THRESH TYPE UPDATED WHEN_FAILED RAW_VALUE 1 Raw_Read_Error_Rate 0x000f 081 068 044 Pre-fail Always - 129582469 ★★★★!? 3 Spin_Up_Time 0x0003 096 096 000 Pre-fail Always - 0 4 Start_Stop_Count 0x0032 100 100 020 Old_age Always - 2 5 Reallocated_Sector_Ct 0x0033 100 100 010 Pre-fail Always - 0 7 Seek_Error_Rate 0x000f 100 253 045 Pre-fail Always - 131692 ★★★★!? 9 Power_On_Hours 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 0 10 Spin_Retry_Count 0x0013 100 100 097 Pre-fail Always - 0 12 Power_Cycle_Count 0x0032 100 100 020 Old_age Always - 2 18 Head_Health 0x000b 100 100 050 Pre-fail Always - 0 187 Reported_Uncorrect 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 0 188 Command_Timeout 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 0 190 Airflow_Temperature_Cel 0x0022 056 056 040 Old_age Always - 44 (Min/Max 34/44) 192 Power-Off_Retract_Count 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 2 193 Load_Cycle_Count 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 2 194 Temperature_Celsius 0x0022 044 044 000 Old_age Always - 44 (0 20 0 0 0) 195 Hardware_ECC_Recovered 0x001a 081 068 000 Old_age Always - 129582469 197 Current_Pending_Sector 0x0012 100 100 000 Old_age Always - 0 198 Offline_Uncorrectable 0x0010 100 100 000 Old_age Offline - 0 199 UDMA_CRC_Error_Count 0x003e 200 200 000 Old_age Always - 0 240 Head_Flying_Hours 0x0000 100 253 000 Old_age Offline - 0 (243 14 0) 241 Total_LBAs_Written 0x0000 100 253 000 Old_age Offline - 129529342 242 Total_LBAs_Read 0x0000 100 253 000 Old_age Offline - 53127
Raw_Read_Error_RateやSeek_Error_Rateが凄まじい値をたたき出しています。比較対象としてWestern Digital WD40EFRX(SATA, 4TB)を見るといずれも0です。
SMART Attributes Data Structure revision number: 16 Vendor Specific SMART Attributes with Thresholds: ID# ATTRIBUTE_NAME FLAG VALUE WORST THRESH TYPE UPDATED WHEN_FAILED RAW_VALUE 1 Raw_Read_Error_Rate 0x002f 200 200 051 Pre-fail Always - 0 ★★★★0です 3 Spin_Up_Time 0x0027 162 162 021 Pre-fail Always - 6900 4 Start_Stop_Count 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 18 5 Reallocated_Sector_Ct 0x0033 200 200 140 Pre-fail Always - 0 7 Seek_Error_Rate 0x002e 200 200 000 Old_age Always - 0 ★★★★0です 9 Power_On_Hours 0x0032 080 080 000 Old_age Always - 14956 10 Spin_Retry_Count 0x0032 100 253 000 Old_age Always - 0 11 Calibration_Retry_Count 0x0032 100 253 000 Old_age Always - 0 12 Power_Cycle_Count 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 16 192 Power-Off_Retract_Count 0x0032 200 200 000 Old_age Always - 2 193 Load_Cycle_Count 0x0032 170 170 000 Old_age Always - 92796 194 Temperature_Celsius 0x0022 112 100 000 Old_age Always - 38 196 Reallocated_Event_Count 0x0032 200 200 000 Old_age Always - 0 197 Current_Pending_Sector 0x0032 200 200 000 Old_age Always - 0 198 Offline_Uncorrectable 0x0030 100 253 000 Old_age Offline - 0 199 UDMA_CRC_Error_Count 0x0032 200 200 000 Old_age Always - 20 200 Multi_Zone_Error_Rate 0x0008 100 253 000 Old_age Offline - 0
何だこりゃ、やられた!故障か?
