public class MultipleDocumentHandling extends EnumSyntax implements PrintRequestAttribute, PrintJobAttribute
Copies
属性の値が 1 より大きいときには、ドキュメント処理で生成される複数の印刷物が生成される順序も MultipleDocumentHandling で制御します。この属性は 2 つ以上の独立したドキュメントで構成される複数ドキュメント印刷ジョブだけに関連します。
簡単に言うと、MultipleDocumentHandling は複数ドキュメント印刷ジョブで送信される複数の (電子的な) 入力ドキュメントと (物理的な) 出力ドキュメントの関係、または複数ドキュメント印刷ジョブで生成されるドキュメントの関係を決定します。可能性は 2 つあります。
Finishings
) をこの 1 つの出力ドキュメントに対して実行。Copies
属性は、生成するこの単独の出力ドキュメントに含まれる部数を示す。MultipleDocumentHandling に指定する値 SINGLE_DOCUMENT と SINGLE_DOCUMENT_NEW_SHEET で処理内容を変えることができる。
Finishings
) を各出力ドキュメントに対して個別に実行。Copies
属性は、生成する各出力ドキュメントの総数を示す。MultipleDocumentHandling に指定する値 SEPARATE_DOCUMENTS_UNCOLLATED_COPIES と SEPARATE_DOCUMENTS_COLLATED_COPIES で処理内容を変えることができる。
次の説明では、「a
」がドキュメントデータのインスタンスを表し、ドキュメント「a
」のデータ処理結果である印刷単位は「a(*)
」で表されます。
標準 MultipleDocumentHandling 値を次に挙げます。
SINGLE_DOCUMENT
。印刷ジョブが複数ドキュメント (これらを仮に a
、b
とする) で構成される場合、すべてのドキュメントデータ (a
および b
) の処理結果全体を 1 つの印刷単位として扱う必要がある。つまり、a(*),b(*)
の連結に対して仕上げ処理を実行。各ドキュメントインスタンスのデータを新しい出力ストリームページとして強制的に書式設定したり、新しい印刷データを強制的に改ページして印刷することはできない。部数が複数の場合は、ドキュメントデータ処理後の用紙セットの順序は a(*),b(*),a(*),b(*),...
のようになり、各部 (a(*),b(*)
) で新しい用紙から印刷を開始する必要がある。
SEPARATE_DOCUMENTS_UNCOLLATED_COPIES
。印刷ジョブが複数ドキュメント (これらをかりに a
および b
とする) で構成される場合、各ドキュメントインスタンスのデータ処理結果を単独の印刷単位として扱う。つまり、a(*)
と b(*)
の各セットに対して個別に仕上げ処理を実行。単独のドキュメントのデータ処理結果として得られる 1 部のデータを印刷開始する時に改ページを行う。部数が複数の場合、ドキュメントデータ処理後の用紙セットの順序は a(*),a(*),...,b(*),b(*)...
のようになる。
SEPARATE_DOCUMENTS_COLLATED_COPIES
。印刷ジョブが複数ドキュメント (これらをかりに a
および b
とする) で構成される場合、各ドキュメントインスタンスのデータ処理結果を単独の印刷単位として扱う。つまり、a(*)
と b(*)
の各セットに対して個別に仕上げ処理を実行。単独のドキュメントのデータ処理結果として得られる 1 部のデータを印刷開始する時に改ページを行う。部数が複数の場合、ドキュメントデータ処理後の用紙セットの順序は a(*),b(*),a(*),b(*),...
のようになる。
SINGLE_DOCUMENT_NEW_SHEET
。ジョブの各ドキュメントインスタンスの最初のデータ印刷前に改ページを行う必要がある点を除いて、SINGLE_DOCUMENT と同じ。各ドキュメントが新しい用紙から開始されるので、複数のドキュメントを 1 つに綴じることができる
SINGLE_DOCUMENT は出力ストリームページの順序の面では SEPARATE_DOCUMENTS_COLLATED_COPIES と同じですが、用紙の開始位置が異なります。SINGLE_DOCUMENT の場合、これまでのジョブで生成されているページ数が奇数の場合は次のドキュメントの最初のページが用紙の裏側に印刷されますが、SEPARATE_DOCUMENTS_COLLATED_COPIES では新しいドキュメントまたは新しい部は必ず新しい用紙に印刷されます。
さらに、
の STAPLE
Finishings
属性が指定されている場合は次の処理が行われます。
a
と b
が 1 つのドキュメントとしてホッチキスでまとめられる。改ページについては考慮しない。
a
と b
が 1 つのドキュメントとしてホッチキスでまとめられる。b
の印刷前に改ページを行う。
a
と b
は別々にホッチキスでまとめられる。
注: これらの値を使用しても、n ページが同じドキュメントの n+1 ページの前に複数印刷される場合は、丁合いを行わないで印刷することはできません。これを指定するには、SheetCollate
属性を参照してください。
IPP 互換性: getName()
によって返されるカテゴリ名は IPP 属性の名前です。列挙の整数値は IPP 列挙型値です。toString()
メソッドは、属性値の IPP 文字列表現を返します。
Copies
, Finishings
, NumberUp
, PageRanges
, SheetCollate
, Sides
, 直列化された形式修飾子と型 | フィールドと説明 |
---|---|
static MultipleDocumentHandling |
SEPARATE_DOCUMENTS_COLLATED_COPIES
複数ドキュメント、丁合いあり -- 前述の詳細を参照。
|
static MultipleDocumentHandling |
SEPARATE_DOCUMENTS_UNCOLLATED_COPIES
複数ドキュメント、丁合いなし -- 前述の詳細を参照。
|
static MultipleDocumentHandling |
SINGLE_DOCUMENT
単独ドキュメント -- 前述の詳細を参照。
|
static MultipleDocumentHandling |
SINGLE_DOCUMENT_NEW_SHEET
単独ドキュメント、改ページ印刷 -- 前述の詳細を参照。
|
修飾子 | コンストラクタと説明 |
---|---|
protected |
MultipleDocumentHandling(int value)
指定された整数値を使用して新しい複数ドキュメント処理列挙値を構築します。
|
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
Class<? extends Attribute> |
getCategory()
この印刷属性値の「カテゴリ」として使用される印刷属性クラスを返します。
|
protected EnumSyntax[] |
getEnumValueTable()
MultipleDocumentHandling クラスの列挙値テーブルを返します。
|
String |
getName()
属性値がインスタンスとなるカテゴリの名前を返します。
|
protected String[] |
getStringTable()
MultipleDocumentHandling クラスの文字列テーブルを返します。
|
clone, getOffset, getValue, hashCode, readResolve, toString
public static final MultipleDocumentHandling SINGLE_DOCUMENT
public static final MultipleDocumentHandling SEPARATE_DOCUMENTS_UNCOLLATED_COPIES
public static final MultipleDocumentHandling SEPARATE_DOCUMENTS_COLLATED_COPIES
public static final MultipleDocumentHandling SINGLE_DOCUMENT_NEW_SHEET
protected MultipleDocumentHandling(int value)
value
- 整数値。protected String[] getStringTable()
getStringTable
、クラス: EnumSyntax
protected EnumSyntax[] getEnumValueTable()
getEnumValueTable
、クラス: EnumSyntax
public final Class<? extends Attribute> getCategory()
MultipleDocumentHandling クラス、およびベンダー定義の任意のサブクラスでは、カテゴリは MultipleDocumentHandling クラス自身になります。
getCategory
、インタフェース: Attribute
java.lang.Class
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