SKILL
Section: Linux User's Manual (1)
Updated: March 12, 1999
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名前
skill, snice - プロセスにシグナルを送る / プロセスの優先度を変更する
書式
skill [signal to send] [options] process selection criteria
snice [new priority] [options] process selection criteria
説明
skill のデフォルトのシグナルは TERM である。
-l や -L を用いると、指定できるシグナルをリストできる。
特に便利なシグナルには HUP, INT, KILL, STOP, CONT, 0 などがある。
デフォルト以外のシグナルの指定方法は 3 つある。 -9 -SIGKILL -KILL。
snice のデフォルトの優先度は +4 である (snice +4 ...)。
優先度の番号は +20 (最も遅い) から -20 (最も速い) までである。
負の優先度の数値は管理権限のあるメンバーしか指定できない。
一般のオプション
-f | 高速モード | 今のところあまり効果がない
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-i | 対話モード |
各アクションの前に確認を求める
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-v | 詳細表示モード |
選択されたプロセスに関する情報を表示する
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-w | 警告を有効にする | 今のところあまり効果がない
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-n | 非実行モード | プロセス ID の表示だけを行う
|
-V | バージョン表示 | プログラムのバージョンを表示する
|
プロセス選択オプション
プロセス選択基準 (process selection criteria) は、
端末・ユーザー名・プロセスID・コマンド名のいずれかである。
以下のオプションを指定すると、解釈方法を明示できる。
このおもしろいインタフェースについては Albert を責めないで欲しい。
-t | 次の引数は端末である (tty または pty)
|
-u | 次の引数はユーザー名である
|
-p | 次の引数はプロセス ID 番号である
|
-c | 次の引数はコマンド名である
|
シグナル
以下に skill で使える可能性のあるシグナルのリストを示す。
わかるものについては番号とデフォルトの動作も示す。
名前 | 番号 | アクション | 説明
|
0 | 0 | n/a | シグナルを送った場合の終了コードを取得する
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ALRM | 14 | exit |
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HUP | 1 | exit |
|
INT | 2 | exit |
|
KILL | 9 | exit | このシグナルはブロックされない
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PIPE | 13 | exit |
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POLL | | exit |
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PROF | | exit |
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TERM | 15 | exit |
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USR1 | | exit |
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USR2 | | exit |
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VTALRM | | exit |
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STKFLT | | exit | 実装されていないかもしれない
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PWR | | ignore |
システムによっては終了 (exit) するかもしれない
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WINCH | | ignore |
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CHLD | | ignore |
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URG | | ignore |
|
TSTP | | stop | シェルと相互作用するかもしれない
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TTIN | | stop | シェルと相互作用するかもしれない
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TTOU | | stop | シェルと相互作用するかもしれない
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STOP | | stop | このシグナルはブロックされない
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CONT | | restart | 停止 (stop) 状態なら再開、その他なら無視
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ABRT | 6 | core |
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FPE | 8 | core |
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ILL | 4 | core |
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QUIT | 3 | core |
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SEGV | 11 | core |
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TRAP | 5 | core |
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SYS | | core | 実装されていないかもしれない
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EMT | | core | 実装されていないかもしれない
|
BUS | | core | コアダンプは失敗するかもしれない
|
XCPU | | core | コアダンプは失敗するかもしれない
|
XFSZ | | core | コアダンプは失敗するかもしれない
|
例
コマンド | 説明
|
snice seti crack +7 | seti と crack の速度を落とす
|
skill -KILL -v /dev/pts/* |
新スタイルの PTY デバイスのユーザーを kill する
|
skill -STOP viro lm davem | 3 人のユーザーを stop する
|
snice -17 root bash | root のシェルを優先する
|
関連項目
killall(1),
pkill(1),
kill(1),
renice(1),
nice(1),
signal(7),
kill(2)
準拠
対応する標準はない。
著者
Albert Cahalan <albert@users.sf.net> が 1999 年に
non-free 版の代わりとして skill と snice を書き、
procps コレクションの現在のメンテナである。
バグ報告は <procps-feedback@lists.sf.net> まで送って欲しい。
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 一般のオプション
-
- プロセス選択オプション
-
- シグナル
-
- 例
-
- 関連項目
-
- 準拠
-
- 著者
-
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