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Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
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名前
opendir, fdopendir - ディレクトリをオープンする
書式
#include <sys/types.h>
#include <dirent.h>
DIR *opendir(const char *name);
DIR *fdopendir(int fd);
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
fdopendir():
-
- glibc 2.10 以降:
-
_POSIX_C_SOURCE >= 200809L
- glibc 2.10 より前:
-
_GNU_SOURCE
説明
opendir() 関数は、ディレクトリ name
に対応するディレクトリストリームをオープンし、そのストリームへのポインターを返す。ストリームの位置はディレクトリの先頭のエントリーに設定される。
fdopendir() 関数は opendir() と同様だが、オープン済みのファイルディスクリプター fd
により参照されるディレクトリに対するディレクトリストリームを返す。 fdopendir() の呼び出しが成功した後は、 fd
は実装の内部で使用される。アプリケーションは fd を他の場面で使用すべきではない。
返り値
関数 opendir() と fdopendir() はディレクトリストリームへのポインターを返す。 エラーの場合は、NULL が返り、
errno が適切に設定される。
エラー
- EACCES
-
アクセス権限がない。
- EBADF
-
fd が読み出し用にオープンされた、有効なファイルディスクリプターではない。
- EMFILE
-
オープンされたファイルディスクリプター数がプロセス単位の上限に達している。
- ENFILE
-
オープンされたファイルの総数がシステム全体の上限に達している。
- ENOENT
-
ディレクトリが存在しないか、または name が空文字列である。
- ENOMEM
-
操作を完了するのに十分なメモリーがない。
- ENOTDIR
-
name はディレクトリではない。
バージョン
fdopendir() は glibc 2.4 以降で利用可能である。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値
|
opendir(),
fdopendir()
| Thread safety | MT-Safe
|
準拠
opendir() は SVr4 と 4.3BSD に存在し、 POSIX.1-2001 で規定されている。 fdopendir() は
POSIX.1-2008 で規定されている。
注意
ファイル名エントリーをディレクトリストリームから読み込むには readdir(3) を使用する。
ディレクトリストリームに対応するファイルディスクリプターは dirfd(3) を使用して取得できる。
opendir() 関数は、 DIR * に対応するファイルディスクリプターの close-on-exec フラグを設定する。
fdopendir() 関数は、ファイルディスクリプターの close-on-exec フラグの設定を変更しない。 fdopendir()
の呼び出しが成功した際に、ファイルディスクリプター fd の close-on-exec を設定するかどうかは、 POSIX.1-200x
では規定されていない。
関連項目
open(2), closedir(3), dirfd(3), readdir(3), rewinddir(3),
scandir(3), seekdir(3), telldir(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
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- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- バージョン
-
- 属性
-
- 準拠
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- 注意
-
- 関連項目
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- この文書について
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