public class NamingManager extends Object
このクラスはインスタンス化できません。このクラスは static メソッドだけを持っています。
このクラスのドキュメントの URL の記載は、RFC 1738 およびその関連 RFC で定義されている URL 文字列を適用しています。URL 文字列は RFC の構文規則に準拠する任意の文字列です。対応するサポートが java.net.URL クラスまたは Web ブラウザに必ずあるとは限りません。
NamingManager は、複数のスレッドによる並行アクセスに対して安全です。
別途注釈のある場合を除いて、Name またはメソッドに渡される環境パラメータは、呼び出し側が所有します。実装はオブジェクトを変更せず、そのオブジェクトに対する参照も保持しませんが、その複製またはコピーに対する参照を保持することがあります。
修飾子と型 | フィールドと説明 |
---|---|
static String |
CPE
getContinuationContext() がその CannotProceedException パラメータの値を格納する環境プロパティーの名前を保持する定数。
|
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
static Context |
getContinuationContext(CannotProceedException cpe)
コンテキスト操作を継続するコンテキストを生成します。
|
static Context |
getInitialContext(Hashtable<?,?> env)
指定された環境プロパティーを使って、初期コンテキストを生成します。
|
static Object |
getObjectInstance(Object refInfo, Name name, Context nameCtx, Hashtable<?,?> environment)
指定されたオブジェクトおよび環境にオブジェクトのインスタンスを生成します。
|
static Object |
getStateToBind(Object obj, Name name, Context nameCtx, Hashtable<?,?> environment)
オブジェクトのバインディングの状態を取得します。
|
static Context |
getURLContext(String scheme, Hashtable<?,?> environment)
指定された URL スキーマ ID にコンテキストを生成します。
|
static boolean |
hasInitialContextFactoryBuilder()
初期コンテキストファクトリビルダーが設定されているかどうかを判定します。
|
static void |
setInitialContextFactoryBuilder(InitialContextFactoryBuilder builder)
InitialContextFactory ビルダーがビルダーであることを指定します。
|
static void |
setObjectFactoryBuilder(ObjectFactoryBuilder builder)
ObjectFactoryBuilder は、オブジェクトファクトリをロードする際に使用するポリシーを決定します。
|
public static final String CPE
この定数の値は java.naming.spi.CannotProceedException です。
getContinuationContext(javax.naming.CannotProceedException)
、定数フィールド値public static void setObjectFactoryBuilder(ObjectFactoryBuilder builder) throws NamingException
ビルダーをインストールできるのは、セキュリティーマネージャーの checkSetFactory() メソッドが実行中のスレッドにインストールを許可した場合に限ります。一度インストールすると、ビルダーを置き換えることはできません。
builder
- インストールするファクトリビルダー。null の場合、インストールされるビルダーがない。SecurityException
- セキュリティー上の理由から、ビルダーをインストールできない場合。NamingException
- セキュリティーに関連しない理由で、ビルダーをインストールできない場合。IllegalStateException
- ファクトリがすでにインストールされている場合。getObjectInstance(java.lang.Object, javax.naming.Name, javax.naming.Context, java.util.Hashtable<?, ?>)
, ObjectFactory
, ObjectFactoryBuilder
, SecurityManager.checkSetFactory()
public static Object getObjectInstance(Object refInfo, Name name, Context nameCtx, Hashtable<?,?> environment) throws Exception
オブジェクトファクトリビルダーがインストールされている場合、そのビルダーを使って、オブジェクトを生成するファクトリを生成します。そうでない場合は、次の規則を使用してオブジェクトを生成します。
refInfo
がファクトリクラス名を格納する Reference
または Referenceable
である場合、指定されたファクトリを使ってオブジェクトを生成します。ファクトリを生成できない場合は refInfo
を返します。JDK 1.1 では、参照で指定された位置からファクトリクラスをロードする必要がある場合、SecurityManager をインストールしてあることが必要です。インストールしていない場合、ファクトリ生成は失敗します。ファクトリの生成中に例外が検出された場合、その例外は呼び出し側に引き渡されます。
refInfo
を返します。オブジェクトの生成中に例外が検出された場合、その例外は呼び出し側に引き渡されます。
DirContext インタフェースを実装しているサービスプロバイダは、このメソッドではなく DirectoryManager.getObjectInstance() を使うようにします。Context インタフェースのみを実装するサービスプロバイダは、このメソッドを使用するようにしてください。
オブジェクトファクトリ (ObjectFactory インタフェースを実装しているオブジェクト) は public であることが必要で、また引数を取らない public コンストラクタを持つ必要があります。
作成されるオブジェクトの名前を指定するために、必要に応じて name
パラメータや nameCtx
パラメータを使用できます。name
は、コンテキスト nameCtx
