「何日でもいいから同じ誕生日のペアを連れてこい」と言われたら、何人に声をかけたら良いでしょうか?
慎重を期して99.9% の確率で同じ誕生日のペアが居るように、人を集めることにしましょう。
シンプルに考えると1年は365日だから365人x 99.9% = 364人…?と思いますが、実は70人で良いのです。
グラフにするとこんな感じになります。
一見、直感に反するようですが「ペアになるのは誰でも良い」という点がポイントです。
解説しようと思ったら、Wikipedia誕生日のパラドックスに既に説明があったので、こっちにお任せします…。
どことは言いませんが、某半導体メーカーと、AV機器メーカーの関係と、
製パン(たとえば山崎パン)と、小売りPB(たとえばローソンのパン)の関係は、
片方が半製品のメーカーであり、もう片方が製品企画時点から注文を付ける顧客企業、という点で似ています。
しかし販路を顧客に全て依存する某半導体に対し、山崎パンは自社ブランドの販路があります。つまり山崎パンは顧客がトチ狂ったことを言ってきたら、その販路ごとぶった切る、という選択も可能なのです。
実際には丸く収めて、ぶった切るなんて思い切ったことはしないと思いますが、その選択もできるのだ、という事実が、価格交渉力として顕著に現れます…と思います。
メモ: 技術系?の話はFacebookから転記しておくことにした。
目次: ALSA
ALSAで音が鳴ることはわかりました。でもそれだけではつまらないですね。
次はどうすれば音を鳴らすプログラムを書けるのか?を見てみます。今回は、下記ALSAのモジュール図でいう「アプリケーション」側から見てみます。
ALSAとアプリケーションとのインタフェースをALSA APIと呼ぶことにします。ALSA APIの仕様は公式のドキュメントに詳しく書かれています(※)。
(※)今回はLPCMを扱いますのでALSA APIのなかでも PCMモジュールの仕様が参考になります。
LPCMを鳴らすために最低限必要なAPI呼び出しは下記の5つです。
もう少しコードっぽく書くと下記のようになります。
//Format: 48[kHz], Signed 16[bit], Stereo
int rate = 48000;
snd_pcm_format_t format = SND_PCM_FORMAT_S16_LE;
int channels = 2;
//To use snd_pcm_writei() instead of snd_pcm_writen()
snd_pcm_access_t access = SND_PCM_ACCESS_RW_INTERLEAVED;
//Allow to select the 'plughw' for using sampling rate converter.
int resample = 1;
//Buffer size is 50[ms]
int latency = 50000;
snd_pcm_t *pcm = NULL;
snd_pcm_open(&pcm, "hw:0", SND_PCM_STREAM_PLAYBACK, 0);
snd_pcm_set_params(pcm, format, access, channels, rate, resample, latency);
while (1フレームでも残っていれば) {
writen = snd_pcm_writei(pcm, buf, frames);
if (writen < 0) {
snd_pcm_recover(pcm, writen, 0);
}
}
snd_pcm_close(pcm);
もし48kHz, Signed 16bits, Stereo以外のLPCMデータを再生する場合は、rate, format, channelsの部分をデータに合わせて変更します。
もしハードウェア側が48kHz, Signed 16bits, StereoのLPCM再生をサポートしていない場合は、下記のようなエラーメッセージが出ます。
ALSA lib pcm.c:7431:(snd_pcm_set_params) Rate doesn't match (requested 48000Hz, get 0Hz)
このメッセージが出ていたら、デバイス名を "hw:0" → "plughw:0" としてください。これによりサンプリングレートコンバータ(SRC)が働き、ハードウェアが受け付けられるフォーマットに自動的に変換されます。
例えば44.1kHzしか対応していないサウンドカードで24kHz, Signed 8bits, Monoの音源を鳴らしたときは、下記のような動作イメージになります。
rate = 24000;
