public interface DataOutput
DataOutput
インタフェースは、Java のプリミティブ型があればそのデータを一連のバイトに変換してバイナリストリームに書き込むために提供されています。また、String
を修正 UTF-8 形式に変換して結果の一連のバイトを書き込む機能もあります。
このインタフェースのバイトを書き込むすべてのメソッドでは、なんらかの理由でバイトを書き込めない場合は、通常、IOException
がスローされます。
DataInput
, DataOutputStream
修飾子と型 | メソッドと説明 |
---|---|
void |
write(byte[] b)
出力ストリームに配列
b のすべてのバイトを書き込みます。 |
void |
write(byte[] b, int off, int len)
配列
b から len バイトを順番に出力ストリームに書き込みます。 |
void |
write(int b)
引数
b の下位 8 ビットを出力ストリームに書き込みます。 |
void |
writeBoolean(boolean v)
1 つの
boolean 値をこの出力ストリームに書き込みます。 |
void |
writeByte(int v)
引数
v の下位 8 ビットを出力ストリームに書き込みます。 |
void |
writeBytes(String s)
文字列を出力ストリームに書き込みます。
|
void |
writeChar(int v)
2 バイトで構成される
char 値を出力ストリームに書き込みます。 |
void |
writeChars(String s)
文字列
s 内の各文字を、1 文字ごとに 2 バイトずつ順番に書き込みます。 |
void |
writeDouble(double v)
8 バイトで構成される
double 値を出力ストリームに書き込みます。 |
void |
writeFloat(float v)
4 バイトで構成される
float 値を出力ストリームに書き込みます。 |
void |
writeInt(int v)
4 バイトで構成される
int 値を出力ストリームに書き込みます。 |
void |
writeLong(long v)
8 バイトで構成される
long 値を出力ストリームに書き込みます。 |
void |
writeShort(int v)
引数の値を表す 2 バイトを出力ストリームに書き込みます。
|
void |
writeUTF(String s)
2 バイトの長さ情報を出力ストリームに書き込みます。その後ろに、文字列
s 内の各文字の修正 UTF-8 表現が続きます。 |
void write(int b) throws IOException
b
の下位 8 ビットを出力ストリームに書き込みます。b
の上位 24 ビットは無視されます。b
- 書き込まれるバイト。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。void write(byte[] b) throws IOException
b
のすべてのバイトを書き込みます。b
が null
の場合、NullPointerException
がスローされます。b.length
がゼロの場合、バイトは書き込まれません。それ以外の場合は、最初にバイト b[0]
が書き込まれ、次に b[1]
という具合に続き、最後に書き込まれるバイトは b[b.length-1]
になります。b
- データ。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。void write(byte[] b, int off, int len) throws IOException
b
から len
バイトを順番に出力ストリームに書き込みます。b
が null
の場合、NullPointerException
がスローされます。off
が負の場合、len
が負の場合、または off+len
が配列 b
の長さよりも大きい場合は、IndexOutOfBoundsException
がスローされます。len
がゼロの場合、バイトは書き込まれません。それ以外の場合は、最初にバイト b[off]
が書き込まれ、次に b[off+1]
という具合に続き、最後に書き込まれるバイトは b[off+len-1]
になります。b
- データ。off
- データの開始オフセット。len
- 書き込むバイト数。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。void writeBoolean(boolean v) throws IOException
boolean
値をこの出力ストリームに書き込みます。引数 v
が true
の場合は値 (byte)1
が書き込まれ、v
が false
の場合は値 (byte)0
が書き込まれます。このメソッドによって書き込まれたバイトは、インタフェース DataInput
の readBoolean
メソッドによって読み取られ、そのあとに、v
に相当する boolean
が返されます。v
- 書き込まれる boolean。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。void writeByte(int v) throws IOException
v
の下位 8 ビットを出力ストリームに書き込みます。v
の上位 24 ビットは無視されます。これは writeByte
が、整数引数の write
とまったく同じであることを意味します。このメソッドによって書き込まれたバイトは、インタフェース DataInput
の readByte
メソッドによって読み取られ、そのあとに、(byte)v
に相当する byte
が返されます。v
- 書き込まれるバイト値。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。void writeShort(int v) throws IOException
(byte)(0xff & (v >> 8))
(byte)(0xff & v)
このメソッドによって書き込まれたバイトは、インタフェース DataInput
の readShort
メソッドによって読み取られ、そのあとに、(short)v
に相当する short
が返されます。
v
- 書き込まれる short
値。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。void writeChar(int v) throws IOException
char
値を出力ストリームに書き込みます。次に示すバイト値が、この順番で書き込まれます。
(byte)(0xff & (v >> 8))
(byte)(0xff & v)
このメソッドによって書き込まれたバイトは、インタフェース DataInput
の readChar
メソッドによって読み取られ、そのあとに、(char)v
に相当する char
が返されます。
v
- 書き込まれる char
