コグノスケ


link 未来から過去へ表示(*)  link 過去から未来へ表示

link もっと前
2020年8月29日 >>> 2020年8月16日
link もっと後

2020年8月29日

ROCK64をRaspberry Pi 3のケースに無理やり格納

目次: ROCK64/ROCKPro64

先日KADHAS VIM2, VIM3を購入したため、ARMボードがさらに増え置き場がなくなりました。既存のボードをコンパクトに収納できないかと画策し、目を付けたのがROCK64です。現在ROCK64は純正ケースに入れて使っていますが、ギリシャの神殿を思わせる立派な柱と、無駄にでかいアクリル板のせいで、すっっごい邪魔です。


ROCK64の純正ケース

ROCK64はRaspberry Pi 3とほぼ同じ大きさですから、Raspberry Pi 3のケースを流用できるはずです。

ケース選び

改造のベースになるケースは、TinkerBoardやRaspberry Pi 3の格納で活躍しているPhysical Computing Labの3ple Decker Raspberry Piケース(公式サイトへのリンク)です。

Rasberry Pi 3は電源がUSB micro Bですが、ROCK64はACアダプタなので、全く形が合いません。アクリルケースの穴を削って広げる必要があります。もう一か所、ROCK64の個体差か(or単に設計の問題か?)ヘッドホンジャックがケースとズレていて、プラグが刺さらないため、これも直さないといけません。


電源コネクタ周辺(削る予定の部分を黒く塗っている)


ヘッドホンジャック周辺(削る予定の部分を黒く塗っている)

削り方はリューターにプラスチック用のビットを付けてゴリゴリ削るだけです。厚さも面積も大したことないので、力業でどうにでもなると思います。アクリルを削ると変なにおいがしますね。焦げてるのかな……?


加工後のケース

ケースを削り終わりました。ROCK64の端子がちゃんと外から見えています。

細かい不都合

元よりROCK64用のケースではないので、様々な不都合が発生します。

  • ROCK64の22pinのピンヘッダ(Pi P5+ Bus)がケースで隠れて配線できない
  • ROCK64のPWR, RESETボタンが押せない
  • ボードの固定が甘くなる

Pi P5+ Busが使用不能になる点は諦めました。Rasberry Pi 3にはないピンヘッダなので致し方無しです。このピンヘッダから引き出していたS/PDIFが利用不可能になりました。さよならS/PDIFさん。

PWR, RESETボタンはケースを開ければ押せますが、面倒です。今後はPWRボタンに頼らない運用を考えるべきでしょう。

ボードが固定できない問題はどうにもなりませんでした。microSDの上部を抑えるケース側のツメがうまくハマりません。


ボードを固定するケース側のツメ

もう少しきちんと調べてみると、ROCK64はRasberry Pi 3よりmicroSDスロットに厚みがあるせいで、microSDの上部を抑えるケース側のツメがうまくハマらないようです。


Raspberry Pi 3の場合


ROCK64の場合

スロットの厚さはどうしようもないので、泣く泣くケース側のツメを折りました。

ツメがないので、microSDカードがケースに引っ掛かってギリギリケースに固定されている状態です。ROCK64の40pinのピンヘッダ(Pi-2 Bus)にジャンパケーブルを抜き差しすると、microSDにかなり力が掛かります。これは良くないですね……。

Pi-2 Busへのケーブル抜き差しは結構固いため、そのうちmicroSDスロットが変形するか、microSDが折れて壊れると思います。幸いなことに、今は頻繁にピンヘッダのケーブル抜き差しはしませんから、しばらくこの状態でも使えるでしょう。

編集者:すずき(2020/10/30 01:22)

コメント一覧

  • コメントはありません。
open/close この記事にコメントする



2020年8月27日

サーバ向けプロセッサでは最強のIntel

目次: ROCK64/ROCKPro64

TwitterでCavium Thunder X3はサーバ向け汎用ARM SoCではなくなるかもしれない、という話を見かけました。Cavium(今はMarvellに買収されました)は独自ARM CPUコアを作って頑張ってたメーカーです。

ARM自体はまだまだめげることなく、サーバ向けに売りたい(Armのサーバ向け戦略十年の計は実を結ぶか、新プロセッサ「Neoverse」 - MONOist)ようですが、肝心のARM系SoCメーカーやサーバベンダーがARM系サーバで成功している様子がないです。

