public abstract class ShortBuffer extends Buffer implements Comparable<ShortBuffer>
このクラスは、short バッファーに対する操作を 4 つのカテゴリに分類します。
連続した short シーケンスをこのバッファーから配列へと転送する相対一括 get
メソッド。
連続した short シーケンスを short 配列やその他の short バッファーからこのバッファーへと転送する相対一括 put
メソッド。
short バッファーを作成するには、バッファーの内容に容量を割り当てる割り当て
を実行するか、
既存の short 配列をバッファー内に
ラップ
するか、既存の byte バッファーのビューを作成します。
byte バッファーと同様に、short バッファーにも「ダイレクト」バッファーと「非ダイレクト」バッファーがあります。このクラスの wrap メソッドで作成された short バッファーは非ダイレクトバッファーになります。byte バッファーのビューとして作成された short バッファーは、byte バッファーがダイレクトバッファーである場合にかぎりダイレクトバッファーになります。short バッファーがダイレクトバッファーかどうかは、isDirect
メソッドの呼び出しによって判断できます。
このクラスのメソッドのうち戻り値を返さないものは、自身を呼び出したバッファーの情報を返します。これを応用して、メソッド呼び出しを連鎖させることができます。
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
static ShortBuffer |
allocate(int capacity)
新しい short バッファーを割り当てます。
|
short[] |
array()
このバッファーを補助する short 配列を返します (オプションの操作)。
|
int |
arrayOffset()
このバッファーの補助配列内にある、このバッファーの最初の要素のオフセットを返します (オプションの操作)。
|
abstract ShortBuffer |
asReadOnlyBuffer()
このバッファーの内容を共有する新しい読み込み専用 short バッファーを作成します。
|
abstract ShortBuffer |
compact()
このバッファーを圧縮します (オプションの操作)。
|
int |
compareTo(ShortBuffer that)
このバッファーを別のバッファーと比較します。
|
abstract ShortBuffer |
duplicate()
このバッファーの内容を共有する新しい short バッファーを作成します。
|
boolean |
equals(Object ob)
このバッファーが別のオブジェクトと等価であるかどうかを判断します。
|
abstract short |
get()
相対 get メソッドです。
|
abstract short |
get(int index)
絶対 get メソッドです。
|
ShortBuffer |
get(short[] dst)
相対一括 get メソッドです。
|
ShortBuffer |
get(short[] dst, int offset, int length)
相対一括 get メソッドです。
|
boolean |
hasArray()
このバッファーがアクセス可能な short 配列に連動するかどうかを判断します。
|
int |
hashCode()
このバッファーの現在のハッシュコードを返します。
|
abstract boolean |
isDirect()
現在の short バッファーがダイレクトバッファーであるかどうかを判断します。
|
abstract ByteOrder |
order()
このバッファーの byte 順序を取得します。
|
abstract ShortBuffer |
put(int index, short s)
絶対 put メソッドです (オプションの操作)。
|
abstract ShortBuffer |
put(short s)
相対 put メソッドです (オプションの操作)。
|
ShortBuffer |
put(short[] src)
相対一括 put メソッドです (オプションの操作)。
|
ShortBuffer |
put(short[] src, int offset, int length)
相対一括 put メソッドです (オプションの操作)。
|
ShortBuffer |
put(ShortBuffer src)
相対一括 put メソッドです (オプションの操作)。
|
abstract ShortBuffer |
slice()
このバッファーの内容の共有サブシーケンスを内容とする新しい short バッファーを作成します。
|
String |
toString()
このバッファーの状態を要約した文字列を返します。
|
static ShortBuffer |
wrap(short[] array)
short 配列をバッファーにラップします。
|
static ShortBuffer |
wrap(short[] array, int offset, int length)
short 配列をバッファーにラップします。
|
public static ShortBuffer allocate(int capacity)
新しいバッファーの位置はゼロ、リミットは容量と同じ値になり、マークは定義されず、各要素はゼロに初期化されます。補助配列
を持ち、
配列オフセット
はゼロになります。
