CARG
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
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名前
carg, cargf, cargl - 複素数の偏角を計算する
 
書式
#include <complex.h>
double carg(double complex z);
float cargf(float complex z);
long double cargl(long double complex z);
-lm でリンクする。
 
説明
これらの関数は、 z の複素引数 (位相角とも呼ばれる) を計算する。実軸の負の部分に沿って分枝切断 (branch cut) がある)。
複素数は 2つの実数値からなる座標で表すことができる。 直交座標を使うと、以下のように書くことができる。
    z = x + I * y
ここで、x = creal(z), y = cimag(z) である。
また、極座標を使うと、以下のように書くことができる。
    z = r * cexp(I * a)
ここで、 r = cabs(z) は「半径」、「係数」であり、 z の絶対値である。 a = carg(z)
は「位相角」であり、 z の偏角である。
次の関係が成立する:
    tan(carg(z)) = cimag(z) / creal(z)
 
返り値
返り値は [-pi,pi] の範囲である。
 
バージョン
これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。
 
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
| インターフェース | 属性 | 値
  | 
| 
carg(),
cargf(),
cargl()
 | Thread safety | MT-Safe
  | 
 
準拠
C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.
 
関連項目
cabs(3), complex(7)
 
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
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- 名前
 - 
 - 書式
 - 
 - 説明
 - 
 - 返り値
 - 
 - バージョン
 - 
 - 属性
 - 
 - 準拠
 - 
 - 関連項目
 - 
 - この文書について
 - 
 
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