JMX 実装のトレースは、Java SE ロギング機能 (java.util.logging パッケージ内のクラスによって提供) に基づいています。JMX 実装では、ロガーセットを使用してトレースを送信します。すべてのロガーは、すべての public JMX インタフェースをホストするルートパケット名に対応した javax.management 名前空間に含まれます。
次のリストは、実装に使用されるロガーオブジェクトとそれに対応する動作カテゴリを示しています。
ロガー名: | ログ記録される情報 |
javax.management.mbeanserver | MBean サーバーに関する情報 |
javax.management.mlet | MLet サービスから得られる情報 |
javax.management.monitor | モニターから得られる情報 |
javax.management.timer | タイマーから得られる情報 |
javax.management.notification | 通知メカニズムから得られる情報 |
javax.management.relation | 関係サービスから得られる情報 |
javax.management.modelmbean | Model MBean コンポーネントから得られる情報 |
javax.management.misc | ほかのクラスから送られる情報。 |
javax.management.remote.rmi | RMI コネクタから得られる情報。 |
javax.management.remote.misc | ほかの JMX Remote API クラスから送られる情報。 |
JMX では次のログレベルが使用されます。
JMX のログレベル: | 説明 |
Level.FINEST | デバッグトレースの出力に使用 (JMX 実装の診断に有効) |
Level.FINER | 情報トレースの出力に使用 |
Level.SEVERE | エラー状態の通知に使用 |