public final class MediaPrintableArea extends Object implements DocAttribute, PrintRequestAttribute, PrintJobAttribute
印刷可能領域は媒体の寸法内に収まる矩形として指定します。
ほとんどのプリンタにはハードウェア上の制限があり、媒体の表面全体に印刷することはできません。このクラスは印刷ジョブの許容値照会、印刷ジョブで使用できる印刷可能領域の制限内での領域要求に使用できます。
印刷可能領域を照会する場合、クライアント側で適切なコンテキストを提供する必要があります。少なくとも使用する媒体のサイズが指定されていなければ、印刷可能領域として有効な値を取得することはできません。
この属性は用紙の端からの距離としては記述されません。この理由の 1 つとして挙げられるのは、この属性は特定の媒体と関連したものであることを強調するためです。この属性はほかの属性選択のコンテキスト内で記述する必要があります。またクライアント側の処理も印刷可能領域を指定するほうが通常は容易になります。
ハードウェアの最小マージンはプリンタのプロパティーだけでなく、媒体のサイズ、方向、タイプ、および指定された仕上げなどの影響を受けます。PrintService
が提供するメソッドで、適切なコンテキストで属性のサポートされる値を照会することができます。
を参照してください。
PrintService.getSupportedAttributeValues()
矩形の印刷可能領域を決定する場合、要求しているコンテキスト内で指定されている方向に関わらず、ポートレートモードで印刷する場合の用紙の左上位置が原点となり、その座標 (x,y) が設定されます。たとえば A4 サイズ用紙の印刷可能領域は、ポートレートモードおよびランドスケープモードのどちらの場合でも、高さが幅より大きくなります。
印刷可能領域属性の値は、内部的には micrometer (μm) 単位の整数として格納されます。1 micrometer = 10--6 meter = 1/1000 millimeter = 1/25400 inch です。これにより、寸法を 1/1000 mm (= 1 μm) または 1/100 インチ (= 254 μm) の精度で正確に表すことができます。小数点以下のインチを 2 の負のべき乗で表す場合、寸法を 1/8 インチ (= 3175 μm) 精度で表すことはできますが、1/16 インチ精度で表すことはできません (1/16 インチが μm の積分値と一致しないため)。
IPP 互換性: MediaPrintableArea は IPP 属性ではありません。
修飾子と型 | フィールドと説明 |
---|---|
static int |
INCH
インチ (in) 単位を示す値です。
|
static int |
MM
ミリメートル (mm) 単位を示す値です。
|
コンストラクタと説明 |
---|
MediaPrintableArea(float x, float y, float w, float h, int units)
浮動小数点値から MediaPrintableArea オブジェクトを構築します。
|
MediaPrintableArea(int x, int y, int w, int h, int units)
整数値から MediaPrintableArea オブジェクトを構築します。
|
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
boolean |
equals(Object object)
この媒体マージン属性がオブジェクトで渡されるものと一致するかどうかを返します。
|
Class<? extends Attribute> |
getCategory()
この印刷属性値の「カテゴリ」として使用される印刷属性クラスを返します。
|
float |
getHeight(int units)
印刷可能領域の高さを指定された単位で返します。
|
String |
getName()
属性値がインスタンスとなるカテゴリの名前を返します。
|
float[] |
getPrintableArea(int units)
x, y, w, h の 4 つの値のこの順序の配列として印刷可能領域を返します。
|
float |
getWidth(int units)
印刷可能領域の幅を指定された単位で返します。
|
float |
getX(int units)
印刷可能領域の原点の x 座標を指定された単位で返します。
|
float |
getY(int units)
印刷可能領域の原点の y 座標を指定された単位で返します。
|
int |
hashCode()
この属性のハッシュコード値を返します。
|
String |
toString()
この矩形サイズ属性を mm 単位で、文字列形式で返します。
|
String |
toString(int units, String unitsName)
この矩形サイズ属性を指定された単位で、文字列形式で返します。
|
public static final int INCH
public static final int MM
public MediaPrintableArea(float x, float y, float w, float h, int units)
x
- 印刷可能領域の原点の x 座標y
- 印刷可能領域の原点の y 座標w
- 印刷可能領域の幅h
- 印刷可能領域の高さunits
- 値の単位。IllegalArgumentException
- x
< 0 または y
< 0 または w
<= 0 または h
<= 0 または units
< 1 の場合にスローされる。public MediaPrintableArea(int x, int y, int w, int h, int units)
x
- 印刷可能領域の原点の x 座標y
- 印刷可能領域の原点の y 座標w
- 印刷可能領域の幅h
- 印刷可能領域の高さunits
- 値の単位。IllegalArgumentException
- x
< 0 または y
< 0 または w
<= 0 または h
<= 0 または units
< 1 の場合にスローされる。public float[] getPrintableArea(int units)
units
- 単位変換係数。INCH
や MM
など。IllegalArgumentException
- 非チェック例外。units
< 1 の場合にスローされる。public float getX(int units)
units
- 単位変換係数。INCH
や MM
など。IllegalArgumentException
- 非チェック例外。units
< 1 の場合にスローされる。public float getY(int units)
units
- 単位変換係数。INCH
や MM
など。IllegalArgumentException
- 非チェック例外。units
< 1 の場合にスローされる。public float getWidth(int units)
units
- 単位変換係数。INCH
や MM
など。IllegalArgumentException
- 非チェック例外。units
< 1 の場合にスローされる。public float getHeight(int units)
units
- 単位変換係数。INCH
や MM
など。IllegalArgumentException
- 非チェック例外。units
< 1 の場合にスローされる。public boolean equals(Object object)
object
が null ではない。
object
が MediaPrintableArea クラスのインスタンスである。
equals
、クラス: Object
object
- 比較対象のオブジェクト。object
がこの媒体マージン属性と一致する場合は true、そうでない場合は false。Object.hashCode()
、HashMap
public final Class<? extends Attribute> getCategory()
MediaPrintableArea クラスの場合、カテゴリは MediaPrintableArea クラス自身です。
getCategory
、インタフェース: Attribute
java.lang.Class
クラスのインスタンス。public final String getName()
MediaPrintableArea クラスの場合、カテゴリ名は "media-printable-area"
です。
これは IPP V1.1 属性ではありません。
public String toString(int units, String unitsName)
units
- 単位変換係数。INCH
や MM
など。unitsName
- 単位名の文字列。"in"
や "mm"
など。条件 null の場合、結果に単位名は付けられないIllegalArgumentException
- 非チェック例外。units
< 1 の場合にスローされる。public String toString()
public int hashCode()
hashCode
、クラス: Object
Object.equals(java.lang.Object)
, System.identityHashCode(java.lang.Object)
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