public abstract class AbstractCollection<E> extends Object implements Collection<E>
変更不可能なコレクションを実装するには、このクラスを拡張して、iterator メソッドおよび size メソッドの実装を提供します。(iterator メソッドが返すイテレータは、hasNext および next を実装している必要があります。)
変更可能なコレクションを実装するには、上記に加えて、このクラスの add メソッドをオーバーライドすることと (オーバーライドしなかった場合は、UnsupportedOperationException がスローされる)、iterator メソッドで返されるイテレータが remove メソッドを実装している必要があります。
Collection インタフェースの仕様で推奨されているように、通常は、引数なしの void コンストラクタ、および引数に Collection をとるコンストラクタを提供してください。
実装の詳細については、このクラスの abstract メソッド以外の各メソッドのドキュメントを参照してください。より効率的な実装ができるコレクションの場合は、これらのメソッドをオーバーライドしてもかまいません。
このクラスは、Java Collections Framework のメンバーです。
Collection
修飾子 | コンストラクタと説明 |
---|---|
protected |
AbstractCollection()
唯一のコンストラクタです。
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修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
boolean |
add(E e)
指定された要素がこのコレクションに格納されていることを保証します (オプションの操作)。
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boolean |
addAll(Collection<? extends E> c)
指定されたコレクションのすべての要素をこのコレクションに追加します (オプションの操作)。
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void |
clear()
このコレクションからすべての要素を削除します (オプションの操作)。
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boolean |
contains(Object o)
指定された要素がコレクションに含まれている場合に true を返します。
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boolean |
containsAll(Collection<?> c)
指定されたコレクションのすべての要素がこのコレクション内にある場合は true を返します。
|
boolean |
isEmpty()
このコレクションに要素がない場合に true を返します。
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abstract Iterator<E> |
iterator()
このコレクション中の要素に関係するイテレータを返します。
|
boolean |
remove(Object o)
指定された要素のインスタンスがこのコレクションにあれば、そのインスタンスをコレクションから 1 つ削除します (オプションの操作)。
|
boolean |
removeAll(Collection<?> c)
指定されたコレクションにも格納されているこのコレクションのすべての要素を削除します (オプションの操作)。
|
boolean |
retainAll(Collection<?> c)
このコレクションにおいて、指定されたコレクションに格納されている要素だけを保持します (オプションの操作)。
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abstract int |
size()
このコレクション中の要素の数を返します。
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Object[] |
toArray()
このコレクションの要素がすべて格納されている配列を返します。
|
<T> T[] |
toArray(T[] a)
このコレクション内のすべての要素を保持する配列を返します。返される配列の実行時の型は、指定された配列の型です。
|
String |
toString()
このコレクションの文字列表現を返します。
|
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
equals, hashCode
protected AbstractCollection()
public abstract int size()
Collection
size
、インタフェース: Collection<E>
public boolean isEmpty()
この実装は size() == 0 を返します。
isEmpty
、インタフェース: Collection<E>
public boolean contains(Object o)
この実装はコレクションの各要素について、指定された要素と等しいかどうかを順に繰り返し確認します。
contains
、インタフェース: Collection<E>
o
- このコレクション内にあるかどうかが判定される要素ClassCastException
- 指定された要素の型が、このコレクションと互換でない場合 (オプション)NullPointerException
- 指定された要素が null で、このコレクションが null 要素を許可しない場合 (オプション)public Object[] toArray()
返される配列への参照をコレクションが維持しないという点で、この配列は安全です。つまり、このメソッドは、コレクションが配列に連動している場合でも新しい配列を割り当てます。このため、呼び出し側は、返された配列を自由に変更できます。