を基準にした、オブジェクトの名前です。この情報は、オブジェクトファクトリまたはオブジェクト実装に有用な場合があります。オブジェクトを命名できるコンテキストが複数あることもありますが、その場合は呼び出し側が選択します。適切な経験則として、使用可能な「もっとも深い」コンテキストを選択することをお勧めします。nameCtx
が null の場合、name
はデフォルトの初期コンテキストを基準にしています。名前を指定しない場合は、name
パラメータを null にします。
refInfo
- オブジェクトを作成する対象となる null の可能性があるオブジェクト。name
- nameCtx
を基準にしたこのオブジェクトの名前。名前の指定はオプション。省略される場合は、name
を null にする。nameCtx
- name
パラメータが基準にして指定されているコンテキスト。null の場合、name
はデフォルトの初期コンテキストを基準にする。environment
- オブジェクトファクトリとオブジェクトの作成で使用される null の可能性がある環境。refInfo
を使って生成されたオブジェクト、または上記のアルゴリズムを使ってオブジェクトを生成できなかった場合は refInfo
。NamingException
- URL コンテキストを取得するときにネーミング例外が見つかった場合、またはアクセスしたファクトリの 1 つが NamingException をスローした場合。Exception
- アクセスされたいずれかのファクトリが例外をスローした場合、またはファクトリやオブジェクトクラスのロード中およびインスタンス化中にエラーが検出された場合。ファクトリは、オブジェクトの作成にほかのファクトリが使用されるようにしたくない場合にのみ例外をスローするようにする。ObjectFactory.getObjectInstance() を参照。getURLContext(java.lang.String, java.util.Hashtable<?, ?>)
, ObjectFactory
, ObjectFactory.getObjectInstance(java.lang.Object, javax.naming.Name, javax.naming.Context, java.util.Hashtable<?, ?>)
public static Context getURLContext(String scheme, Hashtable<?,?> environment) throws NamingException
生成されたコンテキストは、スキーマ scheme
の URL を解決するためのものです。結果のコンテキストは特定の URL に結び付いていません。このコンテキストは指定されたスキーマで任意の URL を処理できます。
結果のコンテキストを生成するファクトリのクラス名は、次に指定されるように、パッケージに名前変換 scheme-idURLContextFactory (ftp スキーマ ID であれば ftpURLContextFactory など) を持っています。Context.URL_PKG_PREFIXES 環境プロパティー (アプレットパラメータ、システムプロパティー、またはアプリケーションリソースファイルから取った値を含む場合がある) は、コロンで区切られたパッケージ接頭辞のリストを格納します。プロパティーの各パッケージ接頭辞には、指定された順序でファクトリクラスのロードが試みられます。デフォルトのパッケージ接頭辞は com.sun.jndi.url です (指定されたパッケージがどれも成功しない場合、このデフォルトが試される)。完全なパッケージ名がパッケージ接頭辞を使って構築され、スキーマ ID に連結されます。
たとえば、スキーマ ID が ldap で Context.URL_PKG_PREFIXES プロパティーが com.widget:com.wiz.jndi を含む場合、ネーミングマネージャーは次のクラスのロードを試行し、どれか 1 つをインスタンス化できるまでこれを続けます。
ファクトリがインスタンス化されると、そのインスタンスは次のパラメータで呼び出され、コンテキストを生成します。
factory.getObjectInstance(null, environment);
たとえば、LDAP URL コンテキストファクトリで getObjectInstance() を上記のように呼び出すと、LDAP URL を解決できるコンテキストが返されます (ldap://ldap.wiz.com/o=wiz,c=us、ldap://ldap.umich.edu/o=umich,c=us など)。
オブジェクトファクトリ (ObjectFactory インタフェースを実装しているオブジェクト) は public であることが必要で、また引数を取らない public コンストラクタを持つ必要があります。
scheme
- コンテキストがサポートする URL の null 以外のスキーマ ID。environment
- null の可能性がある、オブジェクトファクトリおよびコンテキストの生成に使用される環境プロパティー。scheme
を使用して URL を解決するコンテキスト。コンテキストを生成するファクトリが検出されない場合は null
。NamingException
- コンテキストの作成中にネーミング例外が発生した場合。getObjectInstance(java.lang.Object, javax.naming.Name, javax.naming.Context, java.util.Hashtable<?, ?>)
, ObjectFactory.getObjectInstance(java.lang.Object, javax.naming.Name, javax.naming.Context, java.util.Hashtable<?, ?>)
public static Context getInitialContext(Hashtable<?,?> env) throws NamingException
InitialContextFactoryBuilder がインストールされている場合、それを使って初期コンテキストを生成するファクトリを生成します。そうでない場合は、Context.INITIAL_CONTEXT_FACTORY 環境プロパティーで指定されたクラスが使われます。初期コンテキストファクトリ (InitialContextFactory インタフェースを実装しているオブジェクト) は public であることが必要で、また引数を取らない public コンストラクタを持っている必要があります。
env
- null の可能性がある、コンテキストの生成時に使用される環境プロパティー。NoInitialContextException
- Context.INITIAL_CONTEXT_FACTORY プロパティーが検出されないか、存在しないクラスまたはインスタンス化できないクラスをこのプロパティーが指定した場合、あるいはほかの理由で初期コンテキストを生成できない場合。NamingException