しかしSMARTで異常を検知できるほどなのに普通に読み書きできていて不思議だったので、もう少し調べてみると解説しているサイト(リンク: Seagate's Seek Error Rate, Raw Read Error Rate, and Hardware ECC Recovered SMART attributes)が見つかりました。
どうも気にしなくて良いみたいですね。試しに今まで使っていたSeagate ST4000VN008(SATA, 4TB)のステータスを見ると、Raw_Read_Error_Rateが凄い値になっています。
SMART Attributes Data Structure revision number: 10 Vendor Specific SMART Attributes with Thresholds: ID# ATTRIBUTE_NAME FLAG VALUE WORST THRESH TYPE UPDATED WHEN_FAILED RAW_VALUE 1 Raw_Read_Error_Rate 0x000f 082 065 044 Pre-fail Always - 156528383 ★★★★ 3 Spin_Up_Time 0x0003 094 094 000 Pre-fail Always - 0 4 Start_Stop_Count 0x0032 100 100 020 Old_age Always - 36 5 Reallocated_Sector_Ct 0x0033 100 100 010 Pre-fail Always - 0 7 Seek_Error_Rate 0x000f 069 060 045 Pre-fail Always - 8577083 ★★★★ 9 Power_On_Hours 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 153 (72 27 0) 10 Spin_Retry_Count 0x0013 100 100 097 Pre-fail Always - 0 12 Power_Cycle_Count 0x0032 100 100 020 Old_age Always - 13 184 End-to-End_Error 0x0032 100 100 099 Old_age Always - 0 187 Reported_Uncorrect 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 0 188 Command_Timeout 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 0 189 High_Fly_Writes 0x003a 100 100 000 Old_age Always - 0 190 Airflow_Temperature_Cel 0x0022 071 052 040 Old_age Always - 29 (Min/Max 21/33) 191 G-Sense_Error_Rate 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 0 192 Power-Off_Retract_Count 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 29 193 Load_Cycle_Count 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 59 194 Temperature_Celsius 0x0022 029 048 000 Old_age Always - 29 (0 20 0 0 0) 197 Current_Pending_Sector 0x0012 100 100 000 Old_age Always - 0 198 Offline_Uncorrectable 0x0010 100 100 000 Old_age Offline - 0 199 UDMA_CRC_Error_Count 0x003e 200 200 000 Old_age Always - 0 240 Head_Flying_Hours 0x0000 100 253 000 Old_age Offline - 44 (25 151 0) 241 Total_LBAs_Written 0x0000 100 253 000 Old_age Offline - 10828710302 242 Total_LBAs_Read 0x0000 100 253 000 Old_age Offline - 112993489
故障かと思って勢いでSeagateに返品依頼をしてしまいました。故障ではないとわかったのでキャンセルしたいですが、キャンセルする方法がわかりません。頑張って探しましたが、Seagateのサイトの作りは本当にひどくて操作する気が起きなくなりました。まあ、送り返さなければそのうち消されるでしょう。もう放っておきましょう……。
先日(2022年2月12日の日記参照)購入したHDDにデータをコピーしていると、印刷中のプリンターのような「ガー、ガー」という音が発生していました。
一体何事か?故障なのか?とも思ったのですが原因がわかりました。ext4ファイルシステムのlazyinitが原因でした。
本来ext4はmkfsが非常に遅く、TB級の巨大な領域をフォーマットすると10分以上時間が掛かります。lazyinitはこの苦痛を和らげるためにmkfsで行うはずだった初期化(inodeテーブルの0クリア)を後回しにする方式だそうです(参考: Ext4 Filesystem - Thomas-Krenn-Wiki)。
遅いmkfsを劇的に高速化する素敵なlazyinitではありますが、mkfsのすぐ後に大量のデータを書き込む用途には不向きです。lazyinitが有効な領域をマウントするとext4lazyinitというカーネルスレッドが定期的に書き込みに来ます。これによりシークが発生してデカい音がしますし、writeの速度もかなり落ちます。
下記のようにmkfs.ext4のオプションでlazyinitを無効化できます。
# mkfs.ext4 -E lazy_itable_init=0,lazy_journal_init=0 /dev/sdc1
無効化することでwriteの速度も高速化し、異音も解決しました。
Seagateのサポートサイト(リンク)は日本語に対応していてありがたいのですが、アカウントを作成する際は日本語を一切使わない方が良いです。
アカウントを「登録」する際は日本語を使っても文句を言わないのに、アカウントの「登録内容を変更」する場合は日本語を使うと文句を言われます。この時点で既におかしな挙動ではありますが、さらにおかしなことにアカウントの登録内容に日本語が含まれていると住所変更ができなくなるなどのおかしな挙動を示します。バグってる感満載です……。
もしアカウントの登録内容に日本語を含めてしまった場合、下記の手順で回避することができました。
氏名に日本語を使ってアカウント登録すると「配送先住所」のところに日本語が出てきてしまいます(注: 画像は既に修正した後なので英語になっています)。困ったことに、このままだと交換の申請も住所変更も何もできなくなります。この状態を解消するには、
とすると回避できます。ダミー住所の追加方法はわかりづらいので画像で説明します。
新たに英語のみのダミー住所を追加(中身は適当で良い、後で消すから)
自分の住所を修正する方法は、ダミー住所を追加したときと同様です。
最近は多言語対応に失敗したサイトはあまり見かけないため、Seagateのサイトの悲惨さはかなり目立ちますね。日本でのSeagateのHDDの人気を考えると、Seagateには文句が大量に来ているんじゃないでしょうか?このヘンテコなバグもいずれ修正されるでしょう。
目次: 射的
秋葉原のトリガーハッピーでシューティングレンジに再チャレンジしました。初心者向けの的9個を順不同に全て撃つモードをやっています。距離は7mくらいですかね?測ったわけじゃないので知らんですが。
あと、的の名前を初めて知りました。G&GのM.E.T. というターゲットで、繋げる個数も可変でゲームも色々なモードがある多機能の製品みたいです。その割にはボタン1個しか制御装置がない不思議インタフェースです。よくわからずボタンをバシバシ押していたら、モードが変わってしまって焦りました。
前回はアベレージ20秒、ベスト16秒ってところでしたが、今回はアベレージ15秒、ベスト12秒くらいでした。最近は毎日遊んでいたせい?か多少早くなったようです。楽しい。
今回は持ちにくいFN Five-seveNに代えて、ベレッタ92(東京マルイU.S. M9ピストル)で挑みました。そこそこ好調でしたがかなり重い(※)のと、一発目をかなり外しました。ダブルアクションの影響でしょうかね?横方向がブレブレで全然当たりません。難しいなー……。
次にまたやるとしたら、ブレにくいM1911(シングルアクション)かグロック19(トリガーセーフティー)がいいのかなあ?特にタイムを競う訳ではないですが、外すよりは当てる方が楽しいですし。
(※)U.S. M9ピストルは「実銃と同じ重さ」がウリの製品で1kg近くあります。通常のガスガンは700gくらいが多いかな?