値。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。void writeInt(int v) throws IOException
int
値を出力ストリームに書き込みます。次に示すバイト値が、この順番で書き込まれます。
(byte)(0xff & (v >> 24))
(byte)(0xff & (v >> 16))
(byte)(0xff & (v >> 8))
(byte)(0xff & v)
このメソッドによって書き込まれたバイトは、インタフェース DataInput
の readInt
メソッドによって読み取られ、そのあとに、v
に相当する int
が返されます。
v
- 書き込まれる int
値。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。void writeLong(long v) throws IOException
long
値を出力ストリームに書き込みます。次に示すバイト値が、この順番で書き込まれます。
(byte)(0xff & (v >> 56))
(byte)(0xff & (v >> 48))
(byte)(0xff & (v >> 40))
(byte)(0xff & (v >> 32))
(byte)(0xff & (v >> 24))
(byte)(0xff & (v >> 16))
(byte)(0xff & (v >> 8))
(byte)(0xff & v)
このメソッドによって書き込まれたバイトは、インタフェース DataInput
の readLong
メソッドによって読み取られ、そのあとに、v
に相当する long
が返されます。
v
- 書き込まれる long
値。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。void writeFloat(float v) throws IOException
float
値を出力ストリームに書き込みます。これは、最初にこの float
値を Float.floatToIntBits
メソッドと同じ方法で int
に変換し、次に int
値を writeInt
メソッドと同じ方法で書き込むようにして行われます。このメソッドによって書き込まれたバイトは、インタフェース DataInput
の readFloat
メソッドによって読み取られ、そのあとに、v
に相当する float
が返されます。v
- 書き込まれる float
値。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。void writeDouble(double v) throws IOException
double
値を出力ストリームに書き込みます。これは、最初にこの double
値を Double.doubleToLongBits
メソッドと同じ方法で long
に変換し、次に long
値を writeLong
メソッドと同じ方法で書き込むようにして行われます。このメソッドによって書き込まれたバイトは、インタフェース DataInput
の readDouble
メソッドによって読み取られ、そのあとに、v
に相当する double
が返されます。v
- 書き込まれる double
値。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。void writeBytes(String s) throws IOException
s
の各文字が順番に取り出され、1 バイトが出力ストリームに書き込まれます。s
が null
の場合、NullPointerException
がスローされます。 s.length
がゼロの場合、バイトは書き込まれません。それ以外の場合は、最初に文字 s[0]
が書き込まれ、次に s[1]
という具合に続き、最後に書き込まれる文字は s[s.length-1]
になります。各文字については、writeByte
メソッドとまったく同じ方法で、1 バイト、つまり下位バイトが書き込まれます。文字列内の各文字の上位 8 ビットは無視されます。
s
- 書き込まれるバイトの文字列。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。void writeChars(String s) throws IOException
s
内の各文字を、1 文字ごとに 2 バイトずつ順番に書き込みます。s
が null
の場合、NullPointerException
がスローされます。s.length
がゼロの場合、書き込まれる文字はありません。それ以外の場合は、最初に文字 s[0]
が書き込まれ、次に s[1]
という具合に続き、最後に書き込まれる文字は s[s.length-1]
になります。各文字については、writeChar
メソッドとまったく同じ方法で、上位バイトを先にして 2 バイトが実際に書き込まれます。s
- 書き込まれる文字列値。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。void writeUTF(String s) throws IOException
s
内の各文字の修正 UTF-8 表現が続きます。s
が null
の場合、NullPointerException
がスローされます。文字列 s
内の各文字は、文字の値に基づいて、1、2、または 3 バイトのグループに変換されます。
文字 c
が \u0001
- \u007f
の範囲にある場合、次のような 1 バイトで表現されます。
(byte)c
文字 c
が \u0000
の場合や、\u0080
- \u07ff
の範囲にある場合には、次の順序で書き込まれる 2 バイトによって表されます。
(byte)(0xc0 | (0x1f & (c >> 6)))
(byte)(0x80 | (0x3f & c))
文字 c
が \u0800
- uffff
の範囲にある場合、次の順序で書き込まれる 3 バイトによって表されます。
(byte)(0xe0 | (0x0f & (c >> 12)))
(byte)(0x80 | (0x3f & (c >> 6)))
(byte)(0x80 | (0x3f & c))
まず、s
のすべての文字を表すのに必要な総バイト数が計算されます。この数値が 65535
を超える場合は、UTFDataFormatException
がスローされます。それ以外の場合は、この長さが writeShort
メソッドとまったく同じ方法で出力ストリームに書き込まれます。次に、文字列 s
内の各文字の 1、2、または 3 バイト表現が書き込まれます。
このメソッドによって書き込まれたバイトは、インタフェース DataInput
の readUTF
メソッドによって読み取られ、そのあとに、s
に相当する String
が返されます。
s
- 書き込まれる文字列値。IOException
- 入出力エラーが発生した場合。 バグまたは機能を送信
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