capacity
- 新しいバッファーの容量 (short)IllegalArgumentException
- capacity が負の整数である場合public static ShortBuffer wrap(short[] array, int offset, int length)
新しいバッファーは指定された short 配列によって補助されます。バッファーに変更を加えると配列も変更され、配列に変更を加えるとバッファーも変更されます。新しいバッファーの容量は array.length、位置は offset、リミットは offset + length になり、マークは定義されません。指定された配列が補助配列
となり、その
配列オフセット
はゼロになります。
array
- 新しいバッファーを補助する配列offset
-使用するサブ配列のオフセット。array.length 以下の負でない値でなければならない。新しいバッファーの位置は、この値に設定される。length
- 使用するサブ配列の長さ。array.length - offset 以下の負でない値でなければならない。新しいバッファーのリミットは、offset + length に設定される。IndexOutOfBoundsException
- offset パラメータと length パラメータの前提条件が満たされていない場合public static ShortBuffer wrap(short[] array)
新しいバッファーは指定された short 配列によって補助されます。バッファーに変更を加えると配列も変更され、配列に変更を加えるとバッファーも変更されます。新しいバッファーの容量とリミットは array.length、位置はゼロになり、マークは定義されません。指定された配列が補助配列
となり、その
配列オフセット
はゼロになります。
array
- このバッファーを補助する配列public abstract ShortBuffer slice()
新しいバッファーの内容は、このバッファーの現在位置から始まります。このバッファーの内容に変更を加えると、その内容が新しいバッファーに反映されます。新しいバッファーの内容に変更を加えると、その内容がこのバッファーに反映されます。2 つのバッファーの位置、リミット、マークの値はそれぞれ異なります。
新しいバッファーの位置はゼロ、容量とリミットはこのバッファー内に残っている short 値の数になります。マークは定義されません。新しいバッファーは、このバッファーがダイレクトバッファーである場合にかぎりダイレクトバッファーになります。また、このバッファーが読み取り専用バッファーである場合にかぎり読み取り専用バッファーになります。
public abstract ShortBuffer duplicate()
新しいバッファーの内容は、このバッファーの内容と同じになります。このバッファーの内容に変更を加えると、その内容が新しいバッファーに反映されます。新しいバッファーの内容に変更を加えると、その内容がこのバッファーに反映されます。2 つのバッファーの位置、リミット、マークの値はそれぞれ異なります。
新しいバッファーの容量、リミット、位置、マークの値は、このバッファーの対応する値と同じになります。新しいバッファーは、このバッファーがダイレクトバッファーである場合にかぎりダイレクトバッファーになります。また、このバッファーが読み取り専用バッファーである場合にかぎり読み取り専用バッファーになります。
public abstract ShortBuffer asReadOnlyBuffer()
新しいバッファーの内容は、このバッファーの内容と同じになります。このバッファーの内容に変更を加えると、その内容が新しいバッファーに反映されます。しかし、新しいバッファー自体は読み取り専用であり、その共有内容を変更することはできません。2 つのバッファーの位置、リミット、マークの値はそれぞれ異なります。
新しいバッファーの容量、リミット、位置、マークの値は、このバッファーの対応する値と同じになります。
このバッファー自身が読み込み専用の場合は、このメソッドは duplicate
と同じように動作します。
public abstract short get()
BufferUnderflowException
- バッファーの現在位置がリミット以上である場合public abstract ShortBuffer put(short s)
このバッファーの現在位置に指定された short を書き込み、現在位置を増加します。
s
- 書き込まれる shortBufferOverflowException
- このバッファーの現在位置がリミット以上である場合ReadOnlyBufferException
- このバッファーが読み込み専用である場合public abstract short get(int index)
index
- short の読み込み位置を示すインデックスIndexOutOfBoundsException
- index が負の数である場合、またはバッファーのリミット以上である場合public abstract ShortBuffer put(int index, short s)
このバッファーの指定されたインデックス位置に指定された short を書き込みます。
index
- short の書き込み先を示すインデックスs
- 書き込まれる short 値IndexOutOfBoundsException
- index が負の数である場合、またはバッファーのリミット以上である場合ReadOnlyBufferException
