SNMP.CONF

Section: File Formats (5)
Updated: 17 Nov 2000
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名前

/usr/share/snmp/snmp.conf - ucd-snmp アプリケーションの設定ファイル
~/.snmp/snmp.conf - 個人用の設定ファイル  

書式

snmp.conf は ucd-snmp SNMP アプリケーションの動作方法を定義する設定ファイルである。 設定ファイルで使えるトークンは、 以下の「ディレクティブ」セクションで説明されている。  

最初にお読みください

パスフレーズのような注意を要する情報を格納する場合は、 これらの設定ファイルを読み込みだけにすること !

初めに snmp_config(5) の man ページを読むこと。 この man ページでは、ucd-snmp 設定ファイルの 動作・置き場所・連携法などが説明されている。  

ディレクティブ

mibdirs (mib-dirs|+mib-dirs)
このディレクティブで指定された ':' 区切りのディレクトリのリストを解析し、 テキストの mib ファイルを探す。 ディレクティブの値の前に '+' を置くと、 このリストをアプリケーションに組み込まれた デフォルトのディレクトリより先に解釈する。 この値は環境変数 MIBDIRS で上書きされる点に注意すること。
mibs (mib-tokens|+mib-tokens)
':' で区切って mib トークンのリストを指定する。 このリストからテキストの mib ファイルを探して解析する。 ディレクティブの値の前に '+' を置くと、 このリストをアプリケーションに組み込まれた デフォルトの mib トークンより先に解釈する。 特別なキーワード "ALL" を使うと、 見つかった全ての mib ファイルを読み込む。 この値は環境変数 MIBS で上書きされる点に注意すること。
mibfile file
mibs トークンから読み込んだリストに加え、 ここで指定したテキストの mib ファイルを読み込んで解析する。 この値は環境変数 MIBFILES で上書きされる点に注意すること。
defaultPort port
全ての snmp アプリケーションとデモで使用する デフォルトのポート番号。
defVersion (v1|v2c|v3)
デフォルトの snmp バージョン。
defCommunity string
snmpv1 と snmpv2c のデフォルトのコミュニティ文字列。
defSecurityName string
snmpv3 リクエストで使用するデフォルトの snmpv3 USM セキュリティ名。
defContext string
使用したいデフォルトの snmpv3 コンテキスト名。
defPassphrase string
defAuthPassphrase string
defPrivPassphrase string
デフォルトの snmpv3 USM パスフレーズ。 defPassphrase が指定された場合は、 認証とプライバシーの両方のパスフレーズとして使用される。
defAuthType MD5|SHA
snmpv3 USM 認証タイプ。 現在のところは MD5 しかサポートされていない。
defPrivType DES
snmpv3 USM プライバシータイプ。 現在のところは DES のみが使用可能であるが、 アメリカ合衆国の輸出規制によりサポートされていない。
defSecurityLevel noAuthNoPriv|authNoPriv|authPriv
snmpv3 のデフォルトのセキュリティレベル。
showMibErrors (1|yes|true|0|no|false)
コマンドを実行したときにテキスト mib の解析エラーを表示するか否か。
strictCommentTerm (1|yes|true|0|no|false)
解析される mib において、コメントの終了を厳密に行うか否か。 true の場合は、"--" でコメントを終了する。 配布されている多くの mib ではコメントの方法が間違っているため、 このオプションが存在する。
mibAllowUnderline (1|yes|true|0|no|false)
mib においてアンダーライン文字の使用を許可する (規格に違反している)。
mibWarningLevel integerValue
mib パーサーが警告を表示する最小レベル。
logTimestamp (1|yes|true|0|no|false)
エラーまたはメッセージのログ記録において、 コマンドがタイムスタンプを記録するか否か。 ログ記録を行うソースコードでメッセージを追加記録しており、 かつログ記録ルーチンに渡される前に メッセージ行がバッファーされない場合、 タイムスタンプを付けると出力がきれいに見えない。
printNumericEnums (1|yes|true|0|no|false)
-Oe と同じ。
printNumericOids (1|yes|true|0|no|false)
-On と同じ。
dontBreakdownOids (1|yes|true|0|no|false)
-Ob と同じ。
escapeQuotes (1|yes|true|0|no|false)
-OE と同じ。
quickPrinting (1|yes|true|0|no|false)
-Oq と同じ。
suffixPrinting (0|1|2)
この値が 1 である場合は -Os と同じ。 この値が 2 である場合は -OS と同じ。
extendedIndex (1|yes|true|0|no|false)
-OX と同じ。
noRangeCheck (1|yes|true|0|no|false)
snmpset がエージェントにリクエストを送る前に行う値の検証をしない。
dumpPacket (1|yes|true|0|no|false)
コマンドを実行したときに、デフォルトでパケットをダンプするか否か。
doDebugging (1|0)
1 に設定した場合、全てのアプリケーションでデバッグが有効になる。
debugTokens token[,token...]
表示に使うデバッグ用トークン。 デバッグ方法の詳細については、 snmpcmd(1) の man ページを参照すること。
 

関連項目

snmp_config(5), read_config(3), snmpcmd(1).


 

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