- NameClassPair クラスの絶対名取得のサポート
この機能により、SearchResult から LDAP 識別名を取得できます。この機能をサポートするために、javax.naming.NameClassPair メソッドに次の 2 つの新しいメソッドが追加されています。
- 標準 LDAP コントロールのサポート
必要な LDAP コントロールは、すでに、JNDI/LDAP サービスプロバイダが利用可能な LDAP Booster Pack 拡張機能パッケージ内でサポートされています。LDAP コントロールは、最近 RFC で標準化されました。これらは J2SE の javax.naming.ldap パッケージの次のクラスを通じて利用できます。
- ManageReferralControl (RFC 3296)
- PagedResultsControl (RFC 2696)
- PagedResultsResponseControl
- SortControl (RFC 2891)
- SortKey
- SortResponseControl
- BasicControl
- LDAP 名操作のサポート
この機能により、識別名または相対識別名をメソッドを使用して構築する場合の LDAP 名の操作が簡単になります。 また、RFC 2253 の定義に従った文字列による表現に、これらの識別名をフォーマットすることが可能になります。
- LDAP サービスプロバイダ
- LDAPS URL のサポート
- DNS サービスプロバイダ
- UDP クエリー発行時のタイムアウト制御のサポート
- DNS サービスの自動検出のサポート
- LDAP サービスプロバイダ
- 接続プールのサポート
- DNS を使用した LDAP サービスの自動検出のサポート
- 複数 URL を使用した設定のサポート
- DNS サービスプロバイダ
- Internet Domain Naming System (DNS) サービスプロバイダが追加されました。このコンポーネントによって、DNS に格納されたデータをアプリケーションで読み取ることができるようになります。
- LDAP サービスプロバイダのセキュリティー機能の拡張
- この機能拡張によって、LDAP サービスプロバイダが LDAP の標準的なセキュリティー要件 (RFC 2829) に適合するようになり、広く配備されている LDAP サーバーとの連携が促進されます。
- 「Start TLS (トランスポート層セキュリティー)」の拡張機能 (RFC 2830) および外部 SASL 認証機構のサポート。既存の LDAP 接続経由でアプリケーションが安全なセッションを確立できるようになります。この機能のために、次の新しいクラスが導入されました。
- GSS-API/Kerberos v5 SASL 認証機構 (RFC 2222) のサポート。この機能によって、Windows 2000 および XP Active Directory サーバーへの、安全で認証されたアクセスができるようになります。
- Digest-MD5 SASL 認証機構 (RFC 2831) のサポート。
詳細および例については、「LDAP サービスプロバイダ」および「JNDI チュートリアル」を参照してください。
- corbaname および corbaloc URL のサポート
- COS ネームサービスプロバイダでは、Interoperable Naming Service (INS) 仕様 (99-12-03) がサポートされています。この機能を使用すると、アプリケーションで、初期コンテキストから「corbaname」の URL を使用したり、「corbaname」および「corbaloc」 の URL を使用してプロバイダを構成したりできるようになります。