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レガシィさんとマルチメータの話を3つほど。車種はレガシィB4 2.0 GT 4WD, 5AT, 2003(TA-BL5)です。マルチメータはTRUSTのGReddy Inteligent Informeter TOUCHです。
モニタの標準設定だとアクセル踏んでいないのに15%などと狂った表示をしますので、最初にアクセル開度表示を調整します。やり方は説明書のp.55にあるとおり、モニタの [SETTING] - [パーセント] - [スロットル] - [電圧指定] メニューから調整します。
レガシィの場合はキーをONまで捻っても「ECU通信エラー」とか言われて調整できませんので、一旦エンジンスタートして、キーをACC位置に戻しましょう。何故かはわかりませんが、こうするとエンジンOFF状態でもECUが生きているみたいで、調整できるようになります。
もちろんエンジン掛けたままでも調整できますが、全開にしたときの燃料が無駄だし、騒音が迷惑極まりないのでやめた方がよいでしょう…。
レガシィに乗り換えてから、上り坂でスロットル開度と加速度が一致しない妙な感じがしていたのですが、マルチモニタを付けたら理由がなんとなくわかりました。
ターボ車は常に過給されるものだと思っていたのですが、ブースト計を見る限りではスロットルをある程度(15%以上)開けないと、エンジンをいくら回しても全く過給されないようです。
私の普段の乗り方だとスロットルをほとんど開けないので、タービンが全然仕事していません。つまりNA車で走っているようなもんです。
ですが上り坂だけは例外で20%〜25%くらい開けていますので、0.5kgf/cm2(≒50kPa)くらい過給圧がかかります。今までNA車同然だったのに、いきなりターボの仕事が加わるため、加速度が全く異なるように感じた、ということでしょう。たぶん。
一つ気になる点があって、マルチメータは圧力の表示にhkPaという変な単位を使っています。私の誤植ではありませんよ…?どうもヘクト、キロ、パスカルと言いたいようなのです。
ブースト計は圧力をkgf/cm2で表示するものが多いですが、kgf/cm2をそのままSI単位系に換算すると見た目の数値が10^5倍(1kgf/cm2 = 98066.5Paのため)になります。
マルチモニタのメーカーは、見た目の数値が変わることを嫌ってkgf/cm2と同じ桁数にしたかった、なおかつ10の5乗を表す接頭辞がなかったものだから、10^2のヘクトと、10^3のキロ(hk)を重ねて書いたんだろう、と推察しています。言いたいことはわかるんですが、残念ながらSI単位系では二重接頭辞は認めていません。
車業界ではタコメータのx1000rpmという書き方が既にあるので、タコメータに習ってx100kPaと書けば万事解決(2011/5/8加筆、実際そのように表記しているメーカーもありました)。しかもkgf/cm2と同じ文字数なので、画面に入りきらないこともないし。
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