format = SND_PCM_FORMAT_U8;
channels = 1;
(デバイス名) = "plughw:0"
24kHz, 8bits, Mono --(plug)--> 44.1kHz, 16bits, Stereo --> hw:0
先ほどの中心部分に、ファイルからのLPCMデータの読み込み部分、エラー処理などを付け加えて、簡易的なプレーヤにしました。
ソースコードはこちらから(※)どうぞ。
ライセンスは、修正BSDライセンスです。
(※)コンパイルの際は -lasoundを付けてください。もしalsa/asoundlib.hが無い場合は、ALSAの開発用パッケージ(Debian Wheezyならlibasound2-dev)をインストールしてください。
注意: 再生できるデータはLPCMデータのみです。WAVファイル(*.wav)もLPCMデータを含むため再生可能ですが、コンテナのヘッダもLPCMデータだと思って再生してしまい、最初にビッ!ビッ!というノイズが鳴ります。WAVファイル再生の際は音量にご注意ください。
警告: 入力されたデータのフォーマットチェックは行っておりません。LPCMデータではないファイルを再生させると、非常に大きい音や、ノイズが鳴り、スピーカーなどを破損する可能性があります。
サービスベンダーや端末メーカーは、自社サービスや製品をユーザに末永く使って(=お金を末永く払って)もらいたいので「自社サービス、製品にユーザを閉じ込める」方向に行きたがります。
本来、ユーザの利便性を考えれば、いつでも他社サービスに移れるようにした方が便利でしょう。標準規格があるならそれに従う、既に普及しているサービスと互換の形式を使う、など。
でも、世界と同じ土俵で自社サービス、製品のオリジナリティを打ち出せます?自信を持ってYesと言うのは難しいですよね。オリジナリティを打ち出せなければ値段勝負、価格破壊、死の行軍が待っています。
一方で、ユーザを閉じ込め、自社サービス、製品の箱庭を作ってしまえば敵は過去の自分だけです。去年より良くしました、と言って作り続ければ、絶対に負けません。楽に勝ち続けられる居心地の良い場所です。
しかし閉鎖的な市場に気づいた海外勢が殴り込みをかけたとき、ユーザは今まで猛烈な不便を強いられていたことに気づきます。
ここで海外勢に勝てるなら、「世界唯一」の「素晴らしい」サービスだった、と言えるのですが、携帯、SNS、テレビ…、いずれも従来サービス、製品は不便だ、使いづらいと誹りを受け、一気にユーザが離れました。
まさに「世界唯一」だけど「外来種が来たら駆逐」されてしまう、ガラパゴス島の固有種とそっくりです。
ガラパゴスとは、うまいこと言ったもんですよね、ほんと。
ユーザの閉じ込めを狙ってやっていない限り「○○」というサービスや製品が、
は市場で「勝った」か?「負けた」か?と聞いているのとほぼ同じです。
ガラパゴスなサービス、製品をたくさん作っているor作っていたからと言って、決していくじなしの会社ってわけじゃないんです。
しかもユーザの閉じ込めを狙ってやっています、なんて誰も言いません。隠しているのではなくて、当事者は意識すらしていないはず。
「より良いものを、と頑張っていただけなのに、どうしてこうなった?」って。
…なんだ「ガラパゴス」は結果論か?と言われれば否定はできませんが、せめて、その道に進みかけた時にこれはヤバいと気づくとか、そうならないように心掛けることはできるんじゃないでしょうか。
メモ: 技術系?の話はFacebookから転記しておくことにした。
パナソニックの半導体事業改革が完了 - EE Times Japanを読んで。
いつもは「絶対、事前にリークしてるでしょ」と思うくらい、ニュースが正確で早い(社内通達よりも)のですが、今回はニュースと社内通達が同時でした。珍しい〜。
推測するに、
辺りですかね。当たっても別に嬉しくないけど。
メモ: 技術系の話はFacebookから転記しておくことにした。
節分から1日ずれちゃいましたが、節分の話でも。
北海道では節分に殻つきの落花生を撒きます。「鬼は外ー」は「雪(※)に向かって落花生を投げる」という意味でした。
もちろん店には大豆も(食べる用なのか?)売っていますが、撒くのは必ず落花生です。
しかし、関東、関西でその話をすると、大抵の人に「なんで落花生?大豆じゃないの?」と驚かれます。「うちもそうだよ」って言われたことはない…はず…たぶん。
そういや、なんで大豆or落花生なのだろう。小豆じゃダメなのかねえ??
(※)この時期の北海道はほぼ確実に雪が積もっているから、地面ではなく雪に向かって投げることになります。
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