UL
Section: User Commands  (1)
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BSD mandoc
BSD 4
 
名称
ul
 - 入力中のアンダーライン生成コードを端末のシーケンスに変換する
 
書式
ul
[-i
]
[-t terminal
]
[name ...
]
 
解説
ul
は、
指定されたファイル (指定されていなければ標準入力) を読み、
アンダーラインを表示すべき部分を、環境変数
TERM
で定義されている端末にあわせてアンダーラインを表示するシーケンスに変換する。
アンダーラインのシーケンスを決定するために、
terminfo
データベースが読み込まれる。
端末がアンダーライン機能を持たず、強調表示機能を持っている場合には、
強調表示を代わりに使用する。もし端末が二重印字できるか、端末自体に
アンダーラインを扱う機能があるならば、
ul
は
cat(1)
と同じになる。
端末がアンダーラインを扱えない場合は、アンダーラインは無視される。
以下のオプションが利用可能である:
- -i
 - 
アンダーラインのかわりに、次の行の当該位置にダッシュ `-' を表示する。
これは、CRT 端末上で
nroff
出力のアンダーラインを見たいときに有効である。
 - -t terminal
 - 
端末タイプを、環境変数で指定されたものの代わりに
terminal
にする。
 
 
環境変数
以下の環境変数が利用される:
- TERM
 - 
変数は、tty デバイスに対応する、デバイスの端末能力記述
( terminfo(5)
を参照すること) を得るために利用される。
TERM
は、ログイン時に、
/etc/ttys
に指定されたデフォルト端末タイプに設定されるか、
ログイン処理中に、
ユーザによって、そのユーザの
login
ファイルのなかで設定される
( setenv(1)
を参照すること)。
 
 
関連項目
man(1),
nroff(1),
colcrt(1)
 
バグ
nroff
は、通常、テキストにアンダーラインを入れるためにバックスペースと
アンダーライン文字を連続して出力する。
ul
は、このカーソルの逆方向への移動の最適化までは行わない。
 
歴史
ul
コマンドは
BSD 3.0
から登場した。
 Index
- 名称
 - 
 - 書式
 - 
 - 解説
 - 
 - 環境変数
 - 
 - 関連項目
 - 
 - バグ
 - 
 - 歴史
 - 
 
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Time: 16:46:46 GMT, November 24, 2023