LAST,LASTB
Section: Linux System Administrator's Manual (1)
Updated: Jul 29, 1999
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名前
last, lastb - 最近ログインしたユーザのリストを表示する
書式
last
[-R]
[-num]
[ -n num ]
[-adiox]
[ -f file ]
[name...]
[tty...]
lastb
[-R]
[-num]
[ -n num ]
[ -f file ]
[-adiox]
[name...]
[tty...]
説明
last
は/var/log/wtmpファイル(もしくは-fオプションを用いて
指定したファイル)を時間の流れとは逆方向に検索して行き、
そのファイルが作られて以来ログイン(及びログアウト)した全ての
ユーザのリストを表示する。
ユーザ名及びttyの名前を引数として与える事もできる。
その場合は引数と一致したエントリーのみを表示する。
ttyの名前は簡略化する事が出来る。
例えば、last 0はlast tty0とするのと同じである。
lastは
SIGINTシグナル(インタラプト・キー(通常はcontrol-C)を押すと発生する)
もしくは
SIGQUITシグナル(quitキー(通常はcontrol-\)を押すと発生する)
を受け取ると、
いつの分まで検索したかを表示し、
SIGINTシグナルの場合はプログラムを終了する。
システムをリブートすると、
疑似的なユーザrebootがログインしたものとして
/var/log/wtmpファイルに記録が残される。
従って、last rebootとすると、ログファイル生成以後全ての
リブートのログが表示される。
lastb は、デフォルトでは不正なログインを記録する
/var/log/btmpファイルのログを表示するということ以外は
lastと同じである。
オプション
- -num
-
lastに何行表示させるか指定する。
- -n num
-
同上。
- -R
-
hostnameフィールドを表示しない。
- -a
-
ホスト名を最後の欄に表示する。
次のオプションと組み合わせて用いると便利。
- -d
-
ローカルからのログインでない場合は、Linuxはリモートホストの名前だけでなく、
その IP アドレスも記録している。
このオプションを用いた場合は、その IP アドレスをホスト名に変換し直して表示する。
- -i
-
このオプションは-dと同様にリモートホストの IP アドレスを表示するが、
アドレスを 数字と `.' を使った形式で表示する。
- -o
-
(linux-libc5 アプリケーションが作成した)古い形の wtmp ファイルを読み込む。
- -x
-
システムのシャットダウン及びランレベル変更の記録も表示する。
注意
wtmp及びbtmpファイルが存在しない可能性もある。
システムは
これらのファイルが存在する場合のみ情報を書き留める。
上記のファイルが存在するか否かは各サイトの設定の問題である。
これらのファイルを使いたい場合は、touch(1) コマンドを使って簡単に
作る事が出来る(例えば、touch /var/log/wtmp) 。
ファイル
/var/log/wtmp
/var/log/btmp
著者
Miquel van Smoorenburg, miquels@cistron.nl
関連項目
shutdown(8),
login(1),
init(8)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- オプション
-
- 注意
-
- ファイル
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- 著者
-
- 関連項目
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