public class Timestamp extends Date
このクラスは、java.util.Date
の薄いラッパーで、このラッパーによって JDBC API はこれを SQL TIMESTAMP
値として識別できます。このクラスは、小数点以下の秒数の仕様でナノ秒の精度を許可することにより、SQL TIMESTAMP
の小数点以下の秒数値を保持する機能を追加します。Timestamp は、タイムスタンプ値の JDBC エスケープ構文をサポートするためのフォーマットと構文解析操作も提供します。
Timestamp オブジェクトの精度は、次のように計算されます。
19
。yyyy-mm-dd hh:mm:ss 形式での文字数です
20 + s
。yyyy-mm-dd hh:mm:ss.[fff...] 形式での文字数であり、s
は指定された Timestamp のスケール (小数点以下の秒数の精度) を表します。
注: この型は java.util.Date
とナノ秒値からなります。java.util.Date
構成要素内に格納されるのは秒の整数部分だけであり、秒の小数点以下 (nanos 値) は別の構成要素内に格納されます。Timestamp.equals(Object)
メソッドは、java.sql.Timestamp
のインスタンスでないオブジェクトが渡された場合は true
を返しません。なぜなら、その日付の nanos 構成要素が不明だからです。そのため、Timestamp.equals(Object)
メソッドは java.util.Date.equals(Object)
メソッドと対称ではありません。また、hashCode
メソッドは基となる java.util.Date
実装を使用するため、その計算に nanos 値を含みません。
上記のような Timestamp
クラスと java.util.Date
クラスの違いのため、Timestamp
値は java.util.Date
のインスタンスとして考えないでください。Timestamp
と java.util.Date
の継承関係は、型の継承ではなく、実装の継承を示します。
コンストラクタと説明 |
---|
Timestamp(int year, int month, int date, int hour, int minute, int second, int nano)
非推奨。
代わりに、次のコンストラクタを使用してください:
Timestamp(long millis) |
Timestamp(long time)
ミリ秒の値を使用して、
Timestamp オブジェクトを構築します。 |
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
boolean |
after(Timestamp ts)
この
Timestamp オブジェクトが、指定された Timestamp オブジェクトより遅い時間かどうかを示します。 |
boolean |
before(Timestamp ts)
この
Timestamp オブジェクトが、指定された Timestamp オブジェクトより早い時間かどうかを示します。 |
int |
compareTo(Date o)
この
Timestamp オブジェクトを指定された Date オブジェクトと比較します。 |
int |
compareTo(Timestamp ts)
この
Timestamp オブジェクトを指定された Timestamp オブジェクトと比較します。 |
boolean |
equals(Object ts)
この
Timestamp オブジェクトが指定されたオブジェクトと等しいかどうかを判定します。 |
boolean |
equals(Timestamp ts)
この
Timestamp オブジェクトが指定された Timestamp オブジェクトと等しいかどうかを判定します。 |
int |
getNanos()
この
Timestamp オブジェクトの nanos 値を取得します。 |
long |
getTime()
この
Timestamp オブジェクトで表される、1970 年 1 月 1 日 00:00:00 GMT からのミリ秒数を返します。 |
int |
hashCode()
このオブジェクトに対するハッシュコード値を返します。
|
void |
setNanos(int n)
この
Timestamp オブジェクトの nanos フィールドを指定された値に設定します。 |
void |
setTime(long time)
この
Timestamp オブジェクトを、1970 年 1 月 1 日 00:00:00 GMT から time ミリ秒の時点を表すように設定します。 |
String |
toString()
タイムスタンプを JDBC タイムスタンプエスケープ形式にフォーマットします。
|
static Timestamp |
valueOf(String s)
JDBC タイムスタンプエスケープ形式の
String オブジェクトを Timestamp 値に変換します。 |
after, before, clone, getDate, getDay, getHours, getMinutes, getMonth, getSeconds, getTimezoneOffset, getYear, parse, setDate, setHours, setMinutes, setMonth, setSeconds, setYear, toGMTString, toLocaleString, UTC
@Deprecated public Timestamp(int year, int month, int date, int hour, int minute, int second, int nano)
Timestamp(long millis)
を使用してくださいTimestamp
オブジェクトを構築します。year
- 年から 1900 を引いたものmonth
- 0 - 11date
- 1 - 31hour
- 0 - 23minute
- 0 - 59second
- 0 - 59nano
- 0 - 999,999,999IllegalArgumentException
- nano 引数が範囲外にある場合public Timestamp(long time)
Timestamp
オブジェクトを構築します。整数値の秒は基になる date 値に格納され、小数点以下の秒数は Timestamp
オブジェクトの nanos
フィールドに格納されます。time
- 1970 年 1 月 1 日、0 時 0 分 0 秒 GMT (グリニッジ標準時) を起点とした時間をミリ秒で表した値。負の値は、1970 年 1 月 1 日、0 時 0 分 0 秒 GMT (グリニッジ標準時) より前のミリ秒。Calendar
public void setTime(long time)
Timestamp
オブジェクトを、1970 年 1 月 1 日 00:00:00 GMT から time ミリ秒の時点を表すように設定します。setTime
、クラス: Date
time
- ミリ秒数。getTime()
, Timestamp(long time)
, Calendar
public long getTime()
Timestamp
オブジェクトで表される、1970 年 1 月 1 日 00:00:00 GMT からのミリ秒数を返します。getTime
、クラス: Date
setTime(long)
public static Timestamp valueOf(String s)
String
オブジェクトを Timestamp
値に変換します。s
- yyyy-[m]m-[d]d hh:mm:ss[.f...]