メソッドは、配列ベースの API とコレクションベースの API の間の橋渡し役として機能します。
この実装は、インデックス 0
で始まり、同じ順序で、配列の連続した要素に格納されている、このコレクションのイテレータによって返されるすべての要素を含む配列を返します。返される配列の長さは、コレクションが繰り返し処理時の並行変更を許可する場合と同様に、このコレクションのサイズが繰り返し処理時に変わる場合でも、イテレータによって返される要素の数と等しくなります。size
メソッドは、最適化のヒントとしてしか呼び出されません。イテレータが異なる数の要素を返す場合でも、正しい結果が返されます。
このメソッドは、次と同等です。
List<E> list = new ArrayList<E>(size());
for (E e : this)
list.add(e);
return list.toArray();
toArray
、インタフェース: Collection<E>
public <T> T[] toArray(T[] a)
このコレクションが指定された配列に収まり、その配列にさらに余裕がある場合 (つまり、配列がこのコレクションより多くの要素を持つ場合)、その配列内でコレクションの終端よりあとの要素は null に設定されます。このコレクションに null 要素がないことを呼び出し側が知っている場合にだけ、この特性を利用してコレクションの長さを判断できます。
イテレータによって要素が返される順序をコレクションが保証する場合、このメソッドは同じ順序で要素を返さなければなりません。
Collection.toArray()
メソッドと同じように、このメソッドは、配列ベースの API とコレクションベースの API の間の橋渡し役として機能します。さらに、このメソッドでは、出力配列の実行時の型を正確に制御できるため、環境によっては割り当ての手間を抑えることができます。
x が、文字列だけからなるコレクションであることがわかっていると仮定します。次のコードを使うと、新しく割り当てられた String の配列内にコレクションをダンプできます。
String[] y = x.toArray(new String[0]);toArray(new Object[0]) は、機能の点で toArray() と同一です。
この実装は、インデックス 0
で始まり、同じ順序で、配列の連続した要素に格納されている、このコレクションのイテレータによって返されるすべての要素を含む配列を返します。イテレータによって返される要素数が大きすぎて指定された配列に収まらない場合、このコレクションのサイズが繰り返し処理時に変わる場合でも、コレクションが繰り返し処理時に並行変更を許可している場合と同様に、イテレータによって返される要素数と長さが等しい、新しく割り当てられた配列内の要素が返されます。size
メソッドは、最適化のヒントとしてしか呼び出されません。イテレータが異なる数の要素を返す場合でも、正しい結果が返されます。
このメソッドは、次と同等です。
List<E> list = new ArrayList<E>(size());
for (E e : this)
list.add(e);
return list.toArray(a);
toArray
、インタフェース: Collection<E>
a
- 配列が十分な大きさを持つ場合は、このコレクションの要素の格納先の配列。配列のサイズが十分でない場合は、同じ実行時の型で新しい配列が格納用として割り当てられる。ArrayStoreException
- 指定された配列の実行時の型が、このコレクション内のすべての要素の実行時の型のスーパータイプではない場合NullPointerException
- 指定された配列が null である場合public boolean add(E e)
このオペレーションをサポートするコレクションでは、コレクションに追加できる要素について制限がある場合があります。たとえば、コレクションによっては、null 要素の追加が許可されないことや、追加される要素の型を制限することがあります。追加される要素に関して制限がある場合は、その Collection クラスのドキュメントに明示すべきでしょう。
その要素がすでにあるという以外の理由で特定の要素の追加を拒否する場合、コレクションは false を返すのではなく例外をスローする必要があります。これにより、この呼び出しが戻ったあとにコレクションが指定された要素を必ず格納するという不変性を保つことができます。
この実装は、常に UnsupportedOperationException をスローします。
add
、インタフェース: Collection<E>
e
- このコレクションにあるかどうかを調べる要素UnsupportedOperationException
- add オペレーションがこのコレクションでサポートされない場合ClassCastException
- 指定された要素のクラスが原因で、このコレクションにその要素を追加できない場合NullPointerException
- 指定された要素が null で、このコレクションが null 要素を許可しない場合IllegalArgumentException
- 要素のあるプロパティーが原因で、このコレクションに要素を追加できない場合IllegalStateException
- 挿入制限のため、この時点で要素を追加できない場合public boolean remove(Object o)
この実装は、コレクションの内容を次々調べ、指定された要素を探します。要素があれば、イテレータの remove メソッドを使ってコレクションから要素を削除します。
このコレクションの iterator メソッドが返すイテレータが remove メソッドを実装せず、指定されたオブジェクトがこのコレクション内にある場合、この実装は UnsupportedOperationException をスローします。
remove
、インタフェース: Collection<E>
o
- このコレクションから削除される要素 (その要素が存在する場合)UnsupportedOperationException
- remove オペレーションがこのコレクションでサポートされない場合ClassCastException
- 指定された要素の型が、このコレクションと互換でない場合 (オプション)NullPointerException