- このバッファーが読み込み専用である場合public ShortBuffer get(short[] dst, int offset, int length)
このメソッドは、このバッファーから指定された配列へ short を転送します。このバッファー内に残っている short 数が要求に満たない場合 (つまり、length > remaining() である場合)、short は一切転送されず、BufferUnderflowException
がスローされます。
それ以外の場合、このメソッドは、length 個の short を、このバッファーの現在位置から指定された配列の指定されたオフセット位置へコピーします。そのたびに、このバッファーの位置が length ずつ増加します。
このメソッドを src.get(dst, off, len) の形式で呼び出すと、次のループとまったく同じ結果になります。
for (int i = off; i < off + len; i++) dst[i] = src.get();ただし、このバッファー内に十分な数の short が存在することを最初に確認する動作は除きます。また、このメソッドを使用したほうがループよりもはるかに効率的です。
dst
- short の書き込み先となる配列offset
- 最初の short の書き込み先となる配列内のオフセット。dst.length 以下の負でない値でなければならないlength
- 指定された配列に書き込まれる short の最大数。dst.length - offset 以下の負でない値でなければならないBufferUnderflowException
- このバッファー内に残っている short 数が length よりも少ない場合IndexOutOfBoundsException
- offset パラメータと length パラメータの前提条件が満たされていない場合public ShortBuffer get(short[] dst)
このメソッドは、このバッファーから指定された配列へ short を転送します。このメソッドを src.get(a) の形式で呼び出すと、次の呼び出しと同じ結果になります。
src.get(a, 0, a.length)
BufferUnderflowException
- このバッファー内に残っている short 数が length よりも少ない場合public ShortBuffer put(ShortBuffer src)
このメソッドは、指定されたソースバッファー内に残っている short をこのバッファーへ転送します。ソースバッファー内に残っている short 数がこのバッファー内に残っている short 数よりも多い場合 (つまり、src.remaining() > remaining() である場合)、short は一切転送されず、BufferOverflowException
がスローされます。
それ以外の場合、このメソッドは、指定されたバッファーの現在位置からこのバッファーの現在位置へ n = src.remaining() 個の short をコピーします。そのたびに、両方のバッファーの位置が n ずつ増加します。
このメソッドを dst.put(src) の形式で呼び出すと、次のループとまったく同じ結果になります。
while (src.hasRemaining()) dst.put(src.get());ただし、このバッファー内に十分な容量があることを最初に確認する動作は除きます。また、このメソッドを使用したほうがループよりもはるかに効率的です。
src
- short の読み込み先となるソースバッファー (このバッファー以外)BufferOverflowException
- このバッファーに、ソースバッファー内に残っている short を格納できるだけの容量がない場合IllegalArgumentException
- ソースバッファーとしてこのバッファーを指定した場合ReadOnlyBufferException
- このバッファーが読み込み専用である場合public ShortBuffer put(short[] src, int offset, int length)
このメソッドは、指定されたソース配列からこのバッファーへ short を転送します。配列からコピーする short 数がこのバッファー内に残っている short 数より多い場合 (つまり、length > remaining() である場合)、short は一切転送されず、BufferOverflowException
がスローされます。
それ以外の場合、このメソッドは、指定された配列の指定されたオフセット位置からこのバッファーの現在位置へ length 個の short をコピーします。そのたびに、このバッファーの位置が length ずつ増加します。
このメソッドを dst.put(src, off, len) の形式で呼び出すと、次のループとまったく同じ結果になります。
for (int i = off; i < off + len; i++) dst.put(a[i]);ただし、このバッファー内に十分な容量があることを最初に確認する動作は除きます。また、このメソッドを使用したほうがループよりもはるかに効率的です。
src
- short の読み込み先となる配列offset
- 最初の short の読み込み先となる配列内のオフセット。array.length 以下の負でない値にする必要があるlength
- 指定された配列から読み取られる short の数。array.length - offset 以下の負でない値でなければならないBufferOverflowException
- このバッファー内に残っている容量が不足している場合IndexOutOfBoundsException