以前Qualcomm Centriqも鳴り物入りでサーバ向けARM SoCに参入しましたが、2018年にあっさり撤退Arm SoCの開発部門を秘かに閉鎖していたQualcomm - EE Times Japan)しています。モバイルの王者Qualcommをもってしても困難な道のようです。

サーバ向けプロセッサはIntelが9割取っているらしいので、崩すのはなかなか容易ではありませんね……。

ARMメニーコア系SoC

サーバ向けとして発表されているARMメニーコア系SoCを列挙してみました。年代はチップがローンチされたおおよその時期です。間違ってたらごめんなさい。

  • Ampere Altra(2020, ARM Neoverse N1, 80コア, 7nm)
  • Amazon Graviton 2(2020, ARM Neoverse N1, 64コア, 7nm)
  • Huawei Kunpeng 920(2019, Hisilicon TSV110, 64コア, 7nm)
  • Cavium Thunder X2(2018, Broadcom Vulkan, 32コア, 14nm)
  • Amazon Graviton(2018, ARM Cortex-A72, 16コア, 16nm)
  • Qualcomm Centriq(2017, Qualcomm Folker, 48コア, 10nm)
  • Socionext SC2A11(2017, Cortex-A53, 24コア)
  • Cavium Thunder X1(2014, Cavium独自, 48コア)

こんな感じですかね?SC2A11はホームページでサーバ向けと謳っていたので、リストに入れてます。でもCA53コアなので、性能的にはThunder X2辺りと並べるのはちょっと厳しい……かな?

編集者:すずき(2023/09/24 12:54)

コメント一覧

  • コメントはありません。
open/close この記事にコメントする



2020年8月24日

ALSAループバックデバイスで簡易リモート再生

目次: ALSA

デスクトップPCにはスピーカーを繋いでいませんが、たまに音声再生を確認したいことがあります。スピーカーを繋ぎ変えても良いですが、ALSAのループバックデバイスを使うと簡単に音声を転送したり、ファイルに記録したりできます。

ループバックデバイスとは再生した音声がそのまま戻ってきて(ループバック)録音できるデバイスのことです。ヘッドフォンの出力端子を、マイクロフォンの入力端子に繋いでループさせた状態を想像してもらうとわかりやすいと思います。

ALSAのループバックデバイス(aloop)は、ALSAの標準的な機能です。普通の環境だとロードされていないはずなので、modprobeでロードします。

ループバックデバイスのインストール
# modprobe snd-aloop

$ cat /proc/asound/pcm

00-03: HDMI 0 : HDMI 0 : playback 1
00-07: HDMI 1 : HDMI 1 : playback 1
00-08: HDMI 2 : HDMI 2 : playback 1
00-09: HDMI 3 : HDMI 3 : playback 1
00-10: HDMI 4 : HDMI 4 : playback 1
01-00: ALC1220 Analog : ALC1220 Analog : playback 1 : capture 1
01-01: ALC1220 Digital : ALC1220 Digital : playback 1
01-02: ALC1220 Alt Analog : ALC1220 Alt Analog : capture 1
02-00: Loopback PCM : Loopback PCM : playback 8 : capture 8    ★このデバイスhw:2を使用する
02-01: Loopback PCM : Loopback PCM : playback 8 : capture 8

ロードし終わるとPCMデバイスが1つ増えます。上記の場合は02-xx(02-00と02-01)が増えています。

ALSAループバックデバイスの使い方

ループバックデバイスはサブデバイス0が再生用、サブデバイス1が録音用となっています。先ほどの例でいうと、再生時はhw:2,0を使い、録音時はhw:2,1を使います。

音声を再生する側
$ aplay test.wav -D hw:2,0

Playing WAVE 'test.wav' : Signed 16 bit Little Endian, Rate 48000 Hz, Stereo
ループバック音声を録音する側
#### ファイルに記録する場合

$ arecord -D hw:2,1 -r 48000 -f S16_LE -c 2 test2.wav

Recording WAVE 'test2.wav' : Signed 16 bit Little Endian, Rate 48000 Hz, Stereo


#### ネットワーク経由で送る場合

$ arecord -D hw:2,1 -r 48000 -f S16_LE -c 2 | nc 192.168.1.10 5555

Recording WAVE 'stdin' : Signed 16 bit Little Endian, Rate 48000 Hz, Stereo

私の家のスピーカーは、今のところROCK64に繋がっています。ROCK64にネットワーク経由で送って、下記のように受け取れば「ほぼ」リアルタイムでデスクトップPCの音声が確認できます。

