javax.swing.text

クラス FlowView.FlowStrategy

java.lang.Object

javax.swing.text.FlowView.FlowStrategy

含まれているクラス:

FlowView

public static class FlowView.FlowStrategy
extends Object

フローの物理的なフォームを維持するための方法です。デフォルトの実装には状態がまったくなく、レイアウトが指定された FlowView の中で無効な場合は全フローを再計算します。もう一つの方法は、サブクラスで実装して、レイアウトを追加修復するかまたは代替のブレイク動作を実行する方法です。

導入されたバージョン:

1.3

コンストラクタのサマリー

コンストラクタ

コンストラクタと説明
FlowView.FlowStrategy()

メソッドのサマリー

メソッド

修飾子と型	メソッドと説明
protected void	adjustRow(FlowView fv, int rowIndex, int desiredSpan, int x) 指定された行を可能であれば調整して、配置スパン内に収めるようにします。
void	changedUpdate(FlowView fv, DocumentEvent e, Rectangle alloc) このビューが扱う位置で属性が変更されたことをドキュメントから通知します。
protected View	createView(FlowView fv, int startOffset, int spanLeft, int rowIndex) 現在のフローの一部を表すために使用できるビューを作成します。
protected View	getLogicalView(FlowView fv) このメソッドは FlowView の論理ビューへのフローを示します。
void	insertUpdate(FlowView fv, DocumentEvent e, Rectangle alloc) このビューが担当する位置でドキュメントに何かが挿入されたことを通知します。
void	layout(FlowView fv) 指定された FlowView のフローを更新します。
protected int	layoutRow(FlowView fv, int rowIndex, int pos) 行の配置スパンのなかにおさまるビューの行を作成します。
void	removeUpdate(FlowView fv, DocumentEvent e, Rectangle alloc) このビューが担当するドキュメント内の位置から何かが削除されたということを通知します。

クラス java.lang.Object から継承されたメソッド

clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

コンストラクタの詳細

FlowView.FlowStrategy

public FlowView.FlowStrategy()

メソッドの詳細

insertUpdate

public void insertUpdate(FlowView fv,
                DocumentEvent e,
                Rectangle alloc)

このビューが担当する位置でドキュメントに何かが挿入されたことを通知します。このメソッドでは、修復する際に使用する適切な変更領域を更新する必要があります。

パラメータ:

e - 関連するドキュメントからの変更情報

alloc - インセットの内側のビューの現在の割り当て。ビューが表示されていない場合、戻り値は null。

関連項目:

View.insertUpdate(javax.swing.event.DocumentEvent, java.awt.Shape, javax.swing.text.ViewFactory)

removeUpdate

public void removeUpdate(FlowView fv,
                DocumentEvent e,
                Rectangle alloc)

このビューが担当するドキュメント内の位置から何かが削除されたということを通知します。

パラメータ:

e - 関連するドキュメントからの変更情報

alloc - インセットの内側のビューの現在の割り当て。

関連項目:

View.removeUpdate(javax.swing.event.DocumentEvent, java.awt.Shape, javax.swing.text.ViewFactory)

changedUpdate

public void changedUpdate(FlowView fv,
                 DocumentEvent e,
                 Rectangle alloc)

このビューが扱う位置で属性が変更されたことをドキュメントから通知します。

パラメータ:

fv - 変更を含む FlowView

e - ドキュメントに変更が加えられたことを説明する DocumentEvent

alloc - View の Bounds

関連項目:

View.changedUpdate(javax.swing.event.DocumentEvent, java.awt.Shape, javax.swing.text.ViewFactory)

getLogicalView

protected View getLogicalView(FlowView fv)

このメソッドは FlowView の論理ビューへのフローを示します。

layout

public void layout(FlowView fv)

指定された FlowView のフローを更新します。デフォルトでは、すべての子ビューの行が各行の制約に合致するように再構築されます。これは FlowView.layout が呼び出してフローのなかの子ビューを更新します。

パラメータ:

fv - 再フローするビュー

layoutRow

protected int layoutRow(FlowView fv,
            int rowIndex,
            int pos)

行の配置スパンのなかにおさまるビューの行を作成します。配置メソッドが呼び出します。この実装は使用可能なスパンが空になるまで、強制ブレイクが検出されるまで、または createView メソッドが null を返すまで繰り返し呼び出して行に挿入します。残りのスパンが空になったら、adjustRow メソッドが呼び出され指定したスパンにおさまるように行を調整します。

パラメータ:

rowIndex - ビューを収める行のインデックス。この行は入力時に空と見なされる。

pos - このビュー要素の子の中の現在の開始位置。

戻り値:

次の行を開始する位置

adjustRow

protected void adjustRow(FlowView fv,
             int rowIndex,
             int desiredSpan,
             int x)

指定された行を可能であれば調整して、配置スパン内に収めるようにします。デフォルトでは、行末尾にできるだけ近くで最大の分割ウェイトを見つけようとします。強制分割が検出されると、分割がそこに配置されます。

パラメータ:

rowIndex - 現在の配置スパンに調整される行。

desiredSpan - 現在の配置スパン >= 0

x - r の開始位置。

createView

protected View createView(FlowView fv,
              int startOffset,
              int spanLeft,
              int rowIndex)

現在のフローの一部を表すために使用できるビューを作成します。論理ビューの全体ビューでも、一部でもかまいません。

パラメータ:

fv - フローを保持するビュー

startOffset - 作成されるビューの開始位置

spanLeft - 行に挿入される残りのスパン

rowIndex - ビューの配置先の行