public final class Byte extends Number implements Comparable<Byte>
Byte
クラスは、プリミティブ型 byte
の値をオブジェクトにラップします。Byte
型のオブジェクトには、型が byte
の単一フィールドが含まれます。
さらにこのクラスは、byte
を String
に、String
を byte
に変換する各種メソッドや、byte
の処理時に役立つ定数およびメソッドも提供します。
修飾子と型 | フィールドと説明 |
---|---|
static byte |
MAX_VALUE
byte に設定可能な最大値 27-1 を保持する定数。 |
static byte |
MIN_VALUE
byte に設定可能な最小値 -27 を保持する定数。 |
static int |
SIZE
2 の補数バイナリ形式で
byte 値を表すのに使用されるビット数。 |
static Class<Byte> |
TYPE
プリミティブ型
byte を表す Class インスタンス。 |
コンストラクタと説明 |
---|
Byte(byte value)
指定された
byte 値を表す、新しく割り当てられた Byte オブジェクトを構築します。 |
Byte(String s)
String パラメータで示される byte 値を表す、新しく割り当てられた Byte オブジェクトを構築します。 |
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
byte |
byteValue()
この
Byte の値を byte として返します。 |
static int |
compare(byte x, byte y)
2 つの
byte 値を数値的に比較します。 |
int |
compareTo(Byte anotherByte)
2 つの
Byte オブジェクトを数値的に比較します。 |
static Byte |
decode(String nm)
String を Byte にデコードします。 |
double |
doubleValue()
この
Byte の値を double として返します。 |
boolean |
equals(Object obj)
このオブジェクトを指定されたオブジェクトと比較します。
|
float |
floatValue()
この
Byte の値を float として返します。 |
int |
hashCode()
この
Byte のハッシュコード (intValue() を呼び出した場合の結果と等しくなる) を返します。 |
int |
intValue()
この
Byte の値を int として返します。 |
long |
longValue()
この
Byte の値を long として返します。 |
static byte |
parseByte(String s)
文字列の引数を符号付き 10 進数
byte として構文解析します。 |
static byte |
parseByte(String s, int radix)
2 番目の引数に指定された基数をもとにして、文字列の引数を符号付き
byte として構文解析します。 |
short |
shortValue()
この
Byte の値を short として返します。 |
String |
toString()
この
Byte の値を表す String オブジェクトを返します。 |
static String |
toString(byte b)
指定された
byte を表す新しい String オブジェクトを返します。 |
static Byte |
valueOf(byte b)
指定された
byte 値を表す Byte インスタンスを返します。 |
static Byte |
valueOf(String s)
特定の
String により指定された値を保持する Byte オブジェクトを返します。 |
static Byte |
valueOf(String s, int radix)
2 番目の引数で指定された基数を使用した構文解析時に、指定された
String から抽出された値を保持する Byte オブジェクトを返します。 |
public static final byte MIN_VALUE
byte
に設定可能な最小値 -27 を保持する定数。public static final byte MAX_VALUE
byte
に設定可能な最大値 27-1 を保持する定数。public static final int SIZE
byte
値を表すのに使用されるビット数。public Byte(byte value)
byte
値を表す、新しく割り当てられた Byte
オブジェクトを構築します。value
- Byte
によって表される値。public Byte(String s) throws NumberFormatException
String
パラメータで示される byte
値を表す、新しく割り当てられた Byte
オブジェクトを構築します。文字列は、基数 10 で parseByte
メソッドを使用するのと同じように byte
値に変換されます。s
- Byte
に変換する String
NumberFormatException
- String
が解析可能な byte
を含まない場合。parseByte(java.lang.String, int)
public static String toString(byte b)
byte
を表す新しい String
オブジェクトを返します。基数は 10 と見なされます。b
- 変換する byte
byte
の文字列表現Integer.toString(int)
public static Byte valueOf(byte b)
byte
値を表す Byte
インスタンスを返します。新規 Byte
インスタンスが不要な場合、通常このメソッドがコンストラクタ Byte(byte)
に優先して使用されます。その理由は、このメソッドではすべてのバイト値がキャッシュされるので、操作に必要な領域や時間がはるかに少なくて済む場合が多いためです。b
- バイト値。b
を表す Byte
インスタンス。public static byte parseByte(String s, int radix) throws NumberFormatException
byte
として構文解析します。文字列内の文字はすべて、指定された基数の桁でなければいけません (Character.digit(char, int)
から負でない値が返されるかどうかで判定)。ただし先頭の文字だけは、負の値を示す ASCII マイナス記号 '-'
('\u002D'
)、正の値を示す ASCII プラス記号 '+'
('\u002B'
) のどちらかであってもかまいません。結果として得られる byte
値が返されます。
以下に挙げる状況のどれかが発生した場合に、NumberFormatException
型の例外がスローされます。
null
であるか、長さゼロの文字列である。
Character.MIN_RADIX
よりも小さいか、Character.MAX_RADIX
よりも大きい。
'-'
('\u002D'
) またはプラス記号 '+'
('\u002B'
) であってもかまわない。
byte
型の値ではない。
s
- 解析対象の byte
表現を含む String
radix
- 解析時に使用する基数 s
byte
値NumberFormatException
- 文字列が解析可能な byte
を含まない場合。public static byte parseByte(String s) throws NumberFormatException
byte
として構文解析します。文字列内の文字はすべて、10 進数の桁である必要がありますが、先頭の文字だけは、負の値を示す ASCII マイナス記号 '-'
