Line2D (Java Platform SE 6)

Line2D クラスは、(x,y) 座標空間のラインセグメントを表します。このクラスは、すべての Java 2D API と同じように、「ユーザー空間」というデフォルトの座標体系を使用します。この座標体系では、y 軸の値は下方へ行くに従い増加し、x 軸の値は右へ行くに従い増加します。ユーザー空間座標系についての詳細は、「Java 2D Programmer's Guide」の「Coordinate Systems」のセクションを参照してください。

このクラスは、2D ラインセグメントを格納するすべてのオブジェクトの抽象スーパークラスにすぎません。座標の実際の記憶域表現はサブクラスに委ねられます。

導入されたバージョン:: 1.2

入れ子のクラスの概要
`static class`	`Line2D.Double` double 座標で指定されたラインセグメントです。
`static class`	`Line2D.Float` float 座標で指定されたラインセグメントです。

コンストラクタの概要
`protected`	`Line2D()` これは、インスタンスを直接には生成できない abstract クラスです。

メソッドの概要
`Object`	`clone()` このオブジェクトと同じクラスの新しいオブジェクトを作成します。
`boolean`	`contains(double x, double y)` 指定された座標が、この `Line2D` の境界内にあるかどうかを判定します。
`boolean`	`contains(double x, double y, double w, double h)` この `Line2D` の内部が、指定された矩形座標セットを完全に内包するかどうかを判定します。
`boolean`	`contains(Point2D p)` 指定された `Point2D` が、この `Line2D` の境界内にあるかどうかを判定します。
`boolean`	`contains(Rectangle2D r)` この `Line2D` の内部が、指定された `Rectangle2D` を完全に内包するかどうかを判定します。
`Rectangle`	`getBounds()` `Shape` を完全に囲む整数型の `Rectangle` を返します。
`abstract Point2D`	`getP1()` この `Line2D` の始点を表す `Point2D` を返します。
`abstract Point2D`	`getP2()` この `Line2D` の終点を表す `Point2D` を返します。
`PathIterator`	`getPathIterator(AffineTransform at)` この `Line2D` の境界を定義する繰り返しオブジェクトを返します。
`PathIterator`	`getPathIterator(AffineTransform at, double flatness)` 平坦化された `Line2D` の境界を定義する繰り返しオブジェクトを返します。
`abstract double`	`getX1()` 始点の X 座標を倍精度で返します。
`abstract double`	`getX2()` 終点の X 座標を倍精度で返します。
`abstract double`	`getY1()` 始点の Y 座標を倍精度で返します。
`abstract double`	`getY2()` 終点の Y 座標を倍精度で返します。
`boolean`	`intersects(double x, double y, double w, double h)` `Shape` の内部領域が、指定された矩形領域の内部領域と交差するかどうかを判定します。
`boolean`	`intersects(Rectangle2D r)` `Shape` の内部が、指定された `Rectangle2D` の内部と交差するかどうかを判定します。
`boolean`	`intersectsLine(double x1, double y1, double x2, double y2)` `(x1,y1)` から `(x2,y2)` までのラインセグメントがこのラインセグメントと交差するかどうかを判定します。
`boolean`	`intersectsLine(Line2D l)` 指定されたラインセグメントがこのラインセグメントと交差するかどうかを判定します。
`static boolean`	`linesIntersect(double x1, double y1, double x2, double y2, double x3, double y3, double x4, double y4)` `(x1,y1)` から `(x2,y2)` までのラインセグメントが `(x3,y3)` から `(x4,y4)` までのラインセグメントと交差するかどうかを判定します。
`double`	`ptLineDist(double px, double py)` 点からこのラインまでの距離を返します。
`static double`	`ptLineDist(double x1, double y1, double x2, double y2, double px, double py)` 点からラインまでの距離を返します。
`double`	`ptLineDist(Point2D pt)` `Point2D` からこのラインまでの距離を返します。
`double`	`ptLineDistSq(double px, double py)` 点からこのラインまでの距離の 2 乗を返します。
`static double`	`ptLineDistSq(double x1, double y1, double x2, double y2, double px, double py)` 点からラインまでの距離の 2 乗を返します。
`double`	`ptLineDistSq(Point2D pt)` 指定された `Point2D` からこのラインまでの距離の 2 乗を返します。
`double`	`ptSegDist(double px, double py)` 点からこのラインセグメントまでの距離を返します。
`static double`	`ptSegDist(double x1, double y1, double x2, double y2, double px, double py)` 点からラインセグメントまでの距離を返します。
`double`	`ptSegDist(Point2D pt)` `Point2D` からこのラインセグメントまでの距離を返します。
`double`	`ptSegDistSq(double px, double py)` 点からこのラインセグメントまでの距離の 2 乗を返します。
`static double`	`ptSegDistSq(double x1, double y1, double x2, double y2, double px, double py)` 点からラインセグメントまでの距離の 2 乗を返します。
`double`	`ptSegDistSq(Point2D pt)` `Point2D` からこのラインセグメントまでの距離の 2 乗を返します。
`int`	`relativeCCW(double px, double py)` このラインセグメントを基準として、指定された点 `(px,py)` の位置を示すインジケータを返します。
`static int`	`relativeCCW(double x1, double y1, double x2, double y2, double px, double py)` `(x1,y1)` から `(x2,y2)` までのラインセグメントに対する指定された点 `(px,py)` の位置を示すインジケータを返します。
`int`	`relativeCCW(Point2D p)` このラインセグメントを基準として、指定された `Point2D` の位置を示すインジケータを返します。
`abstract void`	`setLine(double x1, double y1, double x2, double y2)` この `Line2D` の両方の終点の位置を、指定された double 座標に設定します。
`void`	`setLine(Line2D l)` この `Line2D` の両方の終点の位置を、指定された `Line2D` の終点と同じ位置に設定します。
`void`	`setLine(Point2D p1, Point2D p2)` この `Line2D` の両方の終点の位置を、指定された `Point2D` 座標に設定します。

クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
`equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait`

インタフェース java.awt.Shape から継承されたメソッド
`getBounds2D`

コンストラクタの詳細

Line2D

protected Line2D()

これは、インスタンスを直接には生成できない abstract クラスです。インスタンス生成のためには型固有の実装サブクラスが用意されており、これらのサブクラスにより、下記の各種アクセサリメソッドに必要な情報を格納するための形式が多数提供されます。

導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: Line2D.Float, Line2D.Double

メソッドの詳細

getX1

public abstract double getX1()

始点の X 座標を倍精度で返します。

戻り値:: この Line2D オブジェクトの始点の X 座標
導入されたバージョン:: 1.2

getY1

public abstract double getY1()

始点の Y 座標を倍精度で返します。

戻り値:: この Line2D オブジェクトの始点の Y 座標
導入されたバージョン:: 1.2

getP1

public abstract Point2D getP1()

この Line2D の始点を表す Point2D を返します。

戻り値:: この Line2D の始点を表す Point2D
導入されたバージョン:: 1.2

getX2

public abstract double getX2()

終点の X 座標を倍精度で返します。

戻り値:: この Line2D オブジェクトの終点の X 座標
導入されたバージョン:: 1.2

getY2

public abstract double getY2()

終点の Y 座標を倍精度で返します。

戻り値:: この Line2D オブジェクトの終点の Y 座標
導入されたバージョン:: 1.2

getP2

public abstract Point2D getP2()

この Line2D の終点を表す Point2D を返します。

戻り値:: この Line2D の終点を表す Point2D
導入されたバージョン:: 1.2

setLine

public abstract void setLine(double x1,
                             double y1,
                             double x2,
                             double y2)

この Line2D の両方の終点の位置を、指定された double 座標に設定します。

パラメータ:: x1 - 始点の X 座標; y1 - 始点の Y 座標; x2 - 終点の X 座標; y2 - 終点の Y 座標
導入されたバージョン:: 1.2

setLine

public void setLine(Point2D p1,
                    Point2D p2)

この Line2D の両方の終点の位置を、指定された Point2D 座標に設定します。

パラメータ:: p1 - このラインセグメントの始点を表す Point2D; p2 - このラインセグメントの終点を表す Point2D
導入されたバージョン:: 1.2

setLine

public void setLine(Line2D l)

