先日の在宅勤務環境改善(2021年2月12日の日記参照)にて、デュアルディスプレイにしたところ、ノートPC本体が邪魔になってしまったので、机の上からどけました。
当然、ThinkPad本体のキーボードには手が届きませんから、ワイヤレスキーボードLogicool K295を買いました。Amazonで1,900円くらいでした。K295は変なキーも少ないし、静かで良いですが、キーの認識が渋いです。私の場合、打鍵力が足りず人差し指担当のキー(T, Uなど)の誤打が多発してイライラします。
買ってすぐ買い替えるのもどうかと悩みましたけど、あまりに誤打が多く慣れるまで辛そうだったので、さっさと諦めFILCOのMajestouch赤軸を買いました。ヨドバシで15,000円くらいでした。Majestouchはキーが戻るとき&底打ちしたとき「カーン!」と響く鐘のような音がやかましい以外は、非常に良いキーボードです。
今まで、キーボードは標準的なキーボード(※)であれば、高くても安くても使い心地が気になることはないと思っていました。しかし今回K295がどうも合わなかったことから、実は自分とキーボードの相性って結構あるのか?と疑問に感じるようになりました。
(※)OADG 109A型の配列で、カーソルキー、ファンクションキー等の位置を移動していないキーボードのこと。
まずはキーボードの使用履歴を書き出してみます。
相性とか全く気にならなかった。
誤打しやすかった。
まともに打てなかった。
以前K340やHHKで懲りて、特殊なキー配列のキーボードに触らなくなったので、コンパクト系のキーボードの利用歴はほぼゼロです。そもそもまともに打てないし、レビューできません。
ほとんどPC付属キーボード、ノートPCのキーボードばかりです。これはもしや、勝手に安物だと思いこんでいたPC付属の標準キーボード、実は質が高かったのではなかろうか?
大事な製品に標準で付属するものですし、高級ではないにせよ、あまりに変なものはつけませんよね。これが答えなのでは、という気がしてきました。
Slideshareを初めて使いました。LinkedInのアカウントが必要なのは知りませんでした。偶然LinkedInのアカウントを持っていたので、すんなり登録できました。
試しに USB Type-C, USB PDケーブルとお友達になろうをアップロードしました。ダウンロードもできるし、スライド置き場として優秀ですね。みんな使うわけだ……。
スライドの話もしておくと、USB Type-Cケーブルがどうして何種類もあって、値段が全然違うのか、気になったので調べたことをまとめたものです。USB初心者なので間違ってたらすみません。
最後まで分からなかったのはUSB Power Deliveryの3A/5Aケーブルを見分ける方法です。何か無いんでしょうか。当然USB PDのアナライザで見ればわかりますよ?でもアナライザなんか普通の人は持ってませんよ。パッケージから出した途端に見分けが付かなくなるなんて、一般消費者からしてみたら辛すぎません?
内閣府の「主要耐久消費財等の普及率」「主要耐久消費財の保有数量の推移」(リンク)によると、2人以上の世帯のPC普及率は77.0%、100世帯辺り123.6台(2020年3月)だそうです。
保有世帯だけを考えれば123.6 / 0.77 / 100 = 1.61 [台/世帯] ですから、世帯人数 <PC台数です。PCを日常的に使う習慣がない限り、共有のPCが1台あれば十分ですし、納得感ある結果です。
では、一般のご家庭にPCは最大で何台置けるでしょうか?
PCの消費電力は様々ですが、夢はでっかく、高性能PCとして、AMD Threadripper 3990X, NVIDIA GeForce RTX 3090のマシンを考えましょう。CPUとグラボのTDPは280 + 350W = 630Wです。他の部品や損失を考えると、PC 1台あたり800W程度と思われます。
一般家庭の我が家の電気契約(40A)ですと、5台程度でブレーカーが飛びます。200V系のコンセントを増設し、200Vで給電すれば電流は半減するので10台くらいは置けるでしょう。30A契約のご家庭も多いでしょうから、「高性能PC 8〜10台」これが一般のご家庭の限界と思われます。
では、色々逸脱した逸般の誤家庭の場合はどうでしょうか?