- offset パラメータと length パラメータの前提条件が満たされていない場合ReadOnlyBufferException
- このバッファーが読み込み専用である場合public final ShortBuffer put(short[] src)
このメソッドは、ソースとなる指定された short 配列の内容全体をこのバッファーへ転送します。このメソッドを dst.put(a) の形式で呼び出すと、次の呼び出しと同じ結果になります。
dst.put(a, 0, a.length)
BufferOverflowException
- このバッファー内に残っている容量が不足している場合ReadOnlyBufferException
- このバッファーが読み込み専用である場合public final boolean hasArray()
このメソッドの戻り値が true であれば、array
および arrayOffset
メソッドを安全に呼び出すことができます。
public final short[] array()
このバッファーの内容に変更を加えると、返される配列の内容も変更されます。その逆も同様です。
このメソッドを呼び出す前に hasArray
メソッドを呼び出し、このバッファーがアクセス可能な補助配列を持っていることを確認します。
array
、クラス: Buffer
ReadOnlyBufferException
- このバッファーが配列に連動しており、しかも読み込み専用である場合UnsupportedOperationException
- このバッファーがアクセス可能な配列を利用しない場合public final int arrayOffset()
このバッファーが配列に連動していれば、その位置 p が配列のインデックス p + arrayOffset() と一致します。
このメソッドを呼び出す前に hasArray
メソッドを呼び出し、このバッファーがアクセス可能な補助配列を持っていることを確認します。
arrayOffset
、クラス: Buffer
ReadOnlyBufferException
- このバッファーが配列に連動しており、しかも読み込み専用である場合UnsupportedOperationException
- このバッファーがアクセス可能な配列を利用しない場合public abstract ShortBuffer compact()
バッファーの現在位置からリミットまでの間に short が存在する場合、これらをバッファーの先頭にコピーします。つまり、インデックス位置 p = position() の short がインデックスゼロにコピーされ、インデックス位置 p + 1 の short がインデックス 1 にコピーされるということです。インデックス位置 limit() - 1 の short がインデックス n = limit() - 1 - p にコピーされるまで、同様の処理が繰り返されます。最終的にバッファーの位置は n+1 に設定され、リミットは容量の値と等しくなります。マークは破棄されます。
バッファーの位置は、ゼロではなく、コピーされる short の数と等しくなります。したがって、このメソッドを呼び出したあと、すぐに別の相対「put」メソッドを呼び出すことができます。
ReadOnlyBufferException
- このバッファーが読み込み専用である場合public abstract boolean isDirect()
public String toString()
public int hashCode()
short バッファーのハッシュコードは、バッファー内に残っている要素、すなわち position() から limit() - 1 までの要素のみに依存します。
バッファーのハッシュコードは内容依存型です。今後バッファーの内容が変更されないことが明らかでないかぎり、バッファーをハッシュマップその他のデータ構造のキーとして使用することは避けてください。
hashCode
、クラス: Object
Object.equals(java.lang.Object)
, System.identityHashCode(java.lang.Object)
public boolean equals(Object ob)
2 つの short バッファーは、次の場合にかぎり等価です。
要素の型が同じである
バッファー内に残っている要素数が同じである
バッファー内に残っている要素のシーケンス (開始位置とは無関係) が各点で等しい (pointwise equal)
short バッファーが、その他の型のオブジェクトと等価になることはありません。
equals
、クラス: Object
ob
- このバッファーと比較するオブジェクトObject.hashCode()
、HashMap
public int compareTo(ShortBuffer that)
2 つの short バッファーを比較する際は、バッファー内に残っている要素のシーケンスが辞書順に比較されます。このとき、双方のバッファー内に残っている各シーケンスの開始位置は考慮されません。
Short.compare(short,short)
を呼び出したかのように、short
要素のペアが比較されます。
short バッファーとその他の型のオブジェクトを比較することはできません。
compareTo
、インタフェース: Comparable<ShortBuffer>
that
- 比較対象のオブジェクト。 バグまたは機能を送信
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