はじめに

Java Platform, Standard Edition (Java SE プラットフォーム) 6 は、Java 仮想マシン (Java VM) およびその上で実行される Java アプリケーションのパフォーマンスの監視と管理を可能にするさまざまなユーティリティーを備えています。『Java SE 監視および管理ガイド』では、そのような監視および管理のユーティリティーについて説明します。

対象とする読者

『Java SE 監視および管理ガイド』は、システム管理者やソフトウェア開発者など、Java 言語の経験を持ち、Java プラットフォームおよびそこで使用されるアプリケーションのパフォーマンスを非常に重要とするユーザーを対象としています。

本書を読む前に

Java SE プラットフォームが持つほかのいくつかの機能に習熟することをお勧めします。この点で役に立つドキュメントは次のとおりです。

• Java Management Extensions (JMX) テクノロジ

• Java HotSpot テクノロジ

• Java 仮想マシンテクノロジ

• Java HotSpot VM のパフォーマンスドキュメント

本書の構成

本ガイドでは、次のトピックについて説明します。

• 第 1 章「Java SE 監視および管理の概要」: Java SE プラットフォームにより提供される監視および管理のためのユーティリティーについて説明します。

• 第 2 章「JMX テクノロジを使用する監視と管理」: JMX API を使用して監視と管理を行えるようにプラットフォームを構成する方法について説明します。

• 第 3 章「JConsole の使用」: JConsole グラフィカルユーザーインタフェースについて説明します。

• 第 4 章「プラットフォーム MBean サーバーとプラットフォーム MXBean の使用」: 監視および管理を目的として Java SE プラットフォームに用意された MBean について説明します。

• 第 5 章「SNMP 監視と管理」: Simple Network Management Protocol (SNMP) を使用した監視および管理の実施方法について説明します。

• 付録 A「Microsoft Windows 用のセキュリティー情報の詳細」: Windows プラットフォーム特有のセキュリティー構成情報について説明します。

関連する他社の Web サイト参照

本ドキュメントでは他社の URL を参照しており、この URL から追加の関連情報を取得できます。

注 - Sun は、本ドキュメントに掲載された他社の Web サイトを利用できるかどうかについて責任を負いません。Sun は、そのようなサイトまたはリソースから直接または間接的に利用できるいかなる内容、広告、製品、その他の物質についても保証を行うものではなく、また、責任を負うものでもありません。Sun は、そのようなサイトまたはリソースから直接または間接的に利用できる内容、商品、サービスなどにより、またはそれらを使用あるいは信頼したことに関連して、実際に発生した損害または発生したとされる損害について、いかなる責任も負うものではありません。

ドキュメント、サポート、トレーニング

Sun の Web サイトには、次の追加のリソースに関する情報が用意されています。

• ドキュメント

• テクニカルサポート

• トレーニング

表記規則

次の表は、この本で使用する表記規則を説明するものです。

表 P-1 表記規則

コマンド例のシェルプロンプト

次の表は、C シェル、Bourne シェル、Korn シェルのデフォルトの UNIX^® システムプロンプトおよびスーパーユーザープロンプトを示したものです。

表 P-2 シェルプロンプト