REXEC
Section: User Commands (1)
Updated: August 15, 1999
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名前
rexec -- exec サーバのためのリモート実行クライアント
書式
rexec
[
-a -c -d -h -n -s
] [--] host command
説明
rexec
は、リモートホスト上の
rexecd(8)
サーバのクライアントとして動作するために
rexec(3)
ルーチンを呼び出す。
このプログラムは、ユーザー名とパスワードによる認証を使い、
ホスト計算機上で ``command'' を実行するように要求する。
プロトコルの詳細は
rexec(3)
と
rexecd(8)
を参照すること。
オプション
rexec
は以下のオプションを受け付ける。
-a
-
コマンドからの標準エラーに対して補助的な (auxiliary) チャンネルを設定しない。
つまり、リモートの標準エラーと標準出力の両方がローカルの標準出力に返される。
デフォルトでは、
rexec
はリモートコマンドからの対話出力に対して
別々のチャンネルを設定するように要求する。
-c
-
ローカルの標準入力が閉じられた場合でも、リモートの標準入力を閉じない。
通常、ローカルの標準入力が閉じられた場合は、リモートの標準入力も閉じられる。
-d
-
デバッグ情報を表示する。
特に、リモートホストに送られたコマンドはエコーされる。
-h
-
使用法についてのメッセージを表示する。
-n
-
明示的にユーザー名とパスワードを要求する。
このオプションが指定されない場合、
ログイン情報として $HOME/.netrc を調べる。
-s
-
リモートプロセスに対して rexec が受け付けたシグナルを送らない。
通常、捕捉されたシグナルはリモートプロセスに渡される。
これにより、CNTRL-C を入力した場合にリモートプロセスも終了する。
--
-
rexec
が ``command'' のオプションに切り替えるためのオプション終了の印。
とても役立つオプションは -n だけである。
$HOME/.netrc にパスワードを設定していない場合でも、
パスワードを要求するプロンプトを出してくれる。
例
rexec othermachine -- cat ">remote_file; date" <local_file
この例では、ローカルのファイル local_file を
別の計算機 othermachine 上に remote_file という名前で書き出している。
バグ
シグナルをローカルで受け取った場合、
そのシグナルはブロック I/O を使ってリモートコマンドに渡される。
シグナルが 1 バイトであっても、通信が遅い場合には
ローカルコマンドを終了するのが遅れる。
さらに、シグナルがローカルの rexec 手続きに残ったままになり、
シグナルが送られた後に
リモートコマンドがユーザー入力を受け付けられなくなる場合もある。
リモートコマンドにオプションを渡すのに、クォートするのではなく、
``--'' フラグを使わなくてはならない点が面倒である。
これは GNU の getopt(3) ルーチンが呼ばれるためである。
この動作は、環境変数 POSIXLY_CORRECT を設定することで修正される。
バグ報告とシステム間の非互換性に関しては、著者に連絡して下さい。
関連項目
rexec(3), rexecd(8)
著者
Michael Sadd
sadd@msc.cornell.edu
http://www.msc.cornell.edu/~sadd/
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- 説明
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- オプション
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- 例
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