付録 2: sound.properties ファイル
Java Sound 設定ファイル sound.properties は、javax.sound.sampled.AudioSystem と javax.sound.midi.MidiSystem のデフォルトのサービスプロバイダを指定するために使用します。
プロパティーキー
次のキーは、AudioSystem メソッドによって認識されます。
javax.sound.sampled.Clip
javax.sound.sampled.Port
javax.sound.sampled.SourceDataLine
javax.sound.sampled.TargetDataLine
次のキーは、MidiSystem メソッドによって認識されます。
javax.sound.midi.Sequencer
javax.sound.midi.Synthesizer
javax.sound.midi.Transmitter
javax.sound.midi.Receiver
これらの値には、サービスプロバイダの完全なクラス名またはデバイス名 (あるいはその両方) を指定します。
Sun の実装では、sound.properties は $JAVAHOME/jre/lib にあります。
詳細は、AudioSystem と MidiSystem のクラスの説明を参照してください。
例
MyDeviceProvider を SourceDataLine ラインのデフォルトとして使用するには、次のキーを設定します。
javax.sound.sampled.SourceDataLine=com.xyz.MyDeviceProvider
デフォルトの Synthesizer をその名前 InternalSynth によって指定するには、次のキーを設定します。
javax.sound.midi.Synthesizer=#InternalSynth
デフォルトの Receiver をプロバイダと名前によって指定するには、次のキーを設定します。
javax.sound.midi.Receiver=com.sun.media.sound.MidiProvider#SunMIDI1