ABS
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2020-11-01
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名前
abs, labs, llabs, imaxabs - 整数の絶対値を計算する
 
書式
#include <stdlib.h>
int abs(int j);
long labs(long j);
long long llabs(long long j);
#include <inttypes.h>
intmax_t imaxabs(intmax_t j);
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):
llabs():
- 
_ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
 
 
説明
abs()  関数は、整数の引数 j の絶対値を計算する。 labs(), llabs(), imaxabs()
関数は、 それぞれの関数の型に応じた引数 j の絶対値を計算する。
 
返り値
それぞれの関数の型に応じた整数の引数の絶対値を返す。
 
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
| インターフェース | 属性 | 値
  | 
| 
abs(),
labs(),
llabs(),
imaxabs()
 | Thread safety | MT-Safe
  | 
 
準拠
POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C99, SVr4, 4.3BSD.  C89 は abs()  関数と
labs()  関数のみを含んでいる。 llabs()  関数と imaxabs()  関数は C99 で追加された。
 
注意
最大の負整数の絶対値は、定義されていない。
llabs()  関数はバージョン 2.0 から glibc に含まれるようになった。 imaxabs()  関数は バージョン 2.1.1
から glibc に含まれるようになった。
llabs()  が宣言されるためには、標準ヘッダーを include する前に _ISOC99_SOURCE か
_ISOC9X_SOURCE(どちらかは glibc の バージョンに依存する)を define しておく必要がある。
デフォルトで、GCC は abs(), labs() および (GCC 3.0 以降では) llabs() と
imaxabs() をビルドイン関数として扱う。
 
関連項目
cabs(3), ceil(3), fabs(3), floor(3), rint(3)
 
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
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- 名前
 - 
 - 書式
 - 
 - 説明
 - 
 - 返り値
 - 
 - 属性
 - 
 - 準拠
 - 
 - 注意
 - 
 - 関連項目
 - 
 - この文書について
 - 
 
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