目次: RISC-V
HiFive1に接続していたSPI接続の液晶ディスプレイ(MSP2807)の調子がおかしいです。Raspberry PiのUSBポートに繋ぐとHiFive1ごと電源が落ちてしまいます。バックライトも付かず動作していないように見えます。
電力がギリギリなのか?と思ってACアダプタから直で電力を供給してみたところ、液晶ディスプレイのボードから煙と異臭が!!ボードが壊れてしまいました!
基板を見ると裏面にあるレギュレータU1のパッケージがコゲて穴が開いてます。回路的には5Vの供給ラインかな。他の部分は液晶で隠れていて見えませんが、壊れた可能性があります。
前は元気に動いていたのに急にどうしたんでしょうか?実はどっか短絡していておかしいまま動いていたのかなあ??
不幸中の幸いと言いますか、ACアダプタやHiFive1が道連れで壊れなかったのはラッキーでした。今のところそう見えるだけで壊れているかもしれないので、次回以降使うときは注意してみておかないと……。
メモ: 技術系の話はFacebookから転記しておくことにした。加筆修正。
目次: RISC-V
昨日(2022年2月27日の日記参照)燃えたSPI接続液晶ボード上のレギュレータXC6206ですが、燃えた原因が分かりました。GNDとVCCの配線を逆に繋ぐ単純なミスでした。
HiFive1側はGNDを黒、VCCを赤にしました。しかし液晶ボード側を間違えてGNDを赤、VCCを黒(=逆に接続)にしていました。
本来5Vかけるべきところに -5Vを印加した訳です。TorexのXC6206のスペックシート(仕様書へのリンク)によれば入力定格 -0.3〜7Vですので -5Vは定格10倍以上。そりゃあ壊れますよ。あーあー……やっちまいました。
目次: 射的
東京マルイのエアソフトガンの箱にはNo.xxxのように数字が書いてあります(書いていない場合もあります)。この数字なんでしょうね?軽く調べましたが、製品カテゴリーごとに振っている?らしきことと、基本的には発売日が新しいほどNo. も増えるくらいしかわかりません。
エアーコッキング、ガスブローバック、電動、はたまたメンテナンス製品など、発売中の全製品にNo. が振られているようですが、たびたび同じNo. が出現して規則が見えません。
肝心の東京マルイのサイトにはこのNo. は載っていないようです。AmazonだとAmazonが出品している製品であればNo. が書かれていますが、マーケットプレイスで出品している製品の場合は何も書かれていないことが多いです。
とりあえず、製品カテゴリーが同じであればNo. は重複しないようですので、ガスブローバックに範囲を絞ってAmazonや他の通販サイトを調べてみたところ、下記のようなNo. になっているようです。
まだまだ歯抜け状態なので、わかったら足そうと思います。
去年(2021年3月6日の日記参照)購入したMicrosoft Basic Optical Mouseですが、真ん中のスクロールが壊れてきました。下にスクロールしているとランダムに上に行ってしまい、目が回ります……。安いマウスとはいえ1年で壊れてしまうのはちょっと早いですね。
さほど高いものでもなし、素直に買い換えることにしました。
このマウス1個1,000円なので、1個だけ買うとAmazonの配送費410円が必要です。410円に500円くらい足したら2個目のマウスが買えちゃうじゃん!?ってことで2個買ってしまいました。もし全て1年で壊れても2年保つぞー。
誕生日でした。39歳です。30代は今年で最後。来年は40代だ。
昔想像していた40歳は、そこそこ偉い人の年齢(課長クラスとか)のイメージでしたが、実際に自分がなってみるとずっと現場の平社員で、「永遠の若手」扱いです。何一つ合ってない。
特にマネージャー志望ではなかったし現場&平社員で全く構わないですが、若手扱いだけはおかしいと思います。どう見ても若手じゃない、完全にオジさんですよ??
メーカーって何でか若い人をあまり見かけないですね。40歳が若い方から数えた方が早いという有様です。引く手あまたのソフトウェア部門のはずなのになあ?組み込みソフトだから?イメージが悪いんでしょうか……?みんなおいでよ組み込みの森。
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