('\u002D'
)、正の値を示す ASCII プラス記号 '+'
('\u002B'
) のいずれであってもかまいません。結果として得られる byte
値が返されます。これは、この引数と基数 10 が parseByte(java.lang.String, int)
メソッドに引数として指定された場合とまったく同じです。s
- 解析対象の byte
表現を含む String
byte
値NumberFormatException
- 文字列が解析可能な byte
を含まない場合。public static Byte valueOf(String s, int radix) throws NumberFormatException
String
から抽出された値を保持する Byte
オブジェクトを返します。最初の引数は、2 番目の引数で指定された基数内の符号付き byte
として解釈されます。これは、引数が parseByte(java.lang.String, int)
メソッドに渡された場合とまったく同じです。結果は、文字列により指定された byte
値を表す Byte
オブジェクトになります。
つまり、このメソッドが返す Byte
オブジェクトの値は、次の値に等しくなります。
new Byte(Byte.parseByte(s, radix))
s
- 解析される文字列radix
- s
を解釈するときに使用される基数Byte
オブジェクトNumberFormatException
- String
が解析可能な byte
を含まない場合public static Byte valueOf(String s) throws NumberFormatException
String
により指定された値を保持する Byte
オブジェクトを返します。引数は、符号付き 10 進数 byte
として解釈されます。これは、parseByte(java.lang.String)
メソッドに引数が指定された場合とまったく同じです。結果は、文字列により指定された byte
値を表す Byte
オブジェクトになります。
つまり、このメソッドが返す Byte
オブジェクトの値は、次の値に等しくなります。
new Byte(Byte.parseByte(s))
s
- 解析される文字列Byte
オブジェクトNumberFormatException
- String
が解析可能な byte
を含まない場合public static Byte decode(String nm) throws NumberFormatException
String
を Byte
にデコードします。次の文法の 10 進数、16 進数、および 8 進数を指定できます。
DecimalNumeral、HexDigits、および OctalDigits は、『Java™ 言語仕様』のセクション 3.10.1 で規定されているとおりですが、桁間のアンダースコアが受け入れられない点は規定と異なります。
- DecodableString:
- Signopt DecimalNumeral
- Signopt
0x
HexDigits- Signopt
0X
HexDigits- Signopt
#
HexDigits- Signopt
0
OctalDigits
- Sign:
-
+
オプションの符号と基数指示子のどちらかまたはその両方に続く文字シーケンス (「0x
」、「0X
」、「#
」、または先頭のゼロ) は、指定された基数 (10、16、または 8) で Byte.parseByte
メソッドを使う場合と同じように構文解析されます。この文字シーケンスは正の数でなければならず、そうでない場合は NumberFormatException
がスローされます。指定された String
の最初の文字が負の符号である場合、生成された結果は否定されます。String
に空白文字を指定することはできません。
nm
- デコードする String
nm
により表される byte
値を保持する Byte
オブジェクトNumberFormatException
- String
が解析可能な byte
を含まない場合。parseByte(java.lang.String, int)
public byte byteValue()
Byte
の値を byte
として返します。public short shortValue()
Byte
の値を short
として返します。shortValue
、クラス: Number
short
型に変換した値。public int intValue()
Byte
の値を int
として返します。public long longValue()
Byte
の値を long
として返します。public float floatValue()
Byte
の値を float
として返します。floatValue
、クラス: Number
float
型に変換した値。public double doubleValue()
Byte
の値を double
として返します。doubleValue
、クラス: Number
double
型に変換した値。public String toString()
Byte
の値を表す String
オブジェクトを返します。値は、符号付きの 10 進数表現に変換され、文字列として返されます。byte
値が toString(byte)
メソッドの引数として指定された場合とまったく同じです。public int hashCode()
Byte
のハッシュコード (intValue()
を呼び出した場合の結果と等しくなる) を返します。hashCode
、クラス: Object
Byte
のハッシュコード値Object.equals(java.lang.Object)
, System.identityHashCode(java.lang.Object)
public boolean equals(Object obj)
true
になるのは、引数が null
ではなく、このオブジェクトと同じ byte
値を含む Byte
オブジェクトである場合だけです。equals
、クラス: Object
obj
- 比較対象のオブジェクトtrue
、そうでない場合は false
。Object.hashCode()
, HashMap
public int compareTo(Byte anotherByte)
Byte
オブジェクトを数値的に比較します。compareTo
、インタフェース: Comparable<Byte>
anotherByte
- 比較対象の Byte
。Byte
が引数 Byte
と等しい場合は値 0
、この Byte
が引数 Byte
より小さい数値の場合は 0
より小さい値、この Byte
が引数 Byte
より大きい数値の場合は 0
より大きい値 (符号付きの比較)。public static int compare(byte x, byte y)
byte
値を数値的に比較します。返される値は、次から返される値と同じになります。
Byte.valueOf(x).compareTo(Byte.valueOf(y))
x
- 比較する最初の byte
y
- 比較する 2 番目の byte
x == y
の場合は値 0
、x < y
の場合は 0
より小さい値、x > y
の場合は 0
より大きい値 バグまたは機能を送信
詳細な API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SE のドキュメントを参照してください。そのドキュメントには、概念的な概要、用語の定義、回避方法、有効なコード例などの、開発者を対象にしたより詳細な説明が含まれています。
Copyright © 1993, 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.