ネットワーク経由で別端末で受け取る場合
$ nc -l 5555 | aplay -D hw:0

Playing WAVE 'stdin' : Signed 16 bit Little Endian, Rate 48000 Hz, Stereo

受け取る方は先頭のWAVヘッダでサンプリング周波数やチャネル数を知ることができるため、-rや -cを指定する必要はありません。指定しても構いませんが無視されるはずです。

「ほぼ」リアルタイムと書いた理由は、上記の方法だと人間が余裕でわかるくらいの遅延が発生してしまうからです。ちゃんと測っていませんが、0.5秒くらい遅れてるかも?これでも簡易的な音声確認としては十分ですし、気にしなくでも良いでしょう。

編集者:すずき(2023/01/23 14:13)

コメント一覧

  • コメントはありません。
open/close この記事にコメントする



2020年8月20日

Android - まとめリンク

目次: Android

一覧が欲しくなったので作りました。

編集者:すずき(2023/09/24 08:49)

コメント一覧

  • コメントはありません。
open/close この記事にコメントする



2020年8月19日

Androidのメモリの使い方 - Khadas VIMシリーズ

目次: Android

久しぶりにAndroidが動作するボードを購入したので、メモリの使い方を見てみました。開発用ボードはsuが使えるので、情報が何でも取れて楽で良いですね。

最初はKhadas VIM2 Basicというボードです(Linux 3.14.29 aarch64, Android 7.1.2ベース)。Amlogic S912というSoCです。RAMは2GBです。RAMが3GBのProというボードもあります。

Khadas VIM2 Basicの /proc/meminfo
MemTotal:        1746388 kB
MemFree:          457292 kB
MemAvailable:    1170284 kB
Buffers:            7384 kB
Cached:           676612 kB
SwapCached:            0 kB
Active:           380856 kB
Inactive:         585248 kB
Active(anon):     282472 kB
Inactive(anon):      612 kB
Active(file):      98384 kB
Inactive(file):   584636 kB
Unevictable:         252 kB
Mlocked:             252 kB
SwapTotal:        511996 kB
SwapFree:         511996 kB
Dirty:                76 kB
Writeback:             0 kB
AnonPages:        282492 kB
Mapped:           264172 kB
Shmem:               976 kB
Slab:             150844 kB
SReclaimable:     115568 kB
SUnreclaim:        35276 kB
KernelStack:       15184 kB
PageTables:        20864 kB
NFS_Unstable:          0 kB
Bounce:                0 kB
WritebackTmp:          0 kB
CommitLimit:     1385188 kB
Committed_AS:   45821668 kB
VmallocTotal:    2097088 kB
VmallocUsed:      106876 kB
VmallocChunk:    1805380 kB
TotalCMA:         221184 kB
UsedCMA:            4172 kB
HugePages_Total:       0
HugePages_Free:        0
HugePages_Rsvd:        0
HugePages_Surp:        0
Hugepagesize:       2048 kB
Khadas VIM2 Basicの /proc/pagetypeinfo
Page block order: 9
Pages per block:  512

Free pages count per migrate type at order       0      1      2      3      4      5      6      7      8      9     10   total
Node    0, zone   Normal, type    Unmovable    103     43     23      8      1      0      0      0      1      0      0     617
Node    0, zone   Normal, type  Reclaimable      0      1      1      0      1      2      0      0      1      0      0     342
Node    0, zone   Normal, type      Movable      0      0     95     52     12      5      1      0      1      0    109  113084
Node    0, zone   Normal, type      Reserve      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0       0
Node    0, zone   Normal, type          CMA      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0       0
Node    0, zone   Normal, type      Isolate      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0       0


