トレースおよびログ


このセクションでは、次のトピックについて説明します。

トレース

トレースとは、Java コンソールでの任意の出力をトレースファイルにリダイレクトする機能です。

トレースは、プロパティ javaplugin.trace を有効にするとオンになります。 ただし、これによって Java Plug-in 内部のすべてのトレース機能がオンになります。さらに詳細なトレースを有効にする場合は、 javaplugin.trace.option を使用します。 前章で示したように、Java コンソールでトレースレベルオプション (0 〜 5) を設定できます。これらのオプションには次の意味があります。

これで、ただちにトレースを有効にすることができます。

詳細にトレースを設定するもう 1 つの方法は、Java Plug-in コントロールパネルを使用することです。 たとえば、すべてのトレースを有効にする (上記のオプション 5) 場合、[Java Runtime Parameters] テキストフィールドに次のように入力します。

-Djavaplugin.trace=true
-Djavaplugin.trace.option=basic|net|security|ext|liveconnect

コントロールパネルでトレースを設定した場合、Plug-in の起動時にトレースが有効になりますが、Plug-in の実行中にコントロールパネルで変更を加えても、再起動するまでトレースは有効にはなりません。

ログ機能

トレースと同様に、ログとは Java コンソールでの任意の出力を、Java Logging API を使用してログファイルにリダイレクトする機能のことです。 ログは、プロパティ javaplugin.logging を有効にするとオンになります。

-D javaplugin.logging = true

その他のオプション

ファイル名

デフォルトでは、トレースおよびログファイル名は次のようになります。

.plugin<version>.trace および .plugin<version>.log

ただし、Java Plug-in コントロールパネルで次のプロパティを設定することにより、別の名前を指定できます。

javaplugin.trace.filename および javaplugin.log.filename

ファイルの位置

Java Plug-in 関連ファイルのデフォルト位置 (ディレクトリ) を次に示します。

ただし、環境変数 USER_JPI_PROFILE を設定することで、位置を変更できます。

上書きオプション

セッションごとにトレースおよびログファイルを上書きしないようにする場合、javaplugin.outputfiles.overwrite=false を設定します。 このプロパティを false に設定すると、セッションごとにトレースおよびログファイルに一意の名前が付けられます。 たとえば、上記のデフォルトのトレースおよびログファイル名が使用される場合、次のように日付情報がファイル名に含まれます。

.plugin<username><date hash code>.trace および .plugin<username><date hash code>.log