この Line2D の両方の終点の位置を、指定された Line2D の終点と同じ位置に設定します。

パラメータ:: l - 指定された Line2D
導入されたバージョン:: 1.2

relativeCCW

public static int relativeCCW(double x1,
                              double y1,
                              double x2,
                              double y2,
                              double px,
                              double py)

(x1,y1) から (x2,y2) までのラインセグメントに対する指定された点 (px,py) の位置を示すインジケータを返します。戻り値は 1、-1、0 のいずれかで、指定された線が最初の終点 (x1,y1) を基準にしてどの方向に回転すれば指定された点 (px,py) をポイントするかを示します。

戻り値が 1 の場合、正の X 軸を負の Y 軸に向けて移動する方向にラインセグメントを回転することを示します。Java 2D で使用されるデフォルトの座標体系では、これは反時計方向になります。

戻り値が -1 の場合、正の X 軸を正の Y 軸に向けて移動する方向にラインセグメントを回転することを示します。Java 2D で使用されるデフォルトの座標体系では、これは時計方向になります。

戻り値が 0 の場合、点が正確にラインセグメント上にあることを示します。インジケータ値が 0 になることはまれであり、浮動小数点の丸めの問題により共線性の判断には利用できません。

点がラインセグメントの終点の間ではなく延長上にある場合、点が (x1,y1) の外側のときは -1、(x2,y2) の外側のときは 1 になります。

パラメータ:: x1 - 指定されたラインセグメントの始点の X 座標; y1 - 指定されたラインセグメントの終点の X 座標; x2 - 指定されたラインセグメントの終点の X 座標; y2 - 指定されたラインセグメントの終点の Y 座標; px - 指定されたラインセグメントと比較される、指定された点の X 座標; py - 指定されたラインセグメントと比較される、指定された点の Y 座標
戻り値:: 指定された最初の 2 つの座標からなるラインセグメントに対して 3 番目に指定された座標の位置を示す整数値
導入されたバージョン:: 1.2

relativeCCW

public int relativeCCW(double px,
                       double py)

このラインセグメントを基準として、指定された点 (px,py) の位置を示すインジケータを返します。戻り値の解釈については、relativeCCW(double, double, double, double, double, double) のメソッドのコメントを参照してください。

パラメータ:: px - この Line2D と比較される、指定された点の X 座標; py - この Line2D と比較される、指定された点の Y 座標
戻り値:: この Line2D を基準にした指定された座標の位置を示す整数値
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: relativeCCW(double, double, double, double, double, double)

relativeCCW

public int relativeCCW(Point2D p)

このラインセグメントを基準として、指定された Point2D の位置を示すインジケータを返します。戻り値の解釈については、relativeCCW(double, double, double, double, double, double) のメソッドのコメントを参照してください。

パラメータ:: p - この Line2D と比較される、指定された Point2D
戻り値:: この Line2D を基準にした指定された Point2D の位置を示す整数値
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: relativeCCW(double, double, double, double, double, double)

linesIntersect

public static boolean linesIntersect(double x1,
                                     double y1,
                                     double x2,
                                     double y2,
                                     double x3,
                                     double y3,
                                     double x4,
                                     double y4)

(x1,y1) から (x2,y2) までのラインセグメントが (x3,y3) から (x4,y4) までのラインセグメントと交差するかどうかを判定します。

パラメータ:: x1 - 最初に指定されたラインセグメントの始点の X 座標; y1 - 最初に指定されたラインセグメントの始点の Y 座標; x2 - 最初に指定されたラインセグメントの終点の X 座標; y2 - 最初に指定されたラインセグメントの終点の Y 座標; x3 - 2 番目に指定されたラインセグメントの始点の X 座標; y3 - 2 番目に指定されたラインセグメントの始点の Y 座標; x4 - 2 番目に指定されたラインセグメントの終点の X 座標; y4 - 2 番目に指定されたラインセグメントの終点の Y 座標
戻り値:: 最初に指定されたラインセグメントと 2 番目に指定されたラインセグメントが交差する場合は true、そうでない場合は false
導入されたバージョン:: 1.2

intersectsLine

public boolean intersectsLine(double x1,
                              double y1,
                              double x2,
                              double y2)

