Java™ Platform
Standard Edition 7

パッケージ java.util.concurrent.locks

組み込みの同期および監視から区別された状態をロックおよび待機するためのフレームワークを提供するインタフェースおよびクラス。

参照: 説明

パッケージ java.util.concurrent.locks の説明

組み込みの同期および監視から区別された状態をロックおよび待機するためのフレームワークを提供するインタフェースおよびクラス。このフレームワークを使用すると、構文は扱いにくくなりますが、ロックおよび状態をより柔軟に使用できるようになります。

Lock インタフェースがサポートするロック制御は、セマンティクス (再入可能、公平など) により異なります。また、「hand-over-hand」や「lock reordering」アルゴリズムを含む非ブロック構造のコンテキストで使用できます。主な実装は、ReentrantLock です。

同様に、ReadWriteLock インタフェースは、リーダー間では共有可能であるが、ライターには排他的に設定可能なロックを定義します。提供されるのは、単一の実装 ReentrantReadWriteLock だけです。これは、この実装だけで標準的な使用コンテキストの大半に対応できるためです。ただし、プログラマは、独自の実装を作成して非標準の要件に対応できます。

Condition インタフェースは、Lock に関連付けることのできる状態変数を記述します。これらは、使用法の点で、Object.wait を使用してアクセスされる暗黙の監視に似ていますが、拡張された機能を提供します。特に、複数の Condition オブジェクトを 1 つの Lock に関連付けることができます。互換性の問題を回避するために、Condition メソッドの名前は対応する Object バージョンとは異なるものになっています。

AbstractQueuedSynchronizer クラスは、ブロックされたスレッドのキューイングに依存するロックやその他のシンクロナイザを定義するために役立つスーパークラスとして機能します。AbstractQueuedLongSynchronizer クラスは同じ機能を提供しますが、64 ビットの同期状態までサポートを拡張しています。どちらも AbstractOwnableSynchronizer クラスを拡張します。このクラスは、排他的な同期を現在保持しているスレッドを記録できる単純なクラスです。LockSupport クラスは、カスタマイズされた独自のロッククラスを実装している開発者に役立つ、より低レベルのブロックおよびロック解除のサポートを提供します。

導入されたバージョン:
1.5
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