GETPW
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
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名前
getpw - パスワード行エントリーを取得する
書式
#define _GNU_SOURCE /* feature_test_macros(7) 参照 */
#include <sys/types.h>
#include <pwd.h>
int getpw(uid_t uid, char *buf);
説明
getpw() 関数は、バッファー buf に指定ユーザー ID uid の パスワード行エントリーを取得する。
返されるバッファーは、以下の形式の行を含む。
name:passwd:uid:gid:gecos:dir:shell
passwd 構造体は、<pwd.h> で以下のように定義されている:
struct passwd {
char *pw_name; /* ユーザー名 */
char *pw_passwd; /* ユーザーのパスワード */
uid_t pw_uid; /* ユーザー ID */
gid_t pw_gid; /* グループ ID */
char *pw_gecos; /* ユーザー情報 */
char *pw_dir; /* ホームディレクトリ */
char *pw_shell; /* シェルプログラム */
};
この構造体のフィールドの詳細は passwd(5) を参照のこと。
返り値
getpw() 関数は、成功した場合 0 を返す; エラーが発生した場合 -1 を返し、エラーを 示すために errno がセットされる。
uid がパスワードデータベースに見つからない場合、 getpw() は -1 を返し、 errno に 0 を設定し、 buf
は変更しない。
エラー
- 0 または ENOENT
-
uid に対応するユーザーがいない。
- EINVAL
-
buf が NULL。
- ENOMEM
-
passwd 構造体に割り当てるメモリーが十分なかった。
ファイル
- /etc/passwd
-
パスワードデータベースファイル
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値
|
getpw()
| Thread safety | MT-Safe locale
|
準拠
SVr2
バグ
getpw() 関数は、与えられたバッファー buf がオーバーフローするかもしれないので危険である。 この関数は
getpwuid(3) によって古いものとなった。
関連項目
endpwent(3), fgetpwent(3), getpwent(3), getpwnam(3),
getpwuid(3), putpwent(3), setpwent(3), passwd(5)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- ファイル
-
- 属性
-
- 準拠
-
- バグ
-
- 関連項目
-
- この文書について
-
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