Number of blocks type     Unmovable  Reclaimable      Movable      Reserve          CMA      Isolate
Node 0, zone   Normal          144           14          690            2          108            0
Khadas VIM2 Basicの /proc/iomem
00000000-04ffffff : System RAM
  01080000-01f5b813 : Kernel code
  020ac000-025a0fff : Kernel data
05300000-072fffff : System RAM
07300000-07307fff : persistent_ram
07308000-0730ffff : persistent_ram
07310000-07317fff : persistent_ram
07318000-0731ffff : persistent_ram
07320000-07327fff : persistent_ram
07328000-0732ffff : persistent_ram
07330000-07337fff : persistent_ram
07338000-0733ffff : persistent_ram
07340000-07347fff : persistent_ram
07348000-0734ffff : persistent_ram
07350000-07357fff : persistent_ram
07358000-0735ffff : persistent_ram
07360000-07367fff : persistent_ram
07368000-0736ffff : persistent_ram
07370000-07377fff : persistent_ram
07378000-0737ffff : persistent_ram
07380000-07387fff : persistent_ram
07388000-0738ffff : persistent_ram
07390000-07397fff : persistent_ram
07398000-0739ffff : persistent_ram
073a0000-073a7fff : persistent_ram
073a8000-073affff : persistent_ram
073b0000-073b7fff : persistent_ram
073b8000-073bffff : persistent_ram
073c0000-073c7fff : persistent_ram
073c8000-073cffff : persistent_ram
073d0000-073d7fff : persistent_ram
073d8000-073dffff : persistent_ram
073e0000-073e7fff : persistent_ram
073e8000-073effff : persistent_ram
073f0000-073f7fff : persistent_ram
073f8000-073fbfff : persistent_ram
073fc000-073fcfff : persistent_ram
073fd000-073fdfff : persistent_ram
07400000-77ffffff : System RAM
c11084c0-c11084d7 : c11084c0.serial
c1108500-c110851f : /i2c@c1108500
c1108680-c11086af : c1108680.saradc
c11087c0-c11087df : /i2c@c11087c0
c1109880-c110988f : /pinmux
c8013000-c80137ff : /mhu@c883c400
c8100014-c810001b : mux
c8100024-c810002b : gpio
c810002c-c810002f : pull
c8100480-c810049f : /rc@c8100580
c81004c0-c81004d7 : c81004c0.serial
c81004e0-c81004f7 : c81004e0.serial
c8100580-c81005c3 : /rc@c8100580
c8832000-c8832013 : /t9015
c8834430-c883446f : gpio
c88344b0-c88344d7 : mux
c88344e8-c88344fb : pull
c8834500-c8834503 : /defendkey
c8834520-c8834533 : pull-enable
c8834540-c8834547 : /ethernet@0xc9410000
c8834558-c8834563 : /ethernet@0xc9410000
c8838000-c88383ff : c8838000.canvas
c883c3d8-c883c3df : c1108680.saradc
c883c400-c883c44b : /mhu@c883c400
c9000000-c9007fff : /dwc3@c9000000
  c9000000-c9007fff : xhci-hcd
c900c100-c90fffff : /dwc3@c9000000
c9410000-c941ffff : /ethernet@0xc9410000
d0078000-d007807f : /usb2phy@d0078000
d0078080-d007809f : /usb3phy@d0078080
d00c0000-d01bffff : d00c0000.t82x

2つ目はKhadas VIM3 Basicというボードです(Linux 4.9.113 armv7l, Android 9ベース)。Amlogic A311DというSoCで、S922XにNPUというAI処理用のIPを搭載した仕様です。S922Xとピンコンパチとのこと。RAMは2GBです。RAMが4GBのProというボードもあります。

Khadas VIM3 Basicの /proc/meminfo
MemTotal:        1925088 kB
MemFree:          643640 kB
MemAvailable:    1091900 kB
Buffers:            9696 kB
Cached:           563448 kB
SwapCached:            0 kB
Active:           405012 kB
Inactive:         434112 kB
Active(anon):     268152 kB
Inactive(anon):      788 kB
Active(file):     136860 kB
Inactive(file):   433324 kB
Unevictable:        2372 kB
Mlocked:            2372 kB
HighTotal:       1179648 kB
HighFree:          36428 kB
LowTotal:         745440 kB
LowFree:          607212 kB
SwapTotal:        262140 kB
SwapFree:         262140 kB
Dirty:                 0 kB
Writeback:             0 kB
AnonPages:        268356 kB
Mapped:           389444 kB
Shmem:              1084 kB
Slab:              58456 kB
SReclaimable:      24384 kB
SUnreclaim:        34072 kB
KernelStack:        8856 kB
PageTables:        22616 kB
NFS_Unstable:          0 kB
Bounce:                0 kB
WritebackTmp:          0 kB
CommitLimit:     1224684 kB
Committed_AS:   29512728 kB
VmallocTotal:     245760 kB
VmallocUsed:           0 kB
VmallocChunk:          0 kB
CmaTotal:         778240 kB
CmaFree:           10972 kB
VmapStack:          4440 kB
Khadas VIM3 Basicの /proc/pagetypeinfo
Page block order: 10
Pages per block:  1024

