オブジェクト直列化は、オブジェクトとそこから到達可能なオブジェクトをバイトストリームにエンコードします。また、そのストリームからオブジェクトグラフの補足的な再構築を行います。直列化は、簡易な永続性の実現や、ソケットや Java Remote Method Invocation (Java RMI) による通信のために使用されます。オブジェクトのデフォルトのエンコードでは、private と transient のデータが保護され、クラスの展開がサポートされます。クラスは、独自の外部エンコードを実装することができるため、外部フォーマットについては単独で責任を持ちます。
新しく、オブジェクトの直列化されたデータを、クラスのフィールドごとに個別に指定するための API が追加されました。また、既存のプロトコルを使って、直列化されたデータフィールドをストリームから読み込んだり、ストリームに書き込んだりすることにより、デフォルトの読み込み/書き込みメカニズムとの互換性を保証することも可能になりました。