Rich Internet Application の開発および配備 > RIA の転用の防止
目次
次の JAR ファイルマニフェストの属性は、承認されていないコードの転用から RIA を守るために JDK 7u25 リリースで導入されました。
Permissions 属性 - RIA が意図したアクセス権のレベルをリクエストしていることを確認します。
この属性が存在しない場合は、攻撃者が、証明書で署名されているアプリケーションを再配備したり、異なる特権レベルでそのアプリケーションを実行したりすることで、ユーザーにつけ込む可能性があります。
Codebase 属性 - RIA が意図した場所から実行されることを確認します。
Codebase 属性でセキュアなサーバー (HTTPS など) を指定しない場合は、コードが Man-in-the-Middle (MITM) 攻撃スキームで悪用される可能性があるという多少のリスクが生じます。
セキュリティーサンドボックス内で実行され、https://example.com
からアクセスされると予想される RIA がある場合は、次の属性をマニフェストに追加します。
Permissions: sandbox Codebase: https://example.com
その RIA が example.backup.com:8080
からも利用できる場合は、Codebase
属性で両方のドメインを含めます。
Codebase: https://example.com example.backup.com:8080
利用できるほかのマニフェスト属性については、「JAR ファイルマニフェストの属性」を参照してください。
JAR マニフェストファイルに属性を追加する方法については、Java チュートリアルの「Modifying a Manifest File」を参照してください。