Free pages count per migrate type at order       0      1      2      3      4      5      6      7      8      9     10
Node    0, zone   Normal, type    Unmovable     39     46     15      4      3      1      1      0      1      1      0
Node    0, zone   Normal, type      Movable    418     81     32      8     11      8      2      1      1      1    144
Node    0, zone   Normal, type  Reclaimable      0      1      1      4      0      1      0      1      1      1      0
Node    0, zone   Normal, type   HighAtomic      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0
Node    0, zone   Normal, type          CMA      6      0      0      1      0      0      0      0      0      0      0
Node    0, zone   Normal, type      Isolate      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0
Node    0, zone  HighMem, type    Unmovable    150     76     76     34     17      3     40     10      0      0      0
Node    0, zone  HighMem, type      Movable     90    186     62     26     10      4      1      0      0      0      0
Node    0, zone  HighMem, type  Reclaimable      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0
Node    0, zone  HighMem, type   HighAtomic      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0
Node    0, zone  HighMem, type          CMA    864    430    120     63     26      7      0      0      0      0      0
Node    0, zone  HighMem, type      Isolate      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0      0

Number of blocks type     Unmovable      Movable  Reclaimable   HighAtomic          CMA      Isolate
Node 0, zone   Normal           17          167            7            0            1            0
Node 0, zone  HighMem           73           26            0            0          189            0
Khadas VIM3 Basicの /proc/iomem
00000000-77ffffff : System RAM
  00108000-015fffff : Kernel code
  01700000-0198cbc3 : Kernel data
ff100000-ff1007ff : galcore register region
ff3f0000-ff3fffff : eth_base
ff500000-ff507fff : /dwc3@ff500000
  ff500000-ff507fff : /dwc3@ff500000
ff50c100-ff5fffff : /dwc3@ff500000
ff630218-ff63021b : /rng
ff632000-ff633fff : /t9015
ff634440-ff63448b : gpio
ff6344e8-ff6344ff : pull
ff634520-ff634537 : pull-enable
ff634540-ff634547 : eth_cfg
ff6346c0-ff6346ff : mux
ff634740-ff63475b : drive-strength
ff638000-ff639fff : ff638000.canvas
ff63c400-ff63c44b : /mhu@c883c400
ff642000-ff643fff : /soc/audiobus@0xff642000
ff64c000-ff64c09f : eth_pll
ff800014-ff80001b : mux
ff80001c-ff800023 : drive-strength
ff800024-ff800037 : gpio
ff802000-ff80201f : /soc/aobus@ff800000/pwm@2000
ff803000-ff803017 : ff803000.serial
ff805000-ff80501f : /soc/aobus@ff800000/i2c@5000
ff808000-ff80801f : /rc@0xff808040
ff808040-ff808083 : /rc@0xff808040
ff809000-ff809047 : /saradc
ffd01008-ffd0100b : eth_reset
ffd19000-ffd1901f : /soc/cbus@ffd00000/pwm@19000
ffd1b000-ffd1b01f : /soc/cbus@ffd00000/pwm@1b000
ffd1c000-ffd1c01f : /soc/cbus@ffd00000/i2c@1c000
ffd22000-ffd22017 : ffd22000.serial
ffd24000-ffd24017 : ffd24000.serial
ffe03000-ffe037ff : /sdio@ffe03000
ffe05000-ffe057ff : /sd@ffe05000
ffe07000-ffe077ff : /emmc@ffe07000
ffe09000-ffe0907f : /usb2phy@ffe09000
ffe09080-ffe0909f : /usb3phy@ffe09080
ffe40000-ffe43fff : ffe40000.bifrost
fffe7000-fffe77ff : /mhu@c883c400
編集者:すずき(2023/09/24 08:50)

コメント一覧

  • コメントはありません。
open/close この記事にコメントする



2020年8月16日

The Hunter: Call of the Wild

お盆休みの間、行くところも特にないのでThe Hunter: Call of the Wildばかりやっていました。気づいたらプレイ時間が100時間を超えていたので、そろそろ感想くらい書いても良かろうってことで書いてみます。