(x1,y1) から (x2,y2) までのラインセグメントがこのラインセグメントと交差するかどうかを判定します。

パラメータ:: x1 - 指定されたラインセグメントの始点の X 座標; y1 - 指定されたラインセグメントの終点の X 座標; x2 - 指定されたラインセグメントの終点の X 座標; y2 - 指定されたラインセグメントの終点の Y 座標
戻り値:: このラインセグメントと指定されたラインセグメントが交差する場合は true、そうでない場合は false
導入されたバージョン:: 1.2

intersectsLine

public boolean intersectsLine(Line2D l)

指定されたラインセグメントがこのラインセグメントと交差するかどうかを判定します。

パラメータ:: l - 指定された Line2D
戻り値:: このラインセグメントと指定されたラインセグメントが交差する場合は true、そうでない場合は false
導入されたバージョン:: 1.2

ptSegDistSq

public static double ptSegDistSq(double x1,
                                 double y1,
                                 double x2,
                                 double y2,
                                 double px,
                                 double py)

点からラインセグメントまでの距離の 2 乗を返します。この距離は、指定された点と、指定された終点の間でもっとも近い点の間の距離です。指定された点が終点の間のラインセグメントと交差する場合、このメソッドは 0.0 を返します。

パラメータ:: x1 - 指定されたラインセグメントの始点の X 座標; y1 - 指定されたラインセグメントの終点の X 座標; x2 - 指定されたラインセグメントの終点の X 座標; y2 - 指定されたラインセグメントの終点の Y 座標; px - 指定されたラインセグメントに対して測定される、指定された点の X 座標; py - 指定されたラインセグメントに対して測定される、指定された点の Y 座標
戻り値:: 指定された点から指定されたラインセグメントまでの距離の 2 乗を示す double 値
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: ptLineDistSq(double, double, double, double, double, double)

ptSegDist

public static double ptSegDist(double x1,
                               double y1,
                               double x2,
                               double y2,
                               double px,
                               double py)

点からラインセグメントまでの距離を返します。この距離は、指定された点と、指定された終点の間でもっとも近い点の間の距離です。指定された点が終点の間のラインセグメントと交差する場合、このメソッドは 0.0 を返します。

パラメータ:: x1 - 指定されたラインセグメントの始点の X 座標; y1 - 指定されたラインセグメントの終点の X 座標; x2 - 指定されたラインセグメントの終点の X 座標; y2 - 指定されたラインセグメントの終点の Y 座標; px - 指定されたラインセグメントに対して測定される、指定された点の X 座標; py - 指定されたラインセグメントに対して測定される、指定された点の Y 座標
戻り値:: 指定された点から指定されたラインセグメントまでの距離を示す double 値
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: ptLineDist(double, double, double, double, double, double)

ptSegDistSq

public double ptSegDistSq(double px,
                          double py)

点からこのラインセグメントまでの距離の 2 乗を返します。この距離は、指定された点と、現在の線の終点の間でもっとも近い点の間の距離です。指定された点が終点の間のラインセグメントと交差する場合、このメソッドは 0.0 を返します。

パラメータ:: px - このラインセグメントに対して測定される、指定された点の X 座標; py - このラインセグメントに対して測定される、指定された点の Y 座標
戻り値:: 指定された点から現在のラインセグメントまでの距離の 2 乗を表す double 値
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: ptLineDistSq(double, double)

ptSegDistSq

public double ptSegDistSq(Point2D pt)

Point2D からこのラインセグメントまでの距離の 2 乗を返します。この距離は、指定された点と、現在の線の終点の間でもっとも近い点の間の距離です。指定された点が終点の間のラインセグメントと交差する場合、このメソッドは 0.0 を返します。

パラメータ:: pt - このラインセグメントに対して測定される、指定された Point2D
戻り値:: 指定された Point2D から現在のラインセグメントまでの距離の 2 乗を表す double 値
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: ptLineDistSq(Point2D)

ptSegDist

public double ptSegDist(double px,
                        double py)

点からこのラインセグメントまでの距離を返します。この距離は、指定された点と、現在の線の終点の間でもっとも近い点の間の距離です。指定された点が終点の間のラインセグメントと交差する場合、このメソッドは 0.0 を返します。

