@Retention(value=RUNTIME) @Target(value={FIELD,METHOD}) public @interface XmlElementRef
JavaBean プロパティーを、プロパティーの型から派生した XML 要素にマップします。
使用法
@XmlElementRef 注釈は、JavaBean プロパティーで使用するか、XmlElementRefs
内から使用できます。
この注釈は、XML 要素名を JavaBean プロパティーに動的に関連付けます。JavaBean プロパティーが XmlElement
で注釈されている場合、XML 要素名は静的に JavaBean プロパティー名から派生します。しかし、この注釈が使用される場合、XML 要素名は実行時に JavaBean プロパティーの型のインスタンスから派生します。
public void setTerm(JAXBElement extends Operator>); public JAXBElement extends Operator> getTerm();
XmlElementDecl
で注釈された要素ファクトリメソッドは、XML 要素名を含む JAXBElement インスタンスを作成するために使用されます。要素プロパティーに @XmlElementRef 注釈が存在することは、JavaBean プロパティー名から XML 要素名が派生するのでなく、JAXBElement インスタンスからの要素名が使用されることを意味します。
使用には次の制約があります。
JAXBElement
の場合、@XmlElementRef}.name() と @XmlElementRef.namespace() は、@XmlRegistry で注釈されたクラス (通常、スキーマコンパイラによって生成される ObjectFactory クラス) 内の @XmlElementDecl 注釈を伴う要素ファクトリメソッドを示す必要があります。
JAXBElement
以外の場合、プロパティーまたはフィールドによって参照される型が XmlRootElement
で注釈される必要があります。 XmlElementWrapper
、XmlJavaTypeAdapter
。
追加の一般的な情報については、javax.xml.bind.package javadoc の「パッケージの仕様」を参照してください。
例 1: Ant タスクの例
次の Java クラス階層は、Ant ビルドスクリプトをモデリングしたものです。Ant タスクは、クラス階層内の 1 つのクラスに対応しています。Ant タスクの XML 要素名は、対応するクラスに対する @XmlRootElement 注釈によって示されます。@XmlRootElement(name="target") class Target { // The presence of @XmlElementRef indicates that the XML // element name will be derived from the @XmlRootElement // annotation on the type (for e.g. "jar" for JarTask). @XmlElementRef List<Task> tasks; } abstract class Task { } @XmlRootElement(name="jar") class JarTask extends Task { ... } @XmlRootElement(name="javac") class JavacTask extends Task { ... } <!-- XML Schema fragment --> <xs:element name="target" type="Target"> <xs:complexType name="Target"> <xs:sequence> <xs:choice maxOccurs="unbounded"> <xs:element ref="jar"> <xs:element ref="javac"> </xs:choice> </xs:sequence> </xs:complexType>
次にコードフラグメントを示します。
Target target = new Target(); target.tasks.add(new JarTask()); target.tasks.add(new JavacTask()); marshal(target);上記のコードフラグメントは次の XML 出力を生成します。
<target> <jar> .... </jar> <javac> .... </javac> </target>
XmlRootElement
を持たない Task を拡張するクラスを持つことはエラーではありません。しかし、これらは XML インスタンスに表示できません (これらには XML 要素名がないためです)。
例 2: XML Schema 置換グループサポート
次の例は、XML Schema 置換グループ用の注釈を示します。注釈と ObjectFactory は、スキーマから派生します。
@XmlElement class Math { // The value oftype()
is // JAXBElement.class , which indicates the XML // element name ObjectFactory - in general a class marked // with @XmlRegistry. (See ObjectFactory below) // // Thename()
is "operator", a pointer to a // factory method annotated with a //XmlElementDecl
with the name "operator". Since // "operator" is the head of a substitution group that // contains elements "add" and "sub" elements, "operator" // element can be substituted in an instance document by // elements "add" or "sub". At runtime, JAXBElement // instance contains the element name that has been // substituted in the XML document. // @XmlElementRef(type=JAXBElement.class,name="operator") JAXBElement<? extends Operator> term; } @XmlRegistry class ObjectFactory { @XmlElementDecl(name="operator") JAXBElement<Operator> createOperator(Operator o) {...} @XmlElementDecl(name="add",substitutionHeadName="operator") JAXBElement<Operator> createAdd(Operator o) {...} @XmlElementDecl(name="sub",substitutionHeadName="operator") JAXBElement<Operator> createSub(Operator o) {...} } class Operator { ... }
次にコードフラグメントを示します。
Math m = new Math(); m.term = new ObjectFactory().createAdd(new Operator()); marshal(m);上記のコードフラグメントは次の XML 出力を生成します。
<math> <add>...</add> </math>
XmlElementRefs
public abstract Class type
値が DEFAULT.class の場合、型は JavaBean プロパティーの型から推定されます。
public abstract String namespace
name()
が使用されて、JavaBean プロパティーの XML 要素が決定されます。
type() が JAXBElement.class の場合、namespace() と name() は、XmlElementDecl
を伴うファクトリメソッドを示します。XML 要素名は、ファクトリメソッドの XmlElementDecl
注釈の要素名であるか、または、その置換グループの要素が XML 文書で置換された場合、置換要素に対する XmlElementDecl
の要素名です。
type()
が JAXBElement.class 以外の場合、XML 要素名は、型に対する XmlRootElement
注釈を使用して型に静的に関連付けられた XML 要素名です。型が XmlElementDecl
で注釈されていない場合、エラーです。
type() が JAXBElement.class 以外の場合、この値は「」になります。
public abstract String name
namespace()
public abstract boolean required
required() が true の場合、JavaBean プロパティーは、「minOccurs="1"」のXML Schema 要素宣言にマップされます。maxOccurs は、単一値のプロパティーの場合は「1」、複数値のプロパティーの場合は「unbounded」です。
required() が false の場合、JavaBean プロパティーは、「minOccurs="0"」の XML Schema 要素宣言にマップされます。maxOccurs は、単一値のプロパティーの場合は「1」、複数値のプロパティーの場合は「unbounded」です。
JAXB 2.1 との互換性のため、XmlElement.required()
のデフォルトが false であるにもかかわらず、このプロパティーのデフォルトは true です。
バグまたは機能を送信
詳細な API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SE のドキュメントを参照してください。そのドキュメントには、概念的な概要、用語の定義、回避方法、有効なコード例などの、開発者を対象にしたより詳細な説明が含まれています。
Copyright © 1993, 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.