The Hunterはゲームというより「リアル指向」のスポーツハンティングシミュレータです。とても良くできていると思います。ただですね、最初に言っておきますが、私は「リアル指向」が強すぎるゲームは嫌いです。ゲームとして全く面白くないです……。

気に入ったところ

  • 画がめちゃくちゃ綺麗(貧弱なGPU(※)ではプレイできない)
  • マップが多彩、山あり、川あり、湖あり、ツンドラにもサバンナにも行ける
  • 鳥、うさぎ、シカ、クマなどなど獲物が多彩
  • ライフルや他の武器の再現度が高い(実物がモデルになっているようだ)
  • 鳴き声や足跡から獲物を追う、わくわく感

気に入らないところ

  • GPUの力が足りないときフレームスキップせず、スローモーションになりイライラ度がMAX
  • マップが広い割に移動が遅くてイライラする
  • 動物が少ない、特に初期3マップ(レイトン湖水地方、ヒルシュフェルデン保護区、メドヴェド=タイガ国立公園)は過疎地すぎる
  • リアルに寄せすぎてゲーム的な面白さがない
  • ごちゃごちゃうるさい(撃てばOKじゃなくて、狩猟基準のシステムがややこしい)
  • 「狩猟圧」というファンタジーシステムの存在

上に挙げた、良い点も悪い点も全て「リアル指向」であることに端を発しています。リアル指向である点が気に入らなければ、ほぼ全てが気に入らないと思います。逆に「リアル指向」が好きな人には最高の作品だと思います。

(※)私のノートPCに搭載されている、Radeon RX 550では歯が立たないです。画質設定を全て最低に落としたうえで、ウインドウモードにして、FullHDの1/4くらいのサイズにしないとまともに動きません。

The Hunter細かすぎて伝わらないルール: 狩猟基準

The Hunter: COTWでは、獲物を仕留め回収する際に点数が付きます。今はAnimal Scoring 2.0という基準だそうです。大まかには、下記を守ると点が高くなります。

  • 適切な弾丸を使用したか?
  • 2発以内に仕留めたか?
  • 致命傷を与えたか(心臓、肺など)?
  • トロフィー部位(たいていは頭蓋骨)は無事か?

最初の「適切な弾丸か?」について捕捉すると、鳥やウサギ、キツネのような小物を、ヘラジカ用の大口径ライフルの弾丸でぶっ飛ばすと点が下がります。獲物と弾丸にはクラス分けがされているので、一致させればOKです。

真ん中の2つについては、致命傷を与えなければ何度も撃つ羽目になるので、たいていは一緒に達成するはずです。

最後の「トロフィー部位は無事か?」については、獲物をはく製にして飾ることが狩りの1つの目的なので、はく製にする部分に穴が開くような撃ち方(=ヘッドショットする)をすると点が下がります。

The Hunter細かすぎて伝わらないルール: 狩猟圧

リアル指向のThe Hunterにおいて、極めて不自然なファンタジーシステムです。

獲物を仕留めた場所に、マップ上で見ると紫色の血飛沫のようなマークがつき、その付近には再び動物が寄りつきにくくなります。時間経過では消えず、他の場所で獲物を仕留めると段々古い狩猟圧から消えるようです。

同じニードゾーンでずっと待ち伏せ狩りすることを阻止したかったのだと思いますが、かなり変なシステムです。全然リアルじゃないでしょう。私の中ではこのシステムがつまんなさに拍車をかけています……。

邪道ハンターのススメ

The Hunterはスコアシステムを考慮して、急所を狙いやすく、弱い弾丸でも威力が保てる至近距離に近づくべきです。が、50mくらいまで近寄ろうとすると、何かと最悪なことが多くて、本当にイライラします。

気づかれないように近づく移動方法として匍匐前進があります。しかし匍匐前進は、速度が遅く時間ばかり掛かってイライラします。いかに慎重に近づいても獲物に逃げられることがあってこれまたイライラします。匍匐前進だと藪で獲物が見えず近づいても撃てないことが多くて、さらにイライラ度が高まります。

真面目に接近しようとするほど、イライラして正直やってられませんので、邪道ハンターのススメ「走り回って、気づかれないほど遠くから、大口径ライフルでズドン」を紹介します。

