runtest
Section: User Commands (1)
Updated: 2018-12-01
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名前
runtest - DejaGnu テストドライバー
書式
runtest [OPTION]...
説明
DejaGnu は Expect を利用したプログラムテストのためのフレームワークです。 runtest は DejaGnu
におけるドライバープログラムです。 これは実行するテストと、 その実行方法を制御します。
オプション
- --all, -a
-
テスト結果をすべて出力します。 デフォルトでは、 期待どおりではない結果が出力されます。
- --build TRIPLET
-
ビルドシステムにおける TRIPLET を設定します。
- --debug
-
Expect の内部的なデバッグ出力をオンにします。 処理結果は dbg.log というファイルにログ出力されます。
- --directory DIRECTORY
-
指定された DIRECTORY に対してのみテストが実行されます。
- --global_init NAME
-
libdir にあるグローバルな初期化ファイルに用いる NAME を指定します。 このオプションが指定されなかった場合のデフォルトは
site.exp です。
- --help
-
使用方法に関するメッセージを表示して終了します。
- --host TRIPLET
-
ホストシステムにおける TRIPLET を設定します。
- --host_board NAME
-
利用するホストボード (host board) を定義します。
- --ignore test1.exp test2.exp ...
-
指定するテストを実行しません。
- --local_init NAME
-
カレントディレクトリと objdir の両方にある、 テストスイート用のローカル初期化ファイルに用いる NAME を指定します。
このオプションが指定されなかった場合のデフォルトは site.exp です。
- --log_dialog
-
Expect による出力を標準出力に書き出します。
- --mail 'name1 name2 ...'
-
テスト結果を受け取るメールアドレスを指定します。
- --objdir PATH
-
PATH には、 コンパイル済のテストコードを含むディレクトリを指定します。
- --outdir DIRECTORY
-
テストログ結果を出力する DIRECTORY 名を指定します。
- --reboot
-
runtest が初期化を行う際に (対応していれば)、 ターゲットボードを再起動します。
- --srcdir PATH
-
PATH には、 テストディレクトリを指定します。
- --strace N
-
Expect の内部トレースレベルを N まで上げます。 処理結果は dbg.log というファイルにログ出力されます。
- --target TRIPLET
-
ターゲットの TRIPLET を設定します。
- --target_board NAME
-
テスト実行するターゲットボードの NAME 一覧を設定します。
- --tool TOOLNAME
-
テストされるツールを指定します。 TOOLNAME は、 適用されるテストスイートおよび関連初期化モジュールを制御します。
- --tool_exec PATH
-
テストする実行ファイルへのパスを指定します。
- --tool_opts OPTIONS
-
ツールに受け渡す追加の OPTIONS を指定します。
- -v, --verbose
-
テストケースや DejaGnu ユーティリティーコードから、 詳細なデバッグ出力を行うようにします。 複数指定すれば、 より詳細な出力が得られます。
- -V, --version
-
DejaGNU, Expect, Tcl のバージョンを表示します。
- -x, --xml
-
XML 出力を生成します。 出力ファイル名は、 ツール名に拡張子 .xml をつけたものになります。
- -D[number]
-
Tcl デバッガーを有効にします。 number には 1 か 0 を指定します。 これが 1 の場合、 Expect
シェルは起動後にブレークします。 インタラプトキー (interrupt key) を入力すれば、 DejaGnu のデバッガープロンプトになります。
0 の場合は DejaGnu が普通に起動しますが、 Control-C を入力すればデバッガープロンプトになります。
- コマンドラインからファイル名を指定すると、
-
それが実行するテスト名になります。 普通はテストスクリプトの名前とします (たとえば foo.exp)。
Makefile 風の変数を使って、 ツール名やそれに対するフラグを指定することができます。 こういった指定やその他の構成に依存する値は、
設定の際に生成され、 ファイル site.exp に保存されます。
終了ステータス
- 0
-
失敗が想定されているテスト、 あるいは対応していないテストを含めた、 すべてのテストが成功した場合。
- 1
-
テストに失敗した場合、 期待どおりにならなかった場合、 未解決の場合。
- 2
-
テストスクリプト内において Expect が何らかのエラーとなった場合。
著者
Rob Savoye (rob@welcomehome.org)
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著作権
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the GNU General Public License
<http://www.gnu.org/licenses/gpl.html>. There is NO WARRANTY, to
the extent permitted by law.
関連項目
DejaGnu の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。 info
プログラムが適切にインストールされていれば、 以下のコマンド
-
info dejagnu
を実行して完全なマニュアルを参照できます。
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- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- オプション
-
- 終了ステータス
-
- 著者
-
- バグ報告
-
- 著作権
-
- 関連項目
-
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