家庭の電気契約は「従量電灯B」という契約(従量電灯B・C電気料金プラン - 東京電力エナジーパートナー株式会社)がほとんどです。従量電灯Bの最大契約アンペア数は60Aで、全て200Vから取ると最大12kWです。したがって12000 / 800 = 15台が限界です。ふーむ、意外と伸びませんね。
冷却の電力は完全に無視しています。冷却を無視したまま15台も置いたら、家の中は一瞬で灼熱地獄になり、人間もPCも死ぬと思います。
大口需要向けに「従量電灯C」という契約もあります。
従量電灯Cの場合10Aごとに基本料金が従量的に増える青天井の契約になります。一般家庭でも契約可能のようです。基本料金を比較すると、従量電灯B< 従量電灯Cとなるため、一般のご家庭だと損するだけで契約する意味はありません。
本来、家電が大量にある豪邸や、業務用の電気機器がある商店用ですが、60Aに満足できない真の逸般の誤家庭にも向いているかもしれませんね。
群とか環とか体とか、大学で教えてもらった記憶がうっすらありますが、何回見ても忘れます。幸いにもWikipedia先生に割と詳しく解説されているので、まとめておこうと思います。
集合Gと二項演算uの組(G, u)を考えます。uは乗法や加法と呼ばれる場合があるようです。以降u(a, b) をa + bの形で表します。
下にある群は、上の群の性質をすべて満たします(以降も特に断りがなければ同じ)。なので、モノイドは半群の性質を満たしますし、群はモノイドと半群の性質を満たします。
集合Rと2つの二項演算u, tの組(R, u, t) を考えます。(R, u) はアーベル群です。uは加法、tは乗法と呼ばれるようです。以降t(a, b) をa * bの形で表します。
群と違って、環はモノイド(単位元が存在する)である必要はないみたいです。
可換環では零でない零因子という困ったことが起きます。
困る例として挙げられていたのはa * b = 0かつa != 0でもb = 0とは限らない、もしくは、a * b = a * cかつa != 0でも、b = cとは限らない、という例でした。
具体的な例が載ってませんでしたが、行列の和と積を考えると発生しそうに思えます。
A = [1, 1] [0, 0] B = [ 1, 0] [-1, 0] C = [0, -1] [0, 1] A * B = [0, 0] [0, 0] A * C = [0, 0] [0, 0] A != 0だがB, Cは零行列ではない。A * B = A * Cだが、B = Cでもない。
環はこういうパターンが無数に出てきて、さらに条件を厳しくしないと困る場合がありますよ、ということですかね?
変わった名前ですが、環の一種のようです。環で発生する零因子による困った問題を排除しています。
群環体の「体」まで辿り着きたかったのですが、整閉整域、一意分解整域、主イデアル整域、ユークリッド整域、体、有限体、と訳のわからない名前のオンパレードで、力尽きました。また今度調べます。
現在使っているThinkPad E480はUSB Type-C端子とHDMI端子しかありません。先日(2021年2月12日の日記参照)新しく購入したディスプレイ2つに画像を出力するには、USB Type-CのDisplayPort Alternate Mode(VESAの機能紹介のページ(英語))を使う必要があります。接続はこんな感じです。
このときE480とディスプレイを繋ぐUSB Type-Cケーブルは3つの役割を果たします。
たった1本のUSB Type-Cケーブルで3役もこなす凄いヤツです。今まで「ACアダプタ」「DisplayPort」「USB Type-A」の3つに分かれていたコネクタが、USB Type-C 1つに統合できますから、省スペースが命のノートPCにとっては大歓迎の機能でしょう。
そんな凄いヤツを使い始めて数日ですが、既に嫌になってきました。正直な感想として、少なくともユーザーからすると便利と思えないし、使わなくて良いなら使いたくないです。
ケーブルの問題は今後、技術革新で細くなることを祈るしかありません。E480の問題は回避策不明です。HWの制約?USBハブの問題は、E480ならUSB Type-Aコネクタが別にあるので、そちらを使えば回避可能です。USB PDの問題は今の所E480だと困っていません。
しかし将来的にノートPCを買い換えるとUSB PDの問題が起きる可能性があります。回避策はあるでしょうか?USB Type-Cが3つ付いていて、1つはDisplayPort、2つ目はUSB PD電源供給、3つ目はPCに繋ぐ、変なハブ的なものがあれば良い?もはや「ケーブル1本でOK」のコンセプトは完全崩壊だし、ディスプレイ側のUSB PDは死蔵確定です。そんな訳のわからんことになるなら、素直にDisplayPortとUSB Type-Cのコネクタ2個付けてくれよって思います。
そもそもDislayPortとUSB PDなんて全く無関係のものを統合したら、どちらか壊れただけでPCが機能不全になることくらい、聡明なVESAやUSB-IFの面々には明らかなはずですけど、何でこんなデザインにしたんですかね?理解しがたいよ……。
昔SHARP SF1という製品がありました(DIMEの記事)。スーパーファミコンとテレビが1つに合体した、当時小学生だった私には夢のような製品でした。配線なしで見た目スッキリ、場所も取らない、ACアダプタやビデオケーブルを接続する手間も不要、いかにも便利そうじゃないですか?結構お高いのもあって、友達が持っているのを見て羨ましかったです。USB Type-Cも似たような売り文句です。
しかし後から聞くところによれば、テレビが故障するとスーパーファミコンを外せないから他のテレビに繋げなくて困る、逆にスーパーファミコンが故障するとテレビごと修理になって高ぇわテレビがなくなるわで困る、元より不便になっています。元々バラバラの製品を無理やり一蓮托生にしたら、そりゃそうなりますわな……。無関係の機能をデタラメに統合してはいけない、という好例です。
残念なことにUSB Type-CもDisplayPortとUSB PDの機能統合で、似たような落とし穴に落ちています。小学生の私に「21世紀になっても人類はSF1と同じ過ちを繰り返しているよ」って教えてあげたいですね。
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