Mercurialで下記のような集中式リポジトリ「風」の運用をしているとします。その運用ならSubversionでも良いんじゃないの?ってツッコミはさておき…。
このときリポジトリサーバ上で開発するという運用はまずしないので、マスターリポジトリの作業ディレクトリ(Working directory)に存在するファイルは誰も使いません。残しておいても害はありませんが、ストレージ容量を無駄に消費します。
イメージ沸きにくいと思うので、下記のリポジトリを使って説明します。
#### 適当なリポジトリを作成 #### $ hg init $ echo a > file_a $ echo b > file_b $ hg add file_a file_b $ hg status A file_a A file_b $ hg commit -m 'add files.' #### 以上のリポジトリをサーバ上に移し、マスターリポジトリとした ####
このように作成したマスターリポジトリの作業ディレクトリには、当たり前ですがfile_aとfile_bが含まれています。
これらのファイルをrmコマンドで強引に消しても構いませんが、Mercurialの作業ディレクトリのキャッシュ(.hg/dirstate)が残ったままになって、やはり容量が無駄です。
#### 作業ディレクトリ内のファイルを確認 #### $ ls file_a file_b #### 作業ディレクトリの状態を確認 → 結果: 変更点なし #### $ hg status #### 作業ディレクトリ内のファイルを強引に削除 #### $ rm file_a file_b #### 作業ディレクトリの状態を確認 → 結果: ファイルが存在しない状態 #### $ hg status ! file_a ! file_b #### 作業ディレクトリのキャッシュも残ったまま #### $ ls -la .hg/dirstate -rw-r--r-- 1 user users 86 Oct 3 01:09 .hg/dirstate #### ちなみにdirstateは1000ファイルくらいのリポジトリでも70KB程度で、 #### 大した容量ではないです。
何よりも邪魔なのはhg statusを実行すると、大量の「! filename」状態(リポジトリには存在するが、作業ディレクトリにはファイルが存在しない、という状態)が表示されることです。
そんなお悩みを解消するのが、hg update -C nullです。作業ディレクトリを綺麗さっぱり消してくれて、hg statusにも文句を言わせないのです。
#### 作業ディレクトリを削除 #### $ hg up -C null 0 files updated, 0 files merged, 0 files removed, 0 files unresolved #### 作業ディレクトリにファイルはない #### $ ls #### 作業ディレクトリの状態 → 結果: 変更点なし #### $ hg status #### 作業ディレクトリのキャッシュサイズも縮小 #### $ ls -la .hg/dirstate -rw-r--r-- 1 user users 40 Oct 3 01:15 .hg/dirstate
「ゴミ」が残っているのが気になる、または、気になっていた方はぜひお試しあれ。
目次: Python
PyCharmがメジャーアップデートされ PyCharm 3 がリリースされました。
特筆すべきはIntelliJ IDEAに続き、PyCharmにもCommunity Editionが追加されたことです。つまり基本的な機能は「タダ」で使えるということです。ただ個人的にはショックでした…。
なぜならこのあいだ(2013年8月7日の日記参照)一念発起してPersonal Editionのライセンスを購入したばかりだからです。まさかこのタイミングでCommunity Editionがリリースされるとは、なんと間の悪い…。
目次: ALSA
前回、aplayにてWAVファイルの再生に成功するところまできました。今回は音量の設定方法のご紹介です。
再生は成功しているのに音が出ない!という方も居られるかと思います。原因として、音量が0になっているか、消音(ミュート)されている、ことが考えられます。
前回と同様に、サウンドカードの構成は下記の図の通りです。以降の章はこの構成を使って説明していきます。
音量を確認、変更するにはalsamixerを使用します。
起動方法はalsamixer -D hw:0です。-Dはデバイス名を指定するオプションで、-D hw:0でサウンドカード0の設定を行ってくれ、という意味になります。別のサウンドカードの設定をする場合はhw:0をhw:1なり2なりに適宜変更すれば良いです。
ひとまず全てのボリュームを0にして、全てのミュートを解除し、左端のボリュームから上げていけば、どこかを上げた段階で音が聞こえるようになると思います。
ボリュームを最大にしてミュート解除すると、突然、馬鹿でかい音が鳴って耳がおかしくなるかもしれませんので、ご注意を…。
なおボリューム調整はカーソルの上下キーで、ミュートの設定・解除はMキーです。音量ゲージの下にある2つの文字がMMならミュートされていますので、Mキーを押してOOに変えてください。
操作方法がわからなければ、Hキーを押してヘルプを参考にして下さい。
デザインを変えました。もういい加減、対応していないブラウザは無いだろうと思いCSS level 3に手を出してみました。
CSS 3とは言っても、使った要素はborder-radius(枠線の角を丸める)と、linear-gradient(グラデーション)くらい。
最近の流行はどちらかというと、脱!角丸!って感じがしますが、時代に逆行して角丸を増やしまくりました。あまり増やすと見づらいのでこれくらいにしておきます。
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