CATGETS
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2019-03-06
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名前
catgets - メッセージカタログからメッセージを取り出す
 
書式
#include <nl_types.h>
char *catgets(nl_catd catalog, int set_number, int message_number,
              const char *message);
 
説明
catgets()  は catalog で指定されたメッセージカタログから、 セット set_number のメッセージ
message_number を読み取る。 catalog は、 catopen(3)  の呼び出しによって得られたカタログ
ディスクリプターを指定する。 4番目の引数 message は、指定のメッセージカタログが現在利用できない 場合に catgets()
が返すデフォルトのメッセージを指す。 メッセージテキストは内部のバッファー領域に格納されており、
保存や変更を行う場合にはアプリケーション側でコピーする必要がある。 返される文字列は常にヌルバイト ('\0') で終端される。
 
返り値
成功した場合、 catgets()  は内部のバッファー領域へのポインターを返す。 ここにはヌル文字で終端されたメッセージ文字列が格納されている。
失敗した場合は message を返す。
 
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
| インターフェース | 属性 | 値
  | 
| 
catgets()
 | Thread safety | MT-Safe
  | 
 
準拠
POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.
 
注意
catgets() 関数は libc.so.4.4.4c 以降でしか使えない。 Jan 1987 X/Open Portability Guide
では、エラーの時に 返される値により微妙な指定をしている。 catalog で指定されたメッセージカタログが利用できない場合は
message を返し、一方メッセージカタログはあるが指定したメッセージがない場合は 空の文字列が返される。 SUSv2
ではこの二種類のエラーリターンは廃止され、 常に message を返すことにしたようである。
 
関連項目
catopen(3), setlocale(3)
 
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
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- 名前
 - 
 - 書式
 - 
 - 説明
 - 
 - 返り値
 - 
 - 属性
 - 
 - 準拠
 - 
 - 注意
 - 
 - 関連項目
 - 
 - この文書について
 - 
 
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