SIGINTERRUPT
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2016-03-15
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名前
siginterrupt - シグナルでシステムコールに割り込むことを許す
 
書式
#include <signal.h>
int siginterrupt(int sig, int flag);
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):
siginterrupt():
- 
_XOPEN_SOURCE >= 500
    || /* Since glibc 2.12: */ _POSIX_C_SOURCE >= 200809L
    || /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE
 
 
説明
siginterrupt()  関数は、システムコールがシグナル sig によって割り込まれた後、再実行の際の振る舞いを変更する。
flag 引数が偽 (0) ならば、システムコールが指定した シグナル sig によって割り込まれた後に、そのシステムコールは
再実行される。これは Linux においてデフォルトの動作である。
flag 引数が真 (1) でデータの転送が全く行なわれていないならば、 シグナル sig でシステムコールは中断されて、-1 が返され、
errno に EINTR が設定される。
flag 引数が真 (1) でデータの転送が開始されていれば、 システムコールは中断され、それまでに実際に転送されたデータ の量が返される。
 
返り値
siginterrupt()  関数は成功した場合 0 を返す。 シグナル番号 sig が不正な場合、 -1 を返し、 errno
にエラーの原因を示す値を設定する。
 
エラー
- EINVAL
 - 
指定したシグナル番号が不正である。
 
 
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
| インターフェース | 属性 | 値
  | 
| 
siginterrupt()
 | Thread safety | MT-Unsafe const:sigintr
  | 
 
準拠
4.3BSD, POSIX.1-2001.  POSIX.1-2008 は、 siginterrupt()  を廃止予定としている。 代わりに、
sigaction(2)  に SA_RESTART フラグを指定して使うことを推奨している。
 
関連項目
signal(2)
 
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
 Index
- 名前
 - 
 - 書式
 - 
 - 説明
 - 
 - 返り値
 - 
 - エラー
 - 
 - 属性
 - 
 - 準拠
 - 
 - 関連項目
 - 
 - この文書について
 - 
 
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