パラメータ:: px - このラインセグメントに対して測定される、指定された点の X 座標; py - このラインセグメントに対して測定される、指定された点の Y 座標
戻り値:: 指定された点から現在のラインセグメントまでの距離を表す double 値
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: ptLineDist(double, double)

ptSegDist

public double ptSegDist(Point2D pt)

Point2D からこのラインセグメントまでの距離を返します。この距離は、指定された点と、現在の線の終点の間でもっとも近い点の間の距離です。指定された点が終点の間のラインセグメントと交差する場合、このメソッドは 0.0 を返します。

パラメータ:: pt - このラインセグメントに対して測定される、指定された Point2D
戻り値:: 指定された Point2D から現在のラインセグメントまでの距離を表す double 値
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: ptLineDist(Point2D)

ptLineDistSq

public static double ptLineDistSq(double x1,
                                  double y1,
                                  double x2,
                                  double y2,
                                  double px,
                                  double py)

点からラインまでの距離の 2 乗を返します。この距離は、指定された点と、指定された座標によって定義される無限に延長された線上のもっとも近い点の間の距離です。指定された点が線と交差する場合、このメソッドは 0.0 を返します。

パラメータ:: x1 - 指定されたラインの始点の X 座標; y1 - 指定されたラインの始点の Y 座標; x2 - 指定されたラインの終点の X 座標; y2 - 指定されたラインの終点の Y 座標; px - 指定されたラインに対して測定される、指定された点の X 座標; py - 指定されたラインに対して測定される、指定された点の Y 座標
戻り値:: 指定された点から指定されたラインまでの距離の 2 乗を表す double 値
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: ptSegDistSq(double, double, double, double, double, double)

ptLineDist

public static double ptLineDist(double x1,
                                double y1,
                                double x2,
                                double y2,
                                double px,
                                double py)

点からラインまでの距離を返します。この距離は、指定された点と、指定された座標によって定義される無限に延長された線上のもっとも近い点の間の距離です。指定された点が線と交差する場合、このメソッドは 0.0 を返します。

パラメータ:: x1 - 指定されたラインの始点の X 座標; y1 - 指定されたラインの始点の Y 座標; x2 - 指定されたラインの終点の X 座標; y2 - 指定されたラインの終点の Y 座標; px - 指定されたラインに対して測定される、指定された点の X 座標; py - 指定されたラインに対して測定される、指定された点の Y 座標
戻り値:: 指定された点から指定されたラインまでの距離を表す double 値
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: ptSegDist(double, double, double, double, double, double)

ptLineDistSq

public double ptLineDistSq(double px,
                           double py)

点からこのラインまでの距離の 2 乗を返します。この距離は、指定された点と、この Line2D によって定義される無限に延長された線上のもっとも近い点の間の距離です。指定された点が線と交差する場合、このメソッドは 0.0 を返します。

パラメータ:: px - このラインに対して測定される、指定された点の X 座標; py - このラインに対して測定される、指定された点の Y 座標
戻り値:: 指定された点から現在のラインまでの距離の 2 乗を表す double 値
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: ptSegDistSq(double, double)

ptLineDistSq

public double ptLineDistSq(Point2D pt)

指定された Point2D からこのラインまでの距離の 2 乗を返します。この距離は、指定された点と、この Line2D によって定義される無限に延長された線上のもっとも近い点の間の距離です。指定された点が線と交差する場合、このメソッドは 0.0 を返します。

パラメータ:: pt - このラインに対して測定される、指定された Point2D
戻り値:: 指定された Point2D から現在のラインまでの距離の 2 乗を表す double 値
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: ptSegDistSq(Point2D)

ptLineDist

public double ptLineDist(double px,
                         double py)

点からこのラインまでの距離を返します。この距離は、指定された点と、この Line2D によって定義される無限に延長された線上のもっとも近い点の間の距離です。指定された点が線と交差する場合、このメソッドは 0.0 を返します。

パラメータ:: px - このラインに対して測定される、指定された点の X 座標; py - このラインに対して測定される、指定された点の Y 座標
戻り値:: 指定された点から現在のラインまでの距離を表す double 値
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: ptSegDist(double, double)

ptLineDist

public double ptLineDist(Point2D pt)