形式のタイムスタンプ。小数点以下の秒数は省略されることがある。mm
と dd
の先頭のゼロは省略できる。Timestamp
値IllegalArgumentException
- 指定された引数が yyyy-[m]m-[d]d hh:mm:ss[.f...]
形式でない場合public String toString()
yyyy-mm-dd hh:mm:ss.fffffffff
。ffffffffff
はナノ秒を示します。
toString
、クラス: Date
yyyy-mm-dd hh:mm:ss.fffffffff
形式の String
オブジェクトDate.toLocaleString()
, Date.toGMTString()
public int getNanos()
Timestamp
オブジェクトの nanos
値を取得します。Timestamp
オブジェクトの小数点以下の秒の構成要素setNanos(int)
public void setNanos(int n)
Timestamp
オブジェクトの nanos
フィールドを指定された値に設定します。n
- 新しい小数点以下の秒の構成要素IllegalArgumentException
- 指定された引数が 999999999 より大きいか、0 より小さい場合getNanos()
public boolean equals(Timestamp ts)
Timestamp
オブジェクトが指定された Timestamp
オブジェクトと等しいかどうかを判定します。ts
- 比較対象の Timestamp
値Timestamp
オブジェクトがこの Timestamp
オブジェクトと等しい場合は true
、そうでない場合は false
public boolean equals(Object ts)
Timestamp
オブジェクトが指定されたオブジェクトと等しいかどうかを判定します。
このバージョンの equals
メソッドは、Timestamp.equals(Timestamp)
の正しくないシグニチャーの修正と、既存のクラスファイルとの下位互換を保持するために追加されました。
注:このメソッドは、基底クラスの equals(Object)
メソッドと対称ではありません。equals
、クラス: Date
ts
- 比較対象の Object
値Object
が Timestamp
のインスタンスで、この Timestamp
オブジェクトに等しい場合は true
、それ以外の場合は false
Date.getTime()
public boolean before(Timestamp ts)
Timestamp
オブジェクトが、指定された Timestamp
オブジェクトより早い時間かどうかを示します。ts
- 比較対象の Timestamp
値Timestamp
オブジェクトの方が早い場合は true
、そうでない場合は false
public boolean after(Timestamp ts)
Timestamp
オブジェクトが、指定された Timestamp
オブジェクトより遅い時間かどうかを示します。ts
- 比較対象の Timestamp
値Timestamp
オブジェクトの方が遅い場合は true
、そうでない場合は false
public int compareTo(Timestamp ts)
Timestamp
オブジェクトを指定された Timestamp
オブジェクトと比較します。ts
-この Timestamp
オブジェクトの比較対象の Timestamp
オブジェクトTimestamp
オブジェクトが等しい場合は値 0
、この Timestamp
オブジェクトが引数に指定されたオブジェクトより早い時間である場合は 0
未満の値、この Timestamp
オブジェクトが引数に指定されたオブジェクトより遅い時間である場合は 0
より大きい値public int compareTo(Date o)
Timestamp
オブジェクトを指定された Date
オブジェクトと比較します。compareTo
、インタフェース: Comparable<Date>
compareTo
、クラス: Date
o
-この Timestamp
オブジェクトの比較対象の Date
Timestamp
オブジェクトと指定されたオブジェクトが等しい場合は値 0
、この Timestamp
オブジェクトが引数に指定されたオブジェクトより早い時間である場合は 0
未満の値、この Timestamp
オブジェクトが引数に指定されたオブジェクトより遅い時間である場合は 0
より大きい値public int hashCode()
Date.getTime()
メソッドによって返されるプリミティブ long 値の上位半分と下位半分の排他的論理和です。すなわち、ハッシュコードは次の式の値です。
(int)(this.getTime()^(this.getTime() >>> 32))
hashCode
メソッドは基となる java.util.Date
実装を使用するため、その計算に nanos 値を含みません。hashCode
、クラス: Date
Object.equals(java.lang.Object)
, System.identityHashCode(java.lang.Object)
バグまたは機能を送信
詳細な API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SE のドキュメントを参照してください。そのドキュメントには、概念的な概要、用語の定義、回避方法、有効なコード例などの、開発者を対象にしたより詳細な説明が含まれています。
Copyright © 1993, 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.