LDD

Section: User Commands (1)
Updated: 14 March 1998
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名前

ldd - 共有ライブラリへの依存関係を表示する  

書式

ldd [-vVdr] program|library ...  

説明

ldd はコマンドラインで指定したプログラムや共有ライブラリについて、 それぞれで必要とされる共有ライブラリを表示する。 共有ライブラリの名前に '/' が含まれていないと、 ldd は標準的な場所からライブラリを探そうと試みる。 ldd をカレントディレクトリにある共有ライブラリに対して用いるには、 ライブラリの名前に "./" を前置する必要がある。  

オプション

-v
ldd のバージョン番号を表示する。
-V
ダイナミックリンカ ld.so のバージョン番号を表示する。
-d
リロケーションを実行し、足りない関数についてレポートする (ELF のみ)。
-r
リロケーションをデータオブジェクトと関数の両者に対して実行し、 足りないオブジェクトについてレポートする (ELF のみ)。
 

バグ

ldd は libc.so.5 そのものに対してはあまりうまく動作しない。

ldd は a.out 共有ライブラリでは動作しない。

ldd は非常に古い a.out プログラム ( ldd のサポートがコンパイラに追加される以前にビルドされたようなプログラム) では動作しない。 このようなプログラムに対して ldd を用いると、プログラムは argc = 0 で実行される。結果は予想不可能である。  

著者

David Engel  

関連項目

ldconfig(8), ld.so(8)


 

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