Point2D からこのラインまでの距離を返します。この距離は、指定された点と、この Line2D によって定義される無限に延長された線上のもっとも近い点の間の距離です。指定された点が線と交差する場合、このメソッドは 0.0 を返します。

パラメータ:: pt - 測定される Point2D
戻り値:: 指定された Point2D から現在のラインまでの距離を表す double 値
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: ptSegDist(Point2D)

contains

public boolean contains(double x,
                        double y)

指定された座標が、この Line2D の境界内にあるかどうかを判定します。このメソッドでは Shape インタフェースを実装する必要があります。ただし Line2D オブジェクトの場合、線が領域を持つことはないため、このメソッドは常に false を返します。

定義:: インタフェース Shape 内の contains

パラメータ:: x - 指定された判定対象の点の X 座標; y - 指定された判定対象の点の Y 座標
戻り値:: false。Line2D が領域を持つことはないため
導入されたバージョン:: 1.2

contains

public boolean contains(Point2D p)

指定された Point2D が、この Line2D の境界内にあるかどうかを判定します。このメソッドでは Shape インタフェースを実装する必要があります。ただし Line2D オブジェクトの場合、線が領域を持つことはないため、このメソッドは常に false を返します。

定義:: インタフェース Shape 内の contains

パラメータ:: p - 判定対象の、指定された Point2D
戻り値:: false。Line2D が領域を持つことはないため
導入されたバージョン:: 1.2

intersects

public boolean intersects(double x,
                          double y,
                          double w,
                          double h)

Shape の内部領域が、指定された矩形領域の内部領域と交差するかどうかを判定します。Shape の内部領域と指定された矩形領域の両方に含まれる点がある場合、矩形領域は Shape と交差していると見なされます。

Shape.intersects() メソッドを使用すると、次のような場合に Shape 実装は true を返すことがあります。

矩形領域と Shape が重なり合っている可能性がかなり高いが、
この共通部分を正確に判断する計算の負荷がかなり大きい

つまり、Shape によっては、矩形領域が Shape と交差しない場合でもこのメソッドが true を返すことがあります。Area クラスは、ほとんどの Shape オブジェクトの幾何学的な共通部分のより精密な計算を行うため、より正確な結果が必要な場合に使用できます。

定義:: インタフェース Shape 内の intersects

パラメータ:: x - 指定された矩形領域の左上隅の X 座標; y - 指定された矩形領域の左上隅の Y 座標; w - 指定された矩形領域の幅; h - 指定された矩形領域の高さ
戻り値:: Shape の内部領域と矩形領域の内部領域が交差する場合、または交差する可能性が高いが、負荷が大き過ぎて共通部分の計算を行えない場合は true、そうでない場合は false
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: Area

intersects

public boolean intersects(Rectangle2D r)

Shape の内部が、指定された Rectangle2D の内部と交差するかどうかを判定します。Shape.intersects() メソッドを使用すると、次のような場合に Shape 実装は true を返すことがあります。

Rectangle2D と Shape が交差する可能性が高いが、
この共通部分を正確に判断する計算の負荷がかなり大きい

つまり、Shape によっては、Rectangle2D が Shape と交差しない場合でもこのメソッドが true を返すことがあります。Area クラスは、ほとんどの Shape オブジェクトの幾何学的な共通部分のより精密な計算を行うため、より正確な結果が必要な場合に使用できます。

定義:: インタフェース Shape 内の intersects

パラメータ:: r - 指定された Rectangle2D
戻り値:: Shape の内部領域と指定された Rectangle2D の内部領域が交差する場合、または交差する可能性が高いが、負荷が大き過ぎて共通部分の計算を行えない場合は true、そうでない場合は false
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: Shape.intersects(double, double, double, double)

contains

public boolean contains(double x,
                        double y,
                        double w,
                        double h)

この Line2D の内部が、指定された矩形座標セットを完全に内包するかどうかを判定します。このメソッドでは Shape インタフェースを実装する必要があります。ただし、Line2D オブジェクトの場合、線が領域を持つことはないため、このメソッドは常に false を返します。

