BINDRESVPORT

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
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名前

bindresvport - ソケットを特権 IP ポートにバインドする  

書式

#include <sys/types.h>
#include <netinet/in.h>

int bindresvport(int sockfd, struct sockaddr_in *sin);
 

説明

bindresvport() is used to bind the socket referred to by the file descriptor sockfd to a privileged anonymous IP port, that is, a port number arbitrarily selected from the range 512 to 1023.

bindresvport() によって実行された bind(2) が成功し、 sin が NULL 以外の場合、実際に割り当てられたポート番号が sin->sin_port に入れて返される。

sin には NULL を指定することもでき、その場合には sin->sin_family は暗黙のうちに AF_INET とみなされる。 しかし、この場合には、 bindresvport() は実際に割り当てられたポート番号を返す手段を持たない (割り当てられたポート番号は、後で getsockname(2) を使って取得できる)。  

返り値

bindresvport() は成功すると 0 を返す。それ以外の場合、-1 を返し、 errno にエラーの原因を示す値を設定する。  

エラー

bindresvport() は bind(2) と同じ原因で失敗する可能性がある。 さらに、以下のエラーが発生することがある:
EACCES
The calling process was not privileged (on Linux: the calling process did not have the CAP_NET_BIND_SERVICE capability in the user namespace governing its network namespace).
EADDRINUSE
全ての特権ポートが使用中である。
EAFNOSUPPORT (glibc 2.7 以前では EPFNOSUPPORT)
sin が NULL 以外で、かつ sin->sin_familyAF_INET でなかった。
 

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース属性
bindresvport() Thread safety glibc >= 2.17: MT-Safe
glibc < 2.17: MT-Unsafe

The bindresvport() function uses a static variable that was not protected by a lock before glibc 2.17, rendering the function MT-Unsafe.  

準拠

Not in POSIX.1. Present on the BSDs, Solaris, and many other systems.  

注意

bindresvport() のいくつかの実装と異なり、glibc の実装では呼び出し元が sin->sin_port で渡した値はどんな値であっても無視される。  

関連項目

bind(2), getsockname(2)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。


 

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