MODINFO
Section: Linux Module Support (8)
Updated: March 19, 2002
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名前
modinfo - カーネルモジュールに関する情報を表示する
 
書式
modinfo
[ options ] <module_file>
 
このマニュアルについて
このマニュアルは、Linux Kernel 2.4 の時代に使われていた modutils
パッケージの modinfo の説明で、古いものです。現在ではたいていの場合、kmod
パッケージの modinfo が使われています。(2022/12/02, Linux JM Project)
 
説明
modinfo
ユーティリティはカーネルモジュールに対応するオブジェクトファイル
module_file
を調べ、取得できたデータを全て表示する。
 
オプション
- -a, --author
 - 
モジュールの作者を表示する。
 - -d, --description
 - 
モジュールの説明を表示する。
 - -fformat_string, --format format_string
 - 
フォーマット文字列を指定することによって、 
モジュール情報を含む
module_file
の ELF セクションから、値を取り出すことができる。
パーセント文字 (%) のあとにタグ名を中括弧 {} で括って指定すると置換される。
モジュールに modinfo セクションが無い場合でも、
%{filename}
というタグ名は常にサポートされる。
%{kernel_version}
はモジュールがコンパイルされたカーネルのバージョンに置換される。
%{using_checksums}
はモジュールがバージョン付きシンボルを持っていれば 1 に、
さもなければ 0 か空文字列に置換される。
%{parm}
というタグ名は特別である。
フォーマット文字列行は既知の各モジュールパラメータに対して繰り返され
(0 回の場合もある)、その後
%{parm}
はモジュールパラメータの内容と置換される
(繰り返された 1 行に対して 1 パラメータ)。
代替手段として、
%a,
%d,
%l,
%n,
%p
がそれぞれ
%{author},
%{description},
%{filename},
%{license},
%{parm}
の代わりとして使える。
 - -h, --help
 - 
オプションの一覧を表示して、直ちに終了する。
 - -l, --license
 - 
モジュールのライセンスを表示する。
 - -n, --filename
 - 
モジュールのファイル名を表示する。
 - -p, --parameters
 - 
- 
モジュールがサポートしている型付きパラメータを表示する。
  - -V, --version
 - 
modinfo
のバージョンを表示する。
 
オプションが指定されなかった場合、デフォルトとしてファイル名、説明、
作者、ライセンス、パラメータを表示する。
 
関連項目
insmod(8), modprobe(8), depmod(8), rmmod(8), 
lsmod(8), ksyms(8), modules(2) 
 Index
- 名前
 - 
 - 書式
 - 
 - このマニュアルについて
 - 
 - 説明
 - 
 - オプション
 - 
 - 関連項目
 - 
 
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