定義:: インタフェース Shape 内の contains

パラメータ:: x - 指定された矩形領域の左上隅の X 座標; y - 指定された矩形領域の左上隅の Y 座標; w - 指定された矩形領域の幅; h - 指定された矩形領域の高さ
戻り値:: false。Line2D が領域を持つことはないため
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: Area, Shape.intersects(double, double, double, double)

contains

public boolean contains(Rectangle2D r)

この Line2D の内部が、指定された Rectangle2D を完全に内包するかどうかを判定します。このメソッドでは Shape インタフェースを実装する必要があります。ただし、Line2D オブジェクトの場合、線が領域を持つことはないため、このメソッドは常に false を返します。

定義:: インタフェース Shape 内の contains

パラメータ:: r - 指定された判定対象の Rectangle2D
戻り値:: false。Line2D が領域を持つことはないため
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: Shape.contains(double, double, double, double)

getBounds

public Rectangle getBounds()

Shape を完全に囲む整数型の Rectangle を返します。返された Rectangle が Shape を囲む最小のバウンディングボックスであるとは限りません。示された Rectangle 内に Shape が完全に収まるというだけです。また、Shape が整数型の制限範囲を超える場合、返された Rectangle は Shape を完全に囲むことができないこともあります。通常は、getBounds2D メソッドの方が、表現の自由度が高いために、比較的ぴったりしたバウンディングボックスを返します。

定義:: インタフェース Shape 内の getBounds

戻り値:: Shape を完全に囲む整数型の Rectangle
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: Shape.getBounds2D()

getPathIterator

public PathIterator getPathIterator(AffineTransform at)

この Line2D の境界を定義する繰り返しオブジェクトを返します。このクラスの反復子は、マルチスレッドに対して安全ではありません。つまりこの Line2D クラスでは、この Line2D オブジェクトの幾何学的図形を変更すると、この幾何学的図形についてすでに進行中の繰り返し処理に影響を及ぼす場合があります。

定義:: インタフェース Shape 内の getPathIterator

パラメータ:: at - 指定された AffineTransform
戻り値:: この Line2D の境界を定義する PathIterator
導入されたバージョン:: 1.2

getPathIterator

public PathIterator getPathIterator(AffineTransform at,
                                    double flatness)

平坦化された Line2D の境界を定義する繰り返しオブジェクトを返します。このクラスの反復子は、マルチスレッドに対して安全ではありません。つまりこの Line2D クラスでは、この Line2D オブジェクトの幾何学的図形を変更すると、この幾何学的図形についてすでに進行中の繰り返し処理に影響を及ぼす場合があります。

定義:: インタフェース Shape 内の getPathIterator

パラメータ:: at - 指定された AffineTransform; flatness - 分割された曲線が終点を結ぶ直線によって置換される前に、指定された曲線の制御点が共線から外れることのできる最大距離Line2D オブジェクトは常に平坦であるため、このパラメータは無視される
戻り値:: 平坦化された Line2D の境界を定義する PathIterator
導入されたバージョン:: 1.2

clone

public Object clone()

このオブジェクトと同じクラスの新しいオブジェクトを作成します。

オーバーライド:: クラス Object 内の clone

戻り値:: このインスタンスの複製
例外:: OutOfMemoryError - 十分なメモリがない場合
導入されたバージョン:: 1.2
関連項目:: Cloneable

概要

パッケージ

クラス

使用

階層ツリー

非推奨 API

索引

ヘルプ

Java^TM Platform
Standard Ed. 6

前のクラス 次のクラス

フレームあり フレームなし

概要: 入れ子 | フィールド | コンストラクタ | メソッド

詳細: フィールド | コンストラクタ | メソッド

バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

java.awt.geom クラス Line2D

Line2D

getX1

getY1

getP1

getX2

getY2

getP2

setLine

setLine

setLine

relativeCCW

relativeCCW

relativeCCW

linesIntersect

intersectsLine

intersectsLine

ptSegDistSq

ptSegDist

ptSegDistSq

ptSegDistSq

ptSegDist

ptSegDist

ptLineDistSq

ptLineDist

ptLineDistSq

ptLineDistSq

ptLineDist

ptLineDist

contains

contains

intersects

intersects

contains

contains

getBounds

getPathIterator

getPathIterator

clone

java.awt.geom
クラス Line2D