HYPOT
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
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名前
hypot, hypotf, hypotl - ユークリッド距離関数
書式
#include <math.h>
double hypot(double x, double y);
float hypotf(float x, float y);
long double hypotl(long double x, long double y);
-lm でリンクする。
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
hypot():
-
_ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
|| _XOPEN_SOURCE
|| /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
|| /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
hypotf(), hypotl():
-
_ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
|| /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
|| /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
説明
これらの関数は sqrt(x*x+y*y) の値を返す。 これは 直角を挟む 2 辺の長さが x と y
である直角三角形の斜辺の長さ、 すなわち、原点と点 (x,y) との距離である。
計算の中間ステップでは、必要以上のオーバーフローやアンダーフローが 起きないようにして計算が実行される。
返り値
成功すると、これらの関数は、 直角を挟む 2 辺の長さが x と y である直角三角形の斜辺の長さを返す。
x か y が無限大の場合、正の無限大が返される。
x か y の一方が NaN で、もう一方が無限大でない場合、 NaN が返される。
結果がオーバーフローする場合、範囲エラー (range error) が発生し、 各関数はそれぞれ HUGE_VAL, HUGE_VALF,
HUGE_VALL を返す。
両方の引数が非正規化数 (subnormal) で、結果も非正規化数 (subnormal) の場合、 範囲エラーが発生し、正しい結果が返される。
エラー
これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を参照のこと。
以下のエラーが発生する可能性がある。
- 範囲エラー (range error): 結果のオーバーフロー
-
errno に ERANGE が設定される。 オーバーフロー浮動小数点例外 (FE_OVERFLOW) が上がる。
- 範囲エラー (range error): 結果のアンダーフロー
-
アンダーフロー浮動小数点例外 (FE_UNDERFLOW) が上がる。
-
これらの関数は、この場合に errno を設定しない。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値
|
hypot(),
hypotf(),
hypotl()
| Thread safety | MT-Safe
|
準拠
C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.
double 版の関数は SVr4, 4.3BSD にも準拠している。
関連項目
cabs(3), sqrt(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
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- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- 属性
-
- 準拠
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- 関連項目
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- この文書について
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