- ほかのネーミング例外が見つかった場合。InitialContext
, InitialDirContext
public static void setInitialContextFactoryBuilder(InitialContextFactoryBuilder builder) throws NamingException
ビルダーをインストールできるのは、実行中のスレッドにセキュリティーマネージャーがインストールを許可した場合に限ります。一度インストールすると、ビルダーを置き換えることはできません。
builder
- インストールする初期コンテキストファクトリビルダー。null の場合、ビルダーが設定されていない。SecurityException
- セキュリティー上の理由から、ビルダーをインストールできない場合。NamingException
- セキュリティーに関連しない理由で、ビルダーをインストールできない場合。IllegalStateException
- ビルダーがすでにインストールされている場合。hasInitialContextFactoryBuilder()
, SecurityManager.checkSetFactory()
public static boolean hasInitialContextFactoryBuilder()
setInitialContextFactoryBuilder(javax.naming.spi.InitialContextFactoryBuilder)
public static Context getContinuationContext(CannotProceedException cpe) throws NamingException
複数の名前空間にまたがる名前で操作を行う場合、1 つのネーミングシステムのコンテキストがその操作を次のネーミングシステムに渡す必要があることがあります。コンテキスト実装はこれを行うために、どれだけ処理したかを正確に示す情報を格納する CannotProceedException
を最初に構築します。次に、getContinuationContext
を呼び出すことによって、JNDI から継続コンテキストを取得します。コンテキスト実装は継続コンテキストの同じ操作を呼び出して、まだ解決されていない名前の残りの部分を使ってコンテキスト操作を再開します。
cpe パラメータを使用する前にこのメソッドは、プロパティー CPE の値を cpe に設定することによって、そのオブジェクトに関連付けられている環境を更新します。このプロパティーは継続コンテキストが継承し、そのコンテキストのサービスプロバイダがこの例外のフィールドを調べるのに使います。
cpe
- この継続をトリガーした null 以外の例外。NamingException
- ネーミング例外が発生した場合。public static Object getStateToBind(Object obj, Name name, Context nameCtx, Hashtable<?,?> environment) throws NamingException
DirContext インタフェースを実装しているサービスプロバイダは、このメソッドではなく DirectoryManager.getStateToBind() を使うようにします。Context インタフェースのみを実装するサービスプロバイダは、このメソッドを使用するようにしてください。
このメソッドは、環境プロパティーの Context.STATE_FACTORIES プロパティーおよび nameCtx に関連したプロバイダリソースファイルの Context.STATE_FACTORIES プロパティーで指定された状態ファクトリを、この順番で使用します。このプロパティーの値は、順に試されるファクトリクラス名の、コロンで区切られたリストであり、オブジェクトの状態を返すことに成功した最初の値が使用されます。この方法でオブジェクトの状態を何も取得できない場合、オブジェクト自体を返します。状態の取得中に例外が検出された場合、その例外は呼び出し側に引き渡されます。
状態ファクトリ (StateFactory インタフェースを実装しているオブジェクト) は public であることが必要で、また引数を取らない public コンストラクタを持つ必要があります。
作成されるオブジェクトの名前を指定するために、必要に応じて name
パラメータや nameCtx
パラメータを使用できます。詳細は、ObjectFactory.getObjectInstance()
にある「名前パラメータとコンテキストパラメータ」の説明を参照してください。
このメソッドは Referenceable オブジェクトを返すことがあります。このオブジェクトを取得するサービスプロバイダは、このオブジェクトを直接格納するか、あるいは Referenceable.getReference() を使ってその参照を抽出して代わりにそれを格納するかを選択できます。
obj
- バインドする状態を取得する対象となる null 以外のオブジェクト。name
- nameCtx
を基準にしたこのオブジェクトの名前、または名前が指定されていない場合は null。nameCtx
- name
パラメータが基準にして指定されているコンテキスト、または name
がデフォルトの初期コンテキストを基準にしている場合は null。environment
- 状態ファクトリとオブジェクトの状態の作成で使用される null の可能性がある環境。NamingException
- アクセスされたいずれかのファクトリが例外をスローした場合、またはファクトリやオブジェクトクラスのロード中およびインスタンス化中にエラーが検出された場合。ファクトリは、オブジェクトの作成にほかのファクトリが使用されるようにしたくない場合にのみ例外をスローするようにする。StateFactory.getStateToBind() を参照。StateFactory
, StateFactory.getStateToBind(java.lang.Object, javax.naming.Name, javax.naming.Context, java.util.Hashtable<?, ?>)
, DirectoryManager.getStateToBind(java.lang.Object, javax.naming.Name, javax.naming.Context, java.util.Hashtable<?, ?>, javax.naming.directory.Attributes)
バグまたは機能を送信
詳細な API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SE のドキュメントを参照してください。そのドキュメントには、概念的な概要、用語の定義、回避方法、有効なコード例などの、開発者を対象にしたより詳細な説明が含まれています。
Copyright © 1993, 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.