LROUND
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2020-11-01
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名前
lround, lroundf, lroundl, llround, llroundf, llroundl - 最も近い整数値に丸める
書式
#include <math.h>
long lround(double x);
long lroundf(float x);
long lroundl(long double x);
long long llround(double x);
long long llroundf(float x);
long long llroundl(long double x);
-lm でリンクする。
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
上記の全ての関数:
-
_ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
説明
これらの関数は最も近い整数に引数を丸める。現在の丸め方向 (fenv(3) 参照) に関係なく最も近い整数に丸められ、半分の場合は 0
から遠い方の整数に丸められることになる。
関数 round(3), ceil(3) と違い、これらの関数の返り値の型は引数の型と異なる点に注意すること。
返り値
これらの関数は丸めた整数値を返す。
x が NaN か無限大の場合、もしくは丸めた値が大き過ぎて long (ll* 関数の場合には long long)
に格納できない場合、 領域エラー (domain error) が発生し、返り値は不定となる。
エラー
これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を参照のこと。
以下のエラーが発生する可能性がある。
- 領域エラー (domain error): x が NaN か無限大、もしくは丸めた値が大き過ぎる
-
不正 (invalid) 浮動小数点例外 (FE_INVALID) が上がる。
これらの関数は errno を設定しない。
バージョン
これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値
|
lround(),
lroundf(),
lroundl(),
llround(),
llroundf(),
llroundl()
| Thread safety | MT-Safe
|
準拠
C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.
関連項目
ceil(3), floor(3), lrint(3), nearbyint(3), rint(3),
round(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- バージョン
-
- 属性
-
- 準拠
-
- 関連項目
-
- この文書について
-
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