  • 動物の密度が高いDLCマップを選ぶ(初期3マップ以外なら多分OK)
  • 鳴き声を聴くまで適当に走り回る(呼び笛に反応しない動物は無視)
  • 三脚を建てて登る
  • 呼び笛を鳴らしまくる(何も来なかったら三脚を畳み、また走り回る)
  • 近づいてくる獲物を双眼鏡で見つける
  • ライフルに持ち替えて、動物が立ち止まるまで待つ
  • 使用可能な最強の大口径ライフルで一撃必殺する(獲物のクラスは無視)

もしニードゾーンが使えそうなら、

  • 動物の密度が高いDLCマップを選ぶ(初期3マップ以外なら多分OK)
  • 時間に合ったニードゾーン(※2)に行く
  • 獲物を双眼鏡で見つける(見つからなかったら、気にせず他の場所を探す)
  • ウェイポイントを獲物を見つけた地点に置く
  • ウェイポイントの100m〜150mくらいまで近寄る(匍匐は不要、中腰でOK)
  • ライフルに持ち替える
  • 使用可能な最強の大口径ライフルで一撃必殺する(獲物のクラスは無視)

最重要ポイントは、動物への接近に時間を掛けないことです。手早く次にチャレンジできてダルさが激減しますし、動物に逃げられても惜しくありません。The Hunterは動物との遭遇率がかなり低いので、時間をかけて逃げられたときのガッカリ感が半端じゃないです。

次に重要なのは距離を開けることと、高威力のライフルです。距離を100mくらい空ければ、風向きを無視しても、動物が逃げる確率は低いです。大口径ライフルならば急所を外しても即死する確率が高まります。これらの合わせ技により、ハント成功率がかなり上がりました。

とにかく「走り回って、気づかれないほど遠くから、大口径ライフルでズドン」で、お気軽な快適ハンティングを楽しみましょう。

(※2)ニードゾーン=動物の食事、給水、休憩場所のことです。このゲームでは特定の時間帯に、特定の動物がニードゾーンに集まってくるようにできています。かなり強い引き寄せ力をもっているため、待ち伏せ狩りの場所として最適です。

細かいことは気にしない

狩猟基準は無視を推奨します。点を上げるには弱い弾1発で仕留める必要があり、そのためには近づく必要があります。近づけば逃げられる可能性が高まります。時間かかってイライラするだけです。健康に良くありません。別に0点だろうが10点だろうが、どうでも良いです。それよりもハントしたいだろ?なあ?

シナリオも無視を推奨します。真面目に追いかけると、シナリオの攻略対象の動物が見つからずイライラするだけで、全く面白くないです。それよりもあらゆる場所で目に付いた動物を乱獲すれば、いくつかは勝手に終わります。暇で仕方なくて、シナリオが気になる!くらいまで、無視して良いと思います。

編集者:すずき(2020/08/16 18:05)

コメント一覧

  • コメントはありません。
open/close この記事にコメントする



link もっと前
2020年8月29日 >>> 2020年8月16日
link もっと後

管理用メニュー

link 記事を新規作成

<2020>
<<<08>>>
------1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031-----

最近のコメント5件

  • link 21年9月20日
    すずきさん (11/19 01:04)
    「It was my pleasure.」
  • link 21年9月20日
    whtさん (11/17 23:41)
    「This blog solves my ...」
  • link 24年10月1日
    すずきさん (10/06 03:41)
    「xrdpで十分動作しているので、Wayl...」
  • link 24年10月1日
    hdkさん (10/03 19:05)
    「GNOMEをお使いでしたら今はWayla...」
  • link 24年10月1日
    すずきさん (10/03 10:12)
    「私は逆にVNCサーバーに繋ぐ使い方をした...」

