FREXP
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2020-06-09
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名前
frexp, frexpf, frexpl - 浮動小数点実数を小数成分と整数成分に変換する
書式
#include <math.h>
double frexp(double x, int *exp);
float frexpf(float x, int *exp);
long double frexpl(long double x, int *exp);
-lm でリンクする。
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
frexpf(), frexpl():
-
_ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
|| /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
|| /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
説明
これらの関数は浮動小数点実数 x を正規化小数と指数に分解し、 指数を *exp に格納する。
返り値
これらの関数は正規化小数を返す。 引数 x がゼロでない場合、この正規化小数は x に 2 の累乗を乗じたものであり、その絶対値は 常に
1/2 以上 1 未満、つまり [0.5,1) となる。
x がゼロの場合、正規化小数はゼロになり *exp にはゼロが格納される。
x が NaN の場合、NaN が返される。 *exp の値は不定である。
x が正の無限大 (負の無限大) の場合、 正の無限大 (負の無限大) が返される。 *exp の値は不定である。
エラー
エラーは発生しない。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値
|
frexp(),
frexpf(),
frexpl()
| Thread safety | MT-Safe
|
準拠
C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.
double 版の関数は SVr4, 4.3BSD, C89 にも準拠している。
例
このプログラムを実行すると以下のような結果となる:
$ ./a.out 2560
frexp(2560, &e) = 0.625: 0.625 * 2ha12 = 2560
$ ./a.out -4
frexp(-4, &e) = -0.5: -0.5 * 2ha3 = -4
プログラムのソース
#include <math.h>
#include <float.h>
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
int
main(int argc, char *argv[])
{
double x, r;
int exp;
x = strtod(argv[1], NULL);
r = frexp(x, &exp);
printf("frexp(%g, &e) = %g: %g * %dha%d = %g\n",
x, r, r, FLT_RADIX, exp, x);
exit(EXIT_SUCCESS);
}
関連項目
ldexp(3), modf(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- 属性
-
- 準拠
-
- 例
-
- プログラムのソース
-
- 関連項目
-
- この文書について
-
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