DD

Section: FSF (1)
Updated: November 1998
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名前

dd - ファイルの変換およびコピー  

書式

dd [オプション]...  

説明

オプションに従って変換や書式設定を行い、ファイルをコピーする。

bs=BYTES
強制的に、ibs=BYTES 且つ obs=BYTES とする。
cbs=BYTES
一度に、BYTESバイト変換する。
conv=KEYWORDS
カンマで区切ったキーワードリスト(KEYWORDS)に従って変換する。
count=BLOCKS
BLOCKS個の入力ブロックだけをコピーする。
ibs=BYTES
一度に、BYTESバイト読み込む。
if=FILE
標準入力の代わりに、FILEから読み込む。
obs=BYTES
一度に、BYTESバイト書き込む。
of=FILE
標準出力の代わりに、FILEへ書き込む
seek=BLOCKS
出力開始位置をobsで指定されたBLOCKSブロック分進める。
skip=BLOCKS
入力開始位置をibsで指定されたBLOCKSブロック分進める。
--help
使用方法を表示して正常終了する。
--version
バージョン情報を出力して正常終了する。

サイズの指定(BYTES)には、次に示す単位記号を付加することができる: c 1, w 2, b 512, kD 1000, k 1024, MD 1,000,000, M 1,048,576, GD 1,000,000,000, G 1,073,741,824, TD 10^12(10の12乗), T 2^40(2の40乗), PD 10^15, P 2^50, ED 10^18, E 2^60, ZD 10^21, Z 2^70, YD 10^24, Y 2^80。 単位記号を付けた場合、 サイズの指定(BYTES)は単位記号の示す数を乗じた値となる。 (訳注: また、2つ以上の数字を x でつないだ物を積の意味で使用できる。 xM は M と同じ意味。例えば、1xM は 1M と同じ。2x3x4b は 24b と同じ。)

キーワードリスト(KEYWORDS)には次のシンボルを指定できる:
ascii
EBCDICからASCIIに変換する。
ebcdic
ASCIIからEBCDICに変換する。
ibm
ASCIIから別の(IBMの)EBCDICに変換する。
block
改行(newline)で区切られた可変長レコードを、 cbsで指定された長さの固定長レコードに変換する。足りない分は空白で埋める。
unblock
cbsで指定された長さの固定長レコードを、後ろに埋められている空白を除去して、 改行(newline)を付加した可変長レコードに変換する。
lcase
大文字を小文字に変換する。
notrunc
出力ファイルを丸めない。
ucase
小文字を大文字に変換する。
swab
入力バイトの全ての(訳註:2バイトずつの)ペアを入れ換える。
noerror
読み込みエラーが発生しても継続する。
sync
全ての入力ブロックがibsで指定されたブロック・サイズとなるようにNULで埋める。
 

バグレポート

バグレポートは<bug-fileutils@gnu.org>へ。  

関連項目

dd の完全なドキュメントはinfoマニュアルとしてメンテナンスされている。 infodd が正しくインストールされていれば、次のコマンド
info dd

で完全なマニュアルを参照することができる。


 

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