最近の記事20件

  • link 24年11月18日
    すずき (12/04 02:08)
    「[nvJPEGとNVJPGとJetson APIその1 - nvJPEG decoupled API] 目次: Linux半年...」
  • link 23年4月10日
    すずき (12/04 01:40)
    「[Linux - まとめリンク] 目次: Linux関係の深いまとめリンク。目次: RISC-V目次: ROCK64/ROCK...」
  • link 24年11月28日
    すずき (12/01 00:53)
    「[BIOS/UEFI画面に入る方法] PCは起動時にあるキーを押すとBIOS/UEFIの設定画面に遷移します。良く見るパターン...」
  • link 24年11月25日
    すずき (12/01 00:39)
    「[libjpeg-turboのライブラリは2つある] 目次: Linux高速なJPEGデコード/エンコードライブラリで有名なl...」
  • link 24年11月17日
    すずき (11/26 15:40)
    「[JTSA Limited大会参加2024] 目次: 射的JTSA Limitedの大会に参加しました。去年はベレッタが壊れま...」
  • link 23年11月25日
    すずき (11/25 03:01)
    「[JTSA Limited大会参加2023] 目次: 射的JTSA Limitedの大会に参加しました。いつも使っているエアガ...」
  • link 24年9月6日
    すずき (11/25 02:58)
    「[ベレッタ92が壊れた] 目次: 射的ガスガンのベレッタ92(正確な商品名は東京マルイ U.S. M9ピストル)が壊れました。...」
  • link 22年3月18日
    すずき (11/25 02:57)
    「[射的 - まとめリンク] 目次: 射的一覧が欲しくなったので作りました。ガスガン その1ガスガン その2ガスガンが増えました...」
  • link 24年11月6日
    すずき (11/15 23:47)
    「[Ubuntu 24.04 LTS on ThinkPad X1 Carbon Gen 12] 目次: Linux会社ではTh...」
  • link 24年11月11日
    すずき (11/15 23:26)
    「[Pythonのテストフレームワーク] 目次: Python最近Pythonを触ることが増えたのでテストについて調べようと思い...」
  • link 24年11月2日
    すずき (11/15 23:25)
    「[Python - まとめリンク] 目次: Python一覧が欲しくなったので作りました。 スクリプト言語始めました(Pyth...」
  • link 20年5月10日
    すずき (11/15 23:24)
    「[Pythonの文字置換APIは変な名前] 目次: PythonPythonの文字列置換は "string".replace(...」
  • link 24年2月7日
    すずき (11/15 23:23)
    「[複数の音声ファイルのラウドネスを統一したい] 目次: PythonPCやデジタル音楽プレーヤーで音楽を聞いていると、曲によっ...」
  • link 13年7月2日
    すずき (11/15 23:22)
    「[スクリプト言語始めました(PythonとRubyでNクイーン問題)] 目次: ベンチマーク目次: Pythonスクリプト言語...」
  • link 23年9月18日
    すずき (11/15 23:22)
    「[一覧の一覧 - まとめリンク] 一覧の一覧、まとめのまとめが欲しくなったので作りました。OS、アーキテクチャ系。目次: An...」
  • link 13年10月1日
    すずき (11/15 23:21)
    「[JetBrains PyCharm 3.0リリース] 目次: PythonPyCharmがメジャーアップデートされ PyCh...」
  • link 22年7月8日
    すずき (11/08 23:28)
    「[マンガ紹介 - まとめリンク] 目次: マンガ紹介面白かった漫画の紹介です。知名度はあまり気にせず紹介します。5作品乙女ゲー...」
  • link 24年10月31日
    すずき (11/04 15:17)
    「[DENSOの最終勤務日] 最終勤務日でした、入門カードや会社のPCを返却してきました。在籍期間はNSITEXE(品川のオフィ...」
  • link 24年10月30日
    すずき (11/02 20:33)
    「[マンガ紹介] 目次: マンガ紹介お気に入りのマンガ紹介シリーズ。最近完結した短めの作品を紹介します。マイナススキル持ち四人が...」
  • link 19年3月28日
    すずき (11/02 13:27)
    「[マンガ紹介] 目次: マンガ紹介お気に入りのマンガ紹介シリーズ。こわもてかわもて(全2巻、2019年)(アマゾンへのリンク)...」
link もっとみる

こんてんつ

open/close wiki
open/close Linux JM
open/close Java API

過去の日記

open/close 2002年
open/close 2003年
open/close 2004年
open/close 2005年
open/close 2006年
open/close 2007年
open/close 2008年
open/close 2009年
open/close 2010年
open/close 2011年
open/close 2012年
open/close 2013年
open/close 2014年
open/close 2015年
open/close 2016年
open/close 2017年
open/close 2018年
open/close 2019年
open/close 2020年
open/close 2021年
open/close 2022年
open/close 2023年
open/close 2024年
open/close 過去日記について

その他の情報

open/close アクセス統計
open/close サーバ一覧
open/close サイトの情報

合計:  counter total
本日:  counter today

link About www.katsuster.net
RDFファイル RSS 1.0

最終更新: 12/04 02:08