- 指定された要素が null で、このコレクションが null 要素を許可しない場合 (オプション)public boolean containsAll(Collection<?> c)
この実装は指定されたコレクションの内容を次々調べ、イテレータによって返された各要素について、このコレクションに含まれるかどうかを順番に確認します。すべての要素がこのコレクションにある場合は true を返し、そうでない場合は false を返します。
containsAll
、インタフェース: Collection<E>
c
- このコレクションにあるかどうかを調べるコレクションClassCastException
- 指定されたコレクションの 1 つ以上の要素の型が、このコレクションと互換でない場合 (オプション)NullPointerException
- 指定されたコレクションに 1 つ以上の null 要素が含まれており、このコレクションが null 要素を許可しない場合 (オプション)、または指定されたコレクションが null の場合。contains(Object)
public boolean addAll(Collection<? extends E> c)
この実装は、指定されたコレクションに対して反復を行い、イテレータが返すオブジェクトをこのコレクションに順に追加していく操作を繰り返します。
指定されたコレクションが空でない場合は、add メソッドがオーバーライドされないかぎり、この実装は UnsupportedOperationException をスローします。
addAll
、インタフェース: Collection<E>
c
- このコレクションに追加される要素を含むコレクションUnsupportedOperationException
- addAll オペレーションがこのコレクションでサポートされない場合ClassCastException
- 指定されたコレクションの要素のクラスが原因で、このコレクションにその要素を追加できない場合NullPointerException
- 指定されたコレクション内に null 要素が含まれ、このコレクションが null 要素を許可しない場合。または指定されたコレクションが null の場合IllegalArgumentException
- 指定されたコレクションの要素のあるプロパティーが原因で、このコレクションにその要素を追加できない場合IllegalStateException
- 挿入制限のため、この時点で一部の要素を追加できない場合add(Object)
public boolean removeAll(Collection<?> c)
この実装はこのコレクションの内容を次々調べ、イテレータによって返された各要素について、指定されたコレクションに含まれるかどうかを順番に確認します。そのような要素があれば、イテレータの remove メソッドを使ってこのコレクションから削除します。
iterator メソッドで返されたイテレータが remove メソッドを実装せず、指定されたコレクションに共通する要素が 1 つでもこのコレクション内にある場合は、この実装は UnsupportedOperationException をスローします。
removeAll
、インタフェース: Collection<E>
c
- このコレクションから削除される要素を含むコレクションUnsupportedOperationException
- removeAll メソッドがこのコレクションでサポートされない場合ClassCastException
- このコレクション内の 1 つ以上の要素の型が、指定されたコレクションと互換でない場合 (オプション)NullPointerException
- このコレクションに 1 つ以上の null 要素が含まれており、指定されたコレクションが null 要素をサポートしない場合 (オプション)、または指定されたコレクションが null の場合remove(Object)
, contains(Object)
public boolean retainAll(Collection<?> c)
この実装はこのコレクションの内容を次々調べ、イテレータによって返された各要素について、指定されたコレクションに含まれるかどうかを順番に確認します。含まれない要素があれば、イテレータの remove メソッドを使ってこのコレクションから削除します。
iterator メソッドで返されたイテレータが remove メソッドを実装せず、指定されたコレクションに含まれない要素が 1 つでもこのコレクション内にある場合は、この実装は UnsupportedOperationException をスローします。
retainAll
、インタフェース: Collection<E>
c
- このコレクションで保持される要素を含むコレクションUnsupportedOperationException
- retainAll オペレーションがこのコレクションでサポートされない場合ClassCastException
- このコレクション内の 1 つ以上の要素の型が、指定されたコレクションと互換でない場合 (オプション)NullPointerException
- このコレクションに 1 つ以上の null 要素が含まれており、指定されたコレクションが null 要素を許可しない場合 (オプション)、または指定されたコレクションが null の場合remove(Object)
, contains(Object)
public void clear()
この実装はコレクションに対して、Iterator.remove オペレーションを使用して各要素を削除する操作を繰り返します。ほとんどの実装では、このメソッドをオーバーライドした方がより効率的です。
このコレクションの iterator メソッドで返されるイテレータが remove メソッドを実装せず、このコレクションが空でない場合、この実装は UnsupportedOperationException をスローします。
clear
、インタフェース: Collection<E>
UnsupportedOperationException
- clear オペレーションがこのコレクションでサポートされない場合public String toString()
String.valueOf(Object)
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