- all
-
よく使われる
set
のオプションの現在の値を表示します。
現在のデフォルトサーバとホストに関する情報も表示されます。
- class= value
-
問い合わせのクラスを次のいずれかに変更します。
- IN
-
インターネットクラス。
- CHAOS
-
- chaos クラス。
- HESIOD
-
MIT Athena Hesiod クラス。
- ANY
-
上記すべて。
クラスは情報のプロトコルグループを特定します。
(デフォルト =
IN;
略記 =
cl
-
[no
]
debug
-
デバッグモードにします。サーバに送られるパケットとそれに
対する返答について、より多くの情報が表示されます。
(デフォルト =
nodebug
略記 =
Op Ic no
deb
-
-
[no
]
d2
-
詳細なデバッグモードにします。
パケットごとに重要なすべてのフィールドが表示されます。
(デフォルト =
nod2
- domain= name
-
デフォルトドメイン名を
name に変更します。
defname
と
search
オプションの設定に応じて、
探索要求されるホスト名にデフォルトドメイン名が付加されます。
デフォルトドメイン名が 2 つ以上の要素から
なるとき、ドメインサーチリストにはデフォルトドメインの親が含まれます。
たとえば、デフォルトドメイン名が
- CC.Berkeley.EDU であるとき、サーチリストは
CC.Berkeley.EDU 及び Berkeley.EDU です。
異なるリストを指定するには、
``set srchlist
''
コマンドを使います。
このリストを表示するには、
``set all
''
コマンドを使います。
(デフォルト =
hostname(1)
から得た値,
/etc/resolv.conf
あるいは
LOCALDOMAIN;
略記 =
do
- srchlist= name1/name2/...
-
デフォルトドメイン名を
name1
にし、ドメインサーチリストを
name1 , name2 , etc.
に変更します。スラッシュ (/) で区切って
最大 6 つまで指定可能です。
たとえば
set srchlist=lcs.MIT.EDU/ai.MIT.EDU/MIT.EDU
の場合、ドメインを lcs.MIT.EDU にし、サーチリストを上の 3 つの名前に
設定します。
このコマンドは、
``set domain
''
コマンドによるデフォルトドメイン名と
サーチリストを上書きします。
リストを表示するには、
``set all
''
コマンドを使います。
(デフォルト =
hostname(1)
に基づく値,
/etc/resolv.conf
あるいは
LOCALDOMAIN
略記 =
srchl
-
[no
]
defname
-
これが設定されると、単一要素からなる問い合わせ(すなわちピリオドのないもの)
に対して、
指定したデフォルトドメイン名が付加されます。
(デフォルト =
defname
略記 =
Op Ic no
defname
-
-
[no
]
search
-
問い合わせ要求にピリオドが少なくとも 1 つ含まれているが
ピリオドで終っては
いない
場合、
答えが受け取れるまで、ドメインサーチリスト内のドメイン名を
付加します。
(デフォルト =
search
略記 =
Op Ic no
sea
-
- port= value
-
デフォルトのネームサーバの TCP/UDP ポートを
value
に変更します。
(デフォルト = 53;
略記 =
po
- querytype= value
-
- type= value
-
問い合わせる情報の種類を変更します。情報は次のうちのいずれかです。
- A
-
ホストの IP アドレス。
- CNAME
-
別名に対する正式名。
- HINFO
-
ホストの CPU と OS の種類。
- MINFO
-
メールボックスもしくは、メールリストに関する情報。
- MX
-
メール交換ホスト。
- NS
-
その名前空間内のネームサーバ。
- PTR
-
問い合わせが IP アドレスであればホスト名、そうでなければ
それ以外の情報へのポインタ。
- SOA
-
ドメインの
``権威開始 (start-of-authority)''
情報。
- TXT
-
テキスト情報。
- UINFO
-
ユーザ情報。
- WKS
-
サポートする、よく知られたサービス。
他のタイプ
(ANY, AXFR, MB, MD, MF, NULL
)
については、ドキュメント
- RFC-1035 に書かれています。
(デフォルト =
A
略記 =
q, ty
-
[no
]
recurse
-
サーバが情報を持っていないときに、他のサーバに問い合わせるよう
指示します。
(デフォルト =
recurse
略記 =
Op Ic no
rec
-
- retry= number
-
リトライ回数を
number
回とします。
要求に対する返答をある時間内 (
``set timeout
''
で変更できる) に
受け取らなかったとき、タイムアウト期間は 2 倍にされ、
要求が再送されます。
- retry の値は、あきらめるまでに要求を何回再送するかを決めます。
(デフォルト = 4, 略記 =
ret
- root= host
-
ルートネームサーバ名を
host
に変更します。
これは
``root
''
コマンドに影響します。
(デフォルト =
ns.internic.net
略記 =
ro
- timeout= number
-
返答を待つ初期タイムアウト間隔を
number
秒に変更します。
リトライのたびにタイムアウト間隔は倍になります。
(デフォルト = 5 seconds; 略記 =
ti
-
[no
]
vc
-
サーバに要求を出すときに、常に仮想回路
(virtual circuit) を使います。
(デフォルト =
novc
略記 =
Op Ic no
v
-
-
[no
]
ignoretc
-
パケットトランケーションエラーを無視します。
(デフォルト =
noignoretc
略記 =
Op Ic no
ig
-