javax.xml.bind
クラス JAXBElement<T>

java.lang.Object
  javax.xml.bind.JAXBElement<T>

すべての実装されたインタフェース:

Serializable

public class JAXBElement<T>
extends Object
implements Serializable

XML 要素の JAXB 表現です。

このクラスは、次のプロパティーを含む、スキーマ内の要素宣言と XML 文書内の要素インスタンス値の両方からの XML 要素情報を表現します。

• 要素の XML タグ name
• 要素インスタンスの属性およびコンテンツモデルを表す、value
• 要素宣言の declaredType (xs:element @type 属性)
• 要素宣言の scope
• boolean nil プロパティー(要素インスタンスの xsi:nil 属性)

declaredType および scope プロパティーは、XML 型定義に対する JAXB クラスのバインディングです。

scope は、JAXBElement.GlobalScope か、スキーマ要素宣言を含む複合型定義を表す Java クラスです。

value が null の場合、nil が true でなければならないというプロパティー制約があります。属性を伴う nil 要素の表現を有効にするために、この逆は真ではありません。nil が true の場合、value は null 以外も可能であり、nil 要素に関連付けられた属性の値を保持できます。

導入されたバージョン:

JAXB 2.0

関連項目:

直列化された形式

入れ子のクラスの概要

static class

JAXBElement.GlobalScope XML 要素のグローバルスコープを指定します。

フィールドの概要

protected Class<T>	declaredType XML 要素宣言の型に対する Java データ型のバインディングです。
protected QName	name XML 要素のタグ名です。
protected boolean	nil XML 要素インスタンスに xsi:nil="true" が含まれている場合は true です。
protected Class	scope この XML 要素インスタンスを表す XML 要素宣言のスコープです。
protected T	value XML 要素値です。

コンストラクタの概要

JAXBElement(QName name, Class<T> declaredType, Class scope, T value)
XML 要素インスタンスを構築します。

JAXBElement(QName name, Class<T> declaredType, T value)
XML 要素インスタンスを構築します。

メソッドの概要

Class<T>	getDeclaredType() XML 要素宣言の型属性の Java バインディングを返します。
QName	getName() XML 要素のタグ名を返します。
Class	getScope() XML 要素宣言のスコープを返します。
T	getValue() この要素のコンテンツモデルと属性値を返します。
boolean	isGlobalScope() この XML 要素宣言がグローバルの場合、true を返します。
boolean	isNil() この要素インスタンスのコンテンツモデルが nil の場合、true を返します。
boolean	isTypeSubstituted() この XML 要素インスタンスの値が XML 要素宣言の宣言型と異なる型を持つ場合、true を返します。
void	setNil(boolean value) この要素が nil コンテンツを持つかどうかを設定します。
void	setValue(T t) この XML 要素のコンテンツモデルと属性を設定します。

クラス java.lang.Object から継承されたメソッド

clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

フィールドの詳細

name

protected final QName name

XML 要素のタグ名です。

declaredType

protected final Class<T> declaredType

XML 要素宣言の型に対する Java データ型のバインディングです。

scope

protected final Class scope

この XML 要素インスタンスを表す XML 要素宣言のスコープです。値は次のどちらかです。グローバル XML 要素宣言の場合、JAXBElement.GlobalScope、ローカル要素宣言の場合、XML 要素宣言を含む複合型定義の Java クラス表現に対して設定されたスコープがあります。

value

protected T value

XML 要素値です。XML 要素インスタンスのコンテンツモデルと属性を表します。

nil

protected boolean nil

XML 要素インスタンスに xsi:nil="true" が含まれている場合は true です。

コンストラクタの詳細

JAXBElement

public JAXBElement(QName name,
                   Class<T> declaredType,
                   Class scope,
                   T value)

XML 要素インスタンスを構築します。

パラメータ:

name - XML 要素タグ名の Java バインディング

declaredType - XML 要素宣言の型の Java バインディング

scope - XML 要素宣言のスコープの Java バインディング。null を渡すことは、GlobalScope.class を渡すことと同じ

value - XML 要素の値を表す Java インスタンス

関連項目:

getScope(), isTypeSubstituted()

JAXBElement

public JAXBElement(QName name,
                   Class<T> declaredType,
                   T value)

XML 要素インスタンスを構築します。 これは、new JAXBElement(name,declaredType,GlobalScope.class,value) の簡易メソッドです。

メソッドの詳細

getDeclaredType

public Class<T> getDeclaredType()

XML 要素宣言の型属性の Java バインディングを返します。

getName

public QName getName()

XML 要素のタグ名を返します。

setValue

public void setValue(T t)

この XML 要素のコンテンツモデルと属性を設定します。

このプロパティーが null に設定される場合、isNil() は true である必要があります。制約の詳細は、isNil() で説明されています。

関連項目:

isTypeSubstituted()

getValue

public T getValue()

この要素のコンテンツモデルと属性値を返します。

この値が null の場合のプロパティー制約については、isNil() を参照してください。

getScope

public Class getScope()

XML 要素宣言のスコープを返します。

戻り値:

この要素がグローバルスコープの場合、GlobalScope.class

関連項目:

isGlobalScope()

isNil

public boolean isNil()

この要素インスタンスのコンテンツモデルが nil の場合、true を返します。

getValue() が null の場合、このプロパティーは常に true を返します。この逆は真ではないことに注意してください。このプロパティーが true の場合でも、getValue() に null 以外の属性値が含まれることがあります。nil XML 要素が属性を持つことは有効です。

setNil

public void setNil(boolean value)

この要素が nil コンテンツを持つかどうかを設定します。

関連項目:

isNil()

isGlobalScope

public boolean isGlobalScope()

この XML 要素宣言がグローバルの場合、true を返します。

isTypeSubstituted

public boolean isTypeSubstituted()

この XML 要素インスタンスの値が XML 要素宣言の宣言型